フランツのアパートがあるKungsholmenは、地下鉄でいうと中央駅の隣の駅にあたります。
つまり、ストックホルムの中心に程近いというわけです。
先にも述べましたが、アカデミー賞、じゃなかったノーベル賞授賞式?の晩餐会?が行われる市庁舎も近所にあります。

閑静な住宅街のため、夜は人気がありません。
ニルスが住んでいるSo:dermalmは、ヒップなヤングが集まるエリアで、夜でも比較的人が歩いています。
ベルリンで言うところのPrenzlauer Bergみたいなとこです。私の住んでるところです。
東京で言うところの中目黒みたいなところです。

しかし、ベルリンに比べたら夜は静かです。
特にKungsholmenは、全く人が歩いていません。
中央駅から5分のところがこんなにからっぽだなんて普通じゃない、とニルスは言っておりました。

普通かどうかはわかりませんが、確かに人気が全く無い。
週末でもちらほら歩いているくらいで、しんみりしています。

ニルスによると、ストックホルムの警官の数は年々減っていっているそうです。予算が無いから。
私にしてみれば、こんな人気の無い街に警官なんてそんなに要らないでしょと思うのですが、彼の理論としては、予算が無い→警官が減る→治安が悪くなっている、ということらしい。
週末の夜に地下鉄に乗ったらホームに大量の警官がいて、週末だからかなと思ったら「なにか事件が無い限り警官は来ない」とニルスは言っておりました。

本当かどうかわかりませんが。

しかしたしかに夜は人気が無く通りも暗いので、むしろベルリンよりは物騒な感じがします。
ニルスも強盗に遭ったことがあるそうです。

ニルスとニルスパパと、酔っ払いについて話したことがあります。
スウェーデン人にとって、酔っ払ってその辺でリバースしたり立ちションすることがかっこいいんですって。
「悪ぶる」ことがかっこいいと思われているんですって。

だから土日の朝、バーの前の通りはすごく汚いし、地下鉄もすごく汚れてるんですって。
汚れ具合はベルリンも大して変わらんと思うけど。

ヨーロッパでは、お行儀のよいお国柄といわれるスウェーデン人ですが、そんな彼らはひとたび酒を飲むとアグレッシブになるそうです。
酔っ払ってケンカする=カッコイイと考える人が多く、ほとんどの酔っ払いがアグレッシブだと言っていました。

ユゥエルとフィデルマがベルリンからストックホルムに遊びに来たときも、酔っ払いがフィデルマにずいぶんと汚い言葉をかけてきたそうです。
彼女は1年間ベルリンに住んでたのですが、ベルリンでそんな目に遭ったことは一度もないのに、ストックホルムではじめてそういう酔っ払いに遭遇したそうです。

確かにベルリンでは、地下鉄の中でも普通にビールを飲みます。
ビールを飲んでてもダレも変な目で見ません。日本からすれば、というかドイツ以外の国からすれば電車の中でビールを飲む=アル中のイメージからおっかない感じがしますが、全然そんなことありません。変な人もいるけど。
でも同じようにビールを飲んでいる人がいたら、「かんぱーい!よい夜を!」と声を掛け合ったりします。

ベルリンにはストックホルムの何倍も酒飲みがいますが、結構みんなフレンドリーです。

夜中までバーが開いていて明かりがともっている通りを選んで行くこともできます。
ストックホルムのバーやクラブは、3時で閉店しなければならないんだって。だから夜中は道が真っ暗、もちろん人気も無いから物騒だというわけです。

比較的のんびりした国と思っていたスウェーデンですが、なんだかそうでもないようです。
普段お行儀のよい優等生も、酔っ払うと何をしでかすかわからないみたいです。

なんかそういうところ、日本人に似てるわね。
行儀がいいって言っても、イタリア人やドイツ人と比べてだから日本人や韓国人と比べたら全然行儀良くないけどさ。

ま、それはともかく、果たしてストックホルムは本当に住みにくい街であり、ベルリンはドコよりも快適な街なのかしら?
確かにストックホルムの物価は高いし夜は物騒かもしれません。
ベルリンは何でも安いし、みんなフレンドリーです。

でもそれは、そういうベルリンに憧れる、というかベルリンのよいところを満喫したニルスの視点であり、すべてのスウェーデン人が同じように考えているかどうかはわかりません。

でも多くのスウェーデン人アーティストがベルリンを目指しているのも事実です。
ベルリンへ行くこと、ベルリンで何か成し遂げることがクールなんですって。

私には、東京に憧れる地方の青少年の感覚と同じなのではないかという気がします。

しかし私は東京生まれの東京育ちであり現在ベルリン在住なので、彼らの目に映るベルリンがどんなものなのかはわかりません。

ヤハリここはひとつ、ストックホルムで暮らさねばなりませんな。
オスカーったって、外国語部門ですが。受賞はしてませんが。
前に見た「EVIL」の監督、ミカエル・ハフストームがニルス一家と友人で、こないだニルスんちにやってきました。
基本的にはロンドンに住んでるのですが、ストックホルムに来たから立ち寄ったそうです。

諸評によると←この作品において監督はあまり重要ではないようですが。

前にも言ったと思いますが、ニルスの一家の友人にはスウェーデンで活躍するアーティストの知り合いがとても多い。
この映画監督もそうですが、避暑地の隣人がH&Mのトップデザイナーだとか、アパートの隣人が陶芸家で街中の陶器屋にその作品がならんでたり、GANTというブランドのデザイナーも知り合いらしく、また別のスウェーデン映画監督兄弟も知り合いだそうで、こないだTVの映画評論番組に出てるのを一緒に見てました。
↑この映画のプレミアにニルスたちも行ったそうで、ジェニファー・アニストンとクライヴ・オーウェンに会ったよと言ってました。「ナイスガイだった」って言ってた。へー。

で、やってきた映画監督の話に戻ります。
ミカエルは友人なのかと思ったら、彼が子供の頃からの知り合いだそうで、一時このアパートに一緒に住んでたこともあるそうです。一体全体どんなつながりでそういうことになるのかよくわかりませんが、映画監督の友人というよりは、友人が映画監督になったってとこですかね。

ミカエルと娘のエマと友人のケリーがやってきました。
お茶を飲んでお菓子を食べて、英語やらスウェーデン語やらが飛び交っておりました。
話題は、最近奥歯を抜いたとかロンドンで部屋探ししてるとかそんな感じ。あとはスウェーデン語でよくわかりません。

私やニルスはタダ座ってるだけでありました。
だんだん疲れてきたので、エマとスティナと一緒に折り紙をしてました。

とにかく英語がヘタクソでやんなっちゃいます。
基本的にニルス以外の人とは英語を使わなければならないのですが、単語も出てこないし文法もめちゃくちゃだし、ゲンナリです。
ミカエルに「ニルスとはドイツ語でしゃべるの?」と聞かれたのでハイと答えたのですが、「今彼のドイツ語はめちゃくちゃで、私の英語もめちゃくちゃなのでコミュニケーションが大変です」と付け加えたらニルスが「僕のドイツ語は君の英語ほどめちゃくちゃじゃない!」と言われました。

ゴモットモ。

や、でも文法の間違いをいちいち指摘してないだけで、結構めちゃくちゃよ?君も。

ま、でも笑いが取れたからいいってことで。

でもちょっとへこんだわよ。
やっぱ英語ヘタクソなんだわ。
トホホ。
ドイツに住んでる割にはドイツ語上達してないし。そこんところをニルスに指摘されてちょっとへこんだ。

月末からがんばります。
ここ最近ずーっとイケメンイケメン言ってますが、
あくまで自分の美意識を通じて「イケメン」と思うだけであり、万人に受け入れられる感覚ではないと思っております。

前にサヤカに、スウェーデン代表の写真を見せたときにソッコーで意見が食い違いました。
ちなみにその写真は今日本のケータイの壁紙にしております。いい写真なのよー。

そもそもイケメンとはどんな人物を差しているのかが、活字では全く伝わりません。
しかし、私の中のイケメンの定義などありません。
パッと見た瞬間に「あ!かっこいい!」と思うか思わないか、それだけです。

イケメンてそうでしょ?
そうだよね?

そうです。そういうことなのです。

みんなに言われますが、私は面食いです。
甘いマスク大好き!

さて、その「あ!かっこいい!」と思う瞬間は、ストックホルムがダントツに多い。
ヨーロッパ各国の首都を旅してきましたが、ストックホルムほどイケメンの多い街はありませんでした。

ストライクゾーンてことですね。

いやでもねー、こればっかりは私だけじゃないと思うのよ。
どれぐらいイケメンが溢れかえっているかというと、
ホテルのエントランスの前でタクシーを呼んだり荷物を降ろしたりする係(あれはベルボーイって言うの?)がオーランド・ブルーム似だったり、ツーリストインフォメーション併設の両替屋のお兄さんがアッシュトン・クッチャー似だったり、塗装屋のおじさんがキーファー・サザーランド似だったりとかです。

わかってきた?

みんなかっこいいから、それは「かっこいい」のではなく「普通」なのよ。
イケメンてさ、普通の人たちの中にいるかっこいい人じゃないですか。「かっこいい」の定義は個人差があるとしても、「普通の人たちの中のかっこいい人」であることには変わりないでしょ。

でも、その普通の人たちがみんなかっこいいから、実際のところはその中からさらにかっこいい人を指してイケメンと呼ばなければならないわけですよ。

しかしもう私の審美眼では、かっこいい人の中からイケメンを探し出すのは不可能です。

イケアの皿の間にリンドベリ(スウェーデンの有名デザイナー)が混ざっていたとして、それを見分けることができますかと聞かれたら出来ません。

そんなわけで、ストックホルムで車を運転することだけはやめておこうと思います。わき見しまくりで危ないもの。

そういった法則はもちろん女子にも当てはまるわけです。
なんでカフェでバイトしてんのってくらいかわいい子がたくさんいます。でもかわいい子がたくさんいるからさらにその上を行かないと芸能人にはなれないんだろうなぁ。

昔のアサヤンみたいな番組やってたけど、なんかみんなパンクだったりゴスだったりしてた。

やっぱりみんなブロンドブルーアイズ細身だから、それだけじゃのしあがれないんだね。

さてステキなのは顔だけでなく、服装もホントーにおしゃれです。
やり過ぎないおしゃれ。これも活字では伝わりませんが。

あるカフェで見かけた男の子は、スーパーマリオのTシャツ着てて、首に赤のスカーフ巻いてたもん。白金を歩いてるゴールデンレトリバーみたいな感じ。シャツは水色なの。マリオのプリントがしてあるの。

すごいかわいいのよそれが。
日本人がやったらそれこそ「いぬマリオ?」ってなっちゃってすごく難しいと思うんだけど、そこはやっぱり人種の強みで、かわいくなるのよね。

ドイツみたく妙なパンクやゴスが溢れてたりしないし(いないわけではない)、イヤミなオシャレも見かけない。
ミドルエイジのスーツ姿なんかもねー、紫のネクタイとかが似合うんだよーノルディックはいいよねー

本当に、老若男女Cheap MondayかACNEのジーンズを履いてます。
リーバイスが無いわけじゃないのにね。
ニルスは相変わらず、2つはサイズがでかいんじゃないのってくらいブカブカのACNEを履いてました。
新しく買ったのですが、前と同じデザインのを買ったんだって。とてもいい色でした。
彼はとても痩せ型で、それを気にしているらしく、真夏のどんな暑い日でもTシャツを重ね着してたし、スリムジーンズは絶対に履きません。
そういう人もいるのね。

スウェーデンブランドといえば、H&Mがドイツより種類が豊富だったような気がする。
H&Mで事足りるよなーあれ。
もちろん他にも地元オシャレブランドはたくさんあるし海外ブランドのお店もたくさんあるんだけど、H&Mで洋服買って、残りのお金はバカンスにまわしましょ、という人のほうが多いんじゃないかしらね?

H&Mだって全然かわいいし。

というわけでCheap Mondayでジーンズ1本、H&Mでニットとスカートを買いました。
ジーンズが400kr、H&Mがあわせて500krです。
むふ。H&Mクラブに加入していたらいつでも10%オフです。
私はスウェーデンに住んでないから加入しませんが。

ジーンズは裾をあげてもらえました。月曜日に買ったら「金曜日に出来る」といわれました。金曜の昼前に行ったら「あと1時間くらいかかるからランチの後に来て」といわれました。

蕎麦屋かっ!
ストックホルムの空港に着いたときから、耳に入ってくるのは主にスウェーデン語です。

ああ!ステキ!
iPODを持っていきましたが、ほとんど使いませんでした。音楽よりもスウェーデン語を聴きたかったので。

抑揚溢れるメロディアスな響きが耳に心地いい!

今のところはまだまだ何を言っているのか全くわからないので。

しかし、せっかく習ったのに使わないのはもったいない。
というわけで、両替・カフェではスウェーデン語を使いました。

使わないと上達しないんだけど、
使うと向こうもスウェーデン語で話してくるのが問題よね。
何言ってるのかわかんないんだもん。

一度はカフェでなんか聞かれて、わかんないからハイと答えてみた。メモに「m/s」って書いてて、なんだろーあれと思ってたら、コーヒーにお砂糖はお付けしますかと聞いてたらしく、砂糖とミルクがついてきた。
「m/s」→med socker(with suger)のことだったようです。

なるほどねー。
でも問いかけは全く聞き取れなかったので意味なし。

別のカフェでも何言ってるのかわからずイイエと答えてみたら、「twenty-nine」といわれました。
あ、金額だったのか。
数字の聞き取りはだいぶ出来るようになったけど、まだまだ100%ではありません。当たり前。

ニルスとは時間の言い方だけスウェーデン語でしゃべりました。数字のおべんきょです。
数字って大事だと思うのよ。

おうちでテレビを見てるときは、全く意味がわからないけれどぼーっと見てました。耳に心地よいので。
でも字幕だと結構わかるんですよこれが。
一度、デンマーク語のドラマをスウェーデン語の字幕で見てたんだけど、結構わかるんですよこれが。
刑事ものだったんだけど、大まかな話の流れはわかりました。
途中で目を離したスティナに解説しちゃったもんね。
英語が貧相だったけど。

見た目はドイツ語に似てるので、読む分には大体意味が取れる気がします。しかしリスニングとなるとさっぱり。
iとjとyの区別がつかないし、oとuとa*の区別も全然つかない。
だから発音もできません。
特にijyの発音の仕組みが全くわからず、マネもできません。

前途多難。

別の日には絵本を読んでみました。
絵本だから内容は難しくないんだけど、動詞の過去変化と形容詞の語尾変化がわからないと、辞書も引けないということがわかりました。
20ページくらいの絵本を読むのに大変な苦労でした。
ピッピを立ち読みしたときはあまり難しく感じなかったのは、すべて現在形で書かれてるからなのね。
なので「ニルスの不思議な旅」は買いませんでした。
読み終える自信が無い。
代わりにスウェーデン語の動詞2000という本を買いました。

スウェーデン語の何が好きって、あのテキトーな返事が好きなのです。
「あの」っつってもダレも知らないだろうけど。

YESはスウェーデン語でJa(ヤー)なのですが、あまりjaと返事してる人はいないと思います。
代わりに、息を吸いながら「あー」と言うのです。
マンガでいえば、床にたまごを落っことしちゃったときに出てくる「あー!」ってとこかしら。

他にも、ひらがなで表現するのは非常に難しいのですが、日本語で言うところの「気の無い返事」的な「んあー」ってところかしら。
「あぁ」ってとこかしら。でもしり上がりに発音するのよ。

このへんてこな返事が老若男女問わず普通に使われてるのです。アナウンサーもそうだし、2歳のちびっ子も使います。

これがねー好きなのよー。
耳にすると思わずにやりとしてしまいます。あれってスウェーデン語だけなのかしら?

一生懸命まねしてます。
でも日本人的感覚からすると、ずいぶん無礼な感じがするので気をつけたほうがいいかもしれないな。
相槌とか、だいぶ無関心に響く気がする。
着いたその日にニルスのところにフランツから電話がかかってきました。

「来るときサンダルしか持ってこなくて寒いから、靴持って来てくれないかなぁ」とのこと。

・・・。

フランツは8月のおわりくらいからかな?ベルリンに来てるそうです。まだ遭遇してないけど近所に住んでるらしい。
前に会った時に聞いたら、半年くらいいる予定と言ってました。

明らかに、寒い冬をベルリンで過ごす予定でしたよね?
サンダルだけじゃ冬を越せないのは火を見るより明らかですよね?

「ついでにコートと本とバリカンとDVDとマフラーも・・・」
とのことでした。

・・・。

キミたちは計画性という言葉を知らないのか!
ニルスにしてもフランツにしても、私がいなかったらどうするつもりだったんですか!!!

結果オーライってヤツですね。それを言っちゃおしまいよ。

でもフランツのアパートを使わせてもらったので、もちろん運搬しましたよ。
フランツは普通に背が高いので、もちろん靴もでっかいです!
革のショートブーツで、形を崩さないように木製の足型も運びましたよー。
スウェーデン語の正書法みたいな分厚い本も、やたら重たいバリカンも運びましたよー。

アパートを使わせてもらったから運びましたよ。

衝撃的なのはまだあります。
ニルスは11月から再びベルリンにやってきます。最低でも3ヶ月は滞在する予定だそうで、部屋探しをしてます。

彼のストックホルムには、シンセサイザーがでーんと置いてあります。かなりのお気に入りらしく、熱心にいじってました。
ベルリンに再来する暁には、一緒に持って行きたいくらいお気に入りだそうです。
親にここから発送してもらえばいいじゃんてさ。

私の部屋に置いてったキーボードはどーするのと尋ねたら、アレはヘボイから売っちゃおうかなってさ。

で、再び帰国するときはどうするんですか?とまでは聞きませんでした。それはもうnone of my buisnessです。
ストックホルムにあるシンセサイザーは、今私が預かってるキーボードの1.2倍くらいあります。
私の部屋には他にもスピーカー1セット、ターンテーブル、レコードがあります。
こないだ帰国したときは、次来るときにパパに車で来てもらうとか言ってましたが、パパは背中を痛めてるので、そんな長時間ドライブはできません。
前回帰国する前からわかってましたが。

完全帰国するつもりはないってことなのかしら?
彼の計画性の無さには驚きです。
この日のよるごはんは、ニルスが作ってくれました。
トルテリーニにエビのトマトクリームソースがけです。

・・・。

全部ニルスが作ってくれたので、エビの皮むきは免れましたが、目の前でエビを細切れにしてくれたときは泣きそうになりました。

最終的にエビの形をしてなかったので、泣く泣くありがたくいただきました。全然味しねぇ。
ソースはおいしかったよ。

ストックホルムに来てエビを食べないというのは、日本に来て白いごはんを食べないのと同じくらい不可能なことなのでしょうか。

相変わらず「外で食べると高いばっかりで、味はたいしたことなくて満足しない」と文句ばっかり言っているニルスですが、15日の日曜日には有名カフェBla* Port (a*はaの上に○)にわざわざ足を伸ばしてランチを食べました。初外食です。
ランチメニューが120kr前後でしたがおいしかったよ。
セルフサービスなんだけど有名カフェで混んでるからずーっと行列してた。

前日の14日には、うちにあるカクテル本を出してるバーTranaに行きました。2年位前にここでDJやったことあるんだって。
人気バーらしく、混みあってました。
この日のDJはベルリンっぽかったらしく、ニルスがベルリンに早く帰りたそうにしてました。

確かにお酒は高い。ビールが50krとかするんだもん。
たしかに酔いつぶれるまで飲むわけにはいかないね。
でも週末に行くくらいなら別にいいんじゃん?

基本的にニルスのうちではパパが料理します。
何でも料理するんだよー。イタリアンからタイ料理まで。
とてもおいしいのです。毎日ありがたくいただきました。

ある日フランツのアパートで、惣菜を買ってきて食べたことがあるのね。
スウェーデン名物ミートボールとマッシュポテトとパスタサラダ。
量が多かったのもあるんだろうけど、結構な値段だったのよ。
でもまー惣菜だし、そんなもんかと私は思ったのですが。

まーニルスがずーーっとなんかぶつぶつ言ってる。
値段の割にはおいしくないとか、あんまりあったかくないとか、高すぎるとか。
惣菜なんだから当たり前でしょ!ってとこにずーっと文句言ってる。
そんなに文句言うんだったら料理すればよかったじゃん。
料理したくないっていうし、フランツのキッチンが使えるのかどうか不明だったから惣菜にしようってことにしたんじゃないの。

贅沢に育ってますよこの子は。

生ハムとかベーコンの脂身は全部よけるし、
鶏肉の皮は全部よけるし、
マックのバリューセットのドリンクは全然飲まずに捨てちゃうし。

脂身はママたちもよけてたからその影響だと思いますが。

アジアに来たら毎日イタリア料理屋に通ってそうだな。
んで文句言うの。「高い」って。

もったいないおばけはヨーロッパにはいないみたいね。
今度会うときまでに説明できるよう勉強しておこうと思います。
基本的にニルスは平日13−21時までバイトなので、私がストックホルム到着時には、妹のスティナが中央駅まで迎えに来てくれました。
ニルスにとてもよく似ています。かわいいんだこれまた。

週末両親はクラクフに旅行中でして、その間はニルスんちに泊まってました。
その後はニルスの友人で、現在ベルリン滞在中のフランツのアパートに泊まってました。
このアパートはKungsholmenだったかな?市庁舎のある島にあります。
学生寮みたいなところで、シャワー共同です。

フランツが出かける前に掃除をしてかなかったらしく、だいぶ汚れておりました。たまらずキッチンの流しだけはぴかぴかにしましたがコンロと冷蔵庫の汚れは無視しました(断腸の思いで)。

食器棚の中にはイケアの皿とロイヤルコペンハーゲンの皿がごちゃごちゃと積んであるし、
カクテルグラスは一通り揃ってるし、
オシャレなレモン絞りが置いてあったりする。
カクテル作る前にキッチン掃除しないの?

部屋のサイズに合わない巨大なテーブルが置いてあるし、本棚には興味深いシュペーアの本だったり有名な歴史家の本が置いてあったりする。
不思議です。

シャワーが部屋にないので、毎朝というか毎日11時ごろニルスんちに移動してシャワー借りてお昼ごはんも食べてから出かけてました。
夜ごはんもほぼニルスんちでごちそうになっていました。
ほとんどホームステイ状態です。

本当に親切にしてもらいました。
自分ちと同じように使っていいからねと言われましたがそんなことできませんよー。

シャワーカーテンがないので、常に着席してシャワーを利用しておりました。
床モップの前にシャワーカーテンを買えばいいのに。

ママは新しいマリメッコのショルダーと新しいデザインハウスのショルダーを買ってました。うらやましい。
相変わらず北欧デザインが大集合していました。
月末には夫婦でローマ旅行、11月にはママがお友達とベルリンに来るそうです。

あー!そういうオトナになりたいな。

スティナは毎日熱心に勉強しておりました。あ、大学生です。
本当に毎日勉強していました。
外国の大学生は本当に良く勉強すると思います。
たまにスウェーデン語習ったりしました。

お土産に日本酒と折り紙と色紙で作った大量の箱を持っていきました。全部きむたんが持ってきてくれたものです。あでもトカイワインも持ってったよ。
どれもこれも大変喜ばれました。
スティナに鶴と風船の折り方を教えてあげました。
とてもうれしそうにしてて、持ってきてよかったと思います。

ニルスは日本酒飲むのは初めてだと言って大変うれしそうにしてました。つまみになるものがなかったのですが、白ワインのような味わいの日本酒だったので、チーズに合うかなーたぶん。

クラクフでパパたちが8本もウォッカを買って帰ってきてました。
やっぱ東欧行ったらお酒買うよねー。
クラクフウォッカがおいしかったな。
街行く人たちがすっかり秋スタイルになっている。
ジャケットまたはコートにマフラーであります。
もちろんダウン着用者もおります。
っと思ったら半そで半ズボンのおじさんが自転車で走り去って行きました。
衣替えのない国です。だから部屋ちらかるんだよ。

こりゃストックホルムはコート必須だな。あ、天気予報確認しないと。もうパッキング終わったけど。

わー雨ばっかりだー

いつものことなので気にしません。
夏の美しいストックホルムに行ったからいいもんね(負け惜しみ)。

スウェーデン語の先生んちに遊びに行ってきました。
別にスウェーデン語勉強しに行ったんじゃないよ。
先生がどーしてもメルちゃんに会いたいって言うからさ。

「スキンヘッド+マッチョ<胸毛」
みたいですよ。
つまり、たとえスキンヘッド+マッチョでも、胸毛が生えてたらゲイではないということです。
ゲイと思われてお困りの方は胸毛をゼヒお勧めします。

それはともかく、先生って呼び続けると「こころ」っぽいのでやめます。「こころ」は悪くないけどね。
名前はクリンスマンと同じユルゲンであります。
で、スウェーデン語の先生は副業で、本業はアーティストであります。ゲージツ家。

イロイロとゲージツの話や作品について話されましたが、ドイツ語の芸術用語が難しくてわからない+アートが難しくてわからないのであいづちもうまくつけませんでした。
テーマは「取り払う」とかそんな風なこと(wegnehmenとかなんとか)言ってましたが、見る限りでは破壊と再生でした。言葉の響きほど壮大ではないけど。割れた瓶の中に瓶が入ってたり。

ベルリンにはどうやら10年くらい住んでるらしい。
ヤハリ卓球をたしなむってさ!
なんでベルリン=卓球なのか問いかけてみたところ、
「80年代の終わりから90年代の初めにかけて、ベルリンの人たちはクラブでテクノを聴くのに飽き飽きしていた。テクノを聴くのは観光客だけになってきた。ベルリーナーたちはクラブでのんびりだらだらしているだけだったが、それでは退屈なので、場所をとらず比較的簡単に出来る卓球台を置いてみた。そしたらなかなか受けた。これを大人数でやる(大縄跳び形式ね)ようになれば、見知らぬ者同士でも体がぶつかったりなんだったりというきっかけから打ち解けやすくなり、クラブde卓球が広まって行ったんじゃないかと思う」

とはじめてマトモな回答を得ました。
説得力あるなぁ。

授業のときはスラックス+おやじサンダルだったのに、今日はジーンズ+革靴だった。ジーンズはもちろんCheap Monday!
スウェーデン人はACNEかCheap Mondayしか履かないのか。
なんか、ギターの演奏をしてきたらしい。ギターもやるのか。
ピタピタのラメカーデ着てた。
なんで授業のときは足元おやじ系なのかしら。

玄関にカヌーがつってあり、玄関の扉が20センチくらいしか開きません。ユルゲンが部屋に入るには深呼吸が必要です。
部屋が真っ白けでした。壁から床からインテリアから全部白。
キッチンにシャワーがありました。タンク式だから5分で水になるんですって。
流しの横にシャワーがあるんだよ。しかも床上50センチくらいのところに。

へんなの。

アルメニア映画を見せてもらいました。全く内容はわかりません。英語の字幕はあるよ。非常にポエティックな内容だったの。映像を見て楽しむもののようです。

タバコは吸わないけどマリファナは吸うって。
肉は食べないけどドラッグはたしなむって。
前に妹だか姉だかがベルリンに遊びに来たときに二人でエクスタシーやったら盛り上がってきちゃったけど兄弟でやるわけにはいかないから踊りに言ったって教えてくれました。

ヘルシーっぽく見えるけどノンヘルシーだよね。
そーとー。

あ、私はなにもしてないよ。何も盛られてませんよ。
そー、八幡に1年間住んでたことがあるから日本食が好きらしい。冷奴食べた。オランダの豆腐だから固かった。
あ、オランダの豆腐ったって、普通の豆腐ですから。葉っぱとか入ってなかったよ。

しかし座ってるだけでお茶は出てくるしご飯は出てくるし、片付けしようとすると止められるし、スウェーデン人てみんなこうなのかしらね。

というわけで明日からストックホルムに行ってきます。
17日に帰ってくる予定ですが、帰ってこなかったらバルト海の妖精になったと思ってください。
いろいろあって、一時帰宅するタイミングを逃し、ずーーーっとカフェにいます。半日います。
ラテマキアートを2杯飲むほどです。

スウェーデン語勉強しようと思ったんだけど、筆記用具をまったく持ってこなかったです。
どうやって勉強しようと思ったんでしょ、私。

そんなわけで音楽ダウンロードしたり折り紙したりしてます。
いい身分。
ストックホルムから帰ってきたら本当にバイトさがそうかな。

1月には引っ越さなきゃならないので、WGを探してみましたが、1月から住めるWGはまだ出てませんでした。
見つかるかなー?見つかんなかったら困るなー。
1ヶ月もホステルに住めない。お金かかりすぎて。

1月の半ばにならないと、今住んでるところの保証金が帰ってこないのでどうしても1月中は滞在しなければならないのです。
ビザは2月11日までだから、どうせならいっぱいまでいようかなと思います。

なぁんて、そろそろ帰りのことも考えとかなきゃな。用意周到なんで。
ギリギリにあわてるの大嫌いなの。

今日語学学校を申し込んだので、11月半ばまではお勉強です。もしかしたら延長するかもしれないしね。
スウェーデン語も、12月の頭まで週1であるし、毎日ネットして暮らして帰国ということはないと思います。

はやいものだなぁ。
ニルスからの電話で起きました。
11時ごろです。昨日夜中の2時までほんやくこんにゃくに関する論文を書いていたので。

マウス販売会社が競合に負けて倒産しちゃったけど、その競合他社で今度はバイトしてるんだって。今度のほうが給料いいってさ。

なんと!ベルリン行きのチケットを買ったそうです。
なぬー!思ったより行動が早くてビックリ。
11月から再びベルリンに来ます。イケメン再来。
これでうまくて安いビールも飲めるし卓球も出来るって。
今ベルリンに来てる彼の友人のフランツが電話で卓球自慢をしたらしく、うらやましがってました。

なんで?

それはともかく、金曜日にはバイトだから妹さんが迎えにきてくれるんですって。わりぃなぁ。
でもケータイ番号を聞き忘れたから明日また電話するって言ってました。

結構かなりうっかり君です。
しかしそのヴィジュアルと相まって、母性本能くすぐりまくりで笑い死にする勢いであります。
そーいう子っているじゃん。周りがほっとけない子。
まさにそういう子です。

あーついにストックホルムだ!楽しみー!
今回も「自分を甘やかす」と目標だてておきます。じゃないと一日中お金の計算をしてしまうので。

でもさっきSugarplum Fairyのシングル買っちゃったんだよな。
結局。
ま、いいや。あまやかそ。

10月13日からNordiska Museetでちょこフェスティバルやってるんだって。
きゃー行かなきゃ!

でも最高気温が15度とかです。バッチリ秋です。
ジャケット買おうと思ったけど、コート来ていこうと思います。
ブーツ履いてこうかな。
あ、myspaceのリンクをはっつければいいんだ。
http://www.myspace.com/mandodiaoband
これはアドレスのとおり、MANDOのサイトであります。
ロバタイレはないですが、Killer Kaczynski(キラーカチンスキー)も良いので聴いてください。

最近自分が「乗りかかった船」に乗るどころか暴走しちゃうということがわかってきました。
なんか、一度盛り上がっちゃったら止まらないところがあるようです。

たとえば、そこまでサッカー好きだったわけじゃないけど、2006年にドイツ行くのは「サッカーがあるから」って言い続けてたらなんかサッカー好きのような気がしてきて、ユニフォームも買ってきたり、
雑誌で見かけただけで、全然CDも聴いたことないけどウィーンに行ったときにSugarplum Fairyも来てたから、ダフ屋からチケット買ってまでライブ見てみたり。

一度乗りかかった船に乗ると、楽しまなきゃソンじゃん?
同じ船なら漕がなきゃソンなわけですよ。

一度言い出したらとことんまでやるタイプなのかな。

このアルバムは、試聴しただけですが、多分まだティーンエイジャーじゃないかな、彼ら。
声がむちゃくちゃかわいらしいもん。あまーい!
こりゃティーンの女の子が好きになるわ。
そういやベルリンのPOPKOMMで、やたらに女の子がいたのは彼らのためだったのか、と最近気づいた。
オランダのバンドもそれほどでもないし、TRASHMONKEYSが好きなようには見えないし、なんであんなに女の子が最前にいるんだろうと思ってたのよね。

そーそー、ウィーンでのライブの最後のほう、ドラムの子がTシャツ脱いでたんだけど、めちゃくちゃ細い。
あんなアバラの浮いたドラマー見たことない。

さて当然ですがセカンドアルバムのほうがはるかに良いです。試聴しただけですけど。
でもわたしはMANDOのほうがいいなぁ。
ってやっぱ比べちゃうよねぇ。

セカンドアルバムからのシングルカット"SHE"はCDあるみたいです。これはかわいいからお勧めです。

結局「かわいい系」にまとまってしまう。
だってかわいいんだもん。

http://www.myspace.com/sugarplumfairyborlange
最新シングルLast chance/She などが聴けます。
ダウンロードできなくて残念。
外国語がわからず困ったことがある人は、「ほんやくこんにゃくがあればいいのに」と思ったことがあるはずです。

しかし本当にほんやくこんにゃくは素晴らしい道具なのでしょうか?

検証しました。

ほんやくこんにゃくが誕生した場合、世界中の「外国語」に携わる仕事をしている人たちは失業します。外国語教師、通訳者、翻訳者などですね。同時通訳マシーンを製作している会社も大打撃です。外国語学習本を出版している出版社も大打撃です。語学学校も閉鎖です。語学学校の株主も大損です。

しかし逆を言えば、国際会議の人件費がかなり削減できるわけです。
外国語の勉強に当てる時間を、別のものに当てることができます。

次に、ほんやくこんにゃくの効果を検討します。
ドラえもんを読んでみると、いろんな国の人と同時に話せるようになっているので、効果のほどは、「自分には相手の言葉が母国語に聞こえ、自分の言葉は相手の母国語に聞こえる」ということにします。

だから、私が今ほんやくこんにゃくを食べると、みんな日本語を話しているように聞こえるけれど、私が話すと、ドイツ人にはドイツ語、トルコ人にはトルコ語、スウェーデン人にはスウェーデン語に聞こえるというわけですね。

あれって犬とか猫の言葉もわかるんだっけか?
そこはあやふやなので、ここでは省略します。

その効果がどのくらいの時間持続するのか不明ですが、「日本誕生」を読んだかぎりでは、ほんやくこんにゃくを食べなおした形跡がないため、一度食べたらその効果は半永久的に続くようです。
ここではそう仮定します。

とすると、ほんやくこんにゃくを食べた場合、外国語の持つ歴史的背景や文化的背景を知ることが出来なくなります。
ほんやくこんにゃくを食べた時点で、すべての外国語は母国語になってしまい、「外国語」というものが存在しなくなってしまうのですもの。

たとえば故事成語の成り立ちなどは理解されなくなります。四字熟語なんかも理解されなくなるんだろうね。ことわざとか。

しかし言葉の壁が消え去ることで、東西の文化交流はより深まるでしょう。日本語の「悟り」という独特な概念も、なんらかの形で外国人にも理解できるようになります。
ニュアンスが伝えきれなくて理解されにくかった東洋文化なんかはよく西洋文化に伝わっていくのではないでしょうか。
言葉の文化は消えてなくなりますが。

最後に、国際会議でのほんやくこんにゃくの重要性を検討します。

国連大使だって大統領だって、悪態のひとつやふたつをつきたくなるときがあるはずです。
以前米原万里氏のエッセイを読んだときに、そういう悪口だったり悪態だったりをどう扱うかってのが出てたのです。
どう扱ってたか忘れたけど、ニュアンスは失わないようにやんわり訳すとかで、勝手に削除したり別訳つけたりしないんだったと思います。あやふやですが。
通訳者はあくまで通訳者だから、勝手な見解をはさまないってことだったと思います。あやふやですが。

しかし、ほんやくこんにゃくが誕生した場合、国際会議は円滑に進むのでしょうか?
そういう悪態をつくことができなくなるし、うっかりヘンなこと言ったら戦争になっちゃった、なんてこともないとは言い切れません。
お互いの言っていることを、100%理解することで、世界は平和になるのでしょうか?

個人的体験からすると、日本人だけの会議では、議題があっちこっちに飛んでなかなか話が終わらなかったりしますし、
外国人との会議では、日本人同士でこちょこちょ相談しながら日本側の見解を述べたりしました。
たいそうな会議ではなく、
「あーこの商品全然予算達成してないんだよねー全然売れなかったんだよねーでも2割り増しぐらいで言っとく?」とかそんな感じですが。

それを考えると、国際会議の場では、言葉の壁はある程度必要な気がします。
ほんやくこんにゃくは、必ずしも世界平和をもたらすとは限りません。

ただひとつ確実にいえることは、「ほんやくこんにゃく」ってキーボード打ちにくいということです。
ぬお!
全部カタカナに直してある・・・
読みにくい。

マンドゥ・ディアオってかっこわりぃね字面。

親愛なるサイヤ人先生の「アンタたちナイスなCDを作るの手伝いなさい!」バトンに協力したつもりが、
「こんなマニアックな選曲じゃ使えねぇよ!」とお怒りを買ってしまったので考え直します。

ちなみに、「CD作成にはずせない3曲を選べ」というものだったのですが、

Welcome Home, Luc Robitaille (MANDO DIAO)
Young Folks (Peter, Bjorn and John)
Die, All Right! (THE HIVES)

って言ったら「読めない」って。
Luc Robitailleはルク・ロバタイユってアマゾン.comには書いてありました。

PBJはまぁマニアックだったかもしれませんが、
MANDOとHIVESはそんなこと無いと思ったんだけどなぁ。
夏フェスに結構来てると思ったんだけど。

あ、今年のフジロックにSissor sisters出てたんだ。
最近ニューアルバム出して、ヨーロッパでは売れてるようです。
夏にストックホルムのMTVで「Sissor sisters VS Chemical Brothers」というPV対決番組(交互にPVが流れるだけ)をやってたのですが、ケミカルのほうがかっこよかったからあんまり気にしてなかったんだけど。最近ちょっと気になる。
全然ジャンル違うのに何で対決してたんだろうと思ったけど、シスター対ブラザーなのね。
くだらん。

話は3曲に戻ります。
えーなにかなー?
iTUNEのお気に入りリストを覗いてみると、
再生回数上位3つは・・・もっとマニアックだった。
じゃ★5つのものから選ぶとすると・・・

選べねー!
3つって少なすぎー!

断腸の思いで。

Space Oddity (David Bowie)
Common People (PULP)
Fortune Faded (Red Hot Chili Peppers)

次点
By the way (レッチリ)
Disco2000 (PULP)
Bitter Sweet Symphony (THE VERVE)
Sexxlaws (BECK)
Ziggy Stardust (David Bowie)
Life on Mars? (David Bowie)
Breakaway(Basement Jaxx)

次点を挙げてたらキリがない。

で、MANDOのニューアルバムが↑です。
オーストリアのフリーペーパーには「MANDO DIAOは、人によっては、よいバンドであるが他のバンドでも代用が効き、場合によってはそっちのほうが良いこともあるが、人によっては一度聞いたらやめられない魅力がある。」と書いてありました。
60年代を意識したガレージロックってやつ?よくわからんけど。

彼らはSugarplum Fairyのようにあまーいヴィジュアルではなく
でもヘンなワイシャツとかスラックスとか着てないので
ロックスターらしくて良いと思います。

見た目はオシャレだけど音はなんつーか、ざっくりシンプルよね。
OUTKAST形式と彼らは呼んでましたが、GustafとBjornというメインボーカルが2人いて、二人で曲を作って交互に歌うわけです。
Sugarplumもおんなじだったね。

はやってんの?

2人がどっかの兄弟みたくケンカしないよう祈ります。
洗濯が終わるのを待っている朝9時半です。
ベルリンは天気が悪い。つまり寒い。
今日は統一記念日で祝日だということをすっかり忘れており、冷蔵庫の中身が空っぽのまま朝を迎えております。
食べるものがタイヌードルとか納豆おかきとかしかなくて、朝はパンを食べたい自分としては現在腹ペコであります。
でも洗濯が終わらないと出かけられません。

今日も各方面に旅行レポートをしなければならないのでカフェに行かねばなりません。

腹減った・・・。

さて今回の旅行はすっかりノスタルジー満載でした。
1999年夏にミュンヘンに1ヶ月
2000年夏にウィーンに3週間
語学研修で滞在してたって話、したっけ??
その前提が無いと、やたらと「前に来たときは・・・」というフレーズが多い意味がわからんですね。

当時はドイツ語全然だめで、日常生活にやや困る程度だったのですが、そのくらいだと日本人がクラスにたくさん(3人くらい)いて、友人が出来るものです。その代わり外国人の友人はあまり。

ミュンヘンの時には週末にヴュルツブルク・ローテンブルク・ノイシュバンシュタイン城・ザルツブルクに行きました。研修が終わってから飛行機まで日数があったのでウィーンにも行ったわけです。
はじめて乗ったドイツの中長距離電車がすごくきれいでおおはしゃぎしました。
このとき偶然にも、ヨーロッパで皆既日食が見られたのです。それが目的でミュンヘンに来てる人とかいたもん。面白かったよ、昼の12時に真っ暗になるの。

しかしバイエルンというのは、観光するにはとてもキレイで良いのですが、シティ派の私が1ヶ月生活するにはちょっと退屈でありました。

翌年のウィーンは、ウィーン大学のサマーコースに通い、大学の近くの学生寮に滞在しておりました。ここにも日本人がたくさんいたのでたくさんお友達が出来ました。ドイツ語がヘタだったので心強かったです。おもしろい人ばっかりだったなー。
このとき仲のよかった子の一人は、去年ドイツ人と結婚して今ドイツに住んでるらしい。
突然ハガキが来たと思ったら「結婚します」ってドイツ語だしー!
びびった。

しかし多少の外国人もおり、イギリス人のレオンとスウェーデン人のアンダースとよく一緒に勉強しました。
私の中の「スウェーデン人=イケメン」説は、アンダースによって確立されたのです。

すんげぇかっこよかったんだよ!
締まりのあるブラピって感じ?ブラピよりかっこよかったな。
写真いっぱい撮ったもん。

ま、それはともかく、週末にプラハ・チェスキークルムロフに行きました。プラハは寮の友達(男の子)と行ったのですが、行ってみたらすごいロマンティックな街だったもんで、こりゃ彼氏と来るもんだな、と強く思った覚えがあります。
そのため今回もプラハに行くのをためらったのです。
固定観念の多い子です私。

これまた研修の後、クラクフに行ってアウシュビッツを見て、ウィーンに戻ってベルリンに行ったんですね。
西洋史専攻としては、アウシュビッツを見ないわけにはイカンと思いまして。すげー寒かったんだよねー。

ホントはクラクフからワルシャワを通ってベルリンに行くつもりだったのですが、クラクフ−ワルシャワ間の電車は物騒だとか、ワルシャワ−ベルリン間の夜行は物騒だと聞いてびびったのでウィーンに戻ったのです。当時は今よりももっとコンサバでした。

ウィーンからベルリンに夜行で行ったのですが、これが伝説の乗車券買い忘れ旅行だったわけです。
窓口で切符を買ったのですが、乗車券も買ったつもりが夜行券しか買ってなかったのです。
電車の中で車掌さんに英語で問い詰められ、同じコンパートメントの人にも英語で問い詰められ、言ってることはわかってるし自分の間違いにも気づいてるのにそれを説明できない自分が非常にもどかしくて悔しくて、帰国後英語の勉強をしようと心に誓いました。ドイツ語じゃなくて。

当時はまだユーロじゃないから、最初にオーストリア内の料金をシリングで払って、翌朝ドイツ国内の料金をマルクで払いました。でもマルク持ってなかったからシリングで払って、おつりがマルクだったな。むちゃくちゃ。

ユーロって便利!!

でベルリンに4泊くらいしたんだっけ?3泊かな?
ちょっとしかいなかったのですが、全然時間が足りなくて。
あの時はZoo駅のあたりを歩いて、博物館島に行って、Potsdamer Platzをうろついておしまいだった気がする。あ、ジーゲスゾイレものぼったな。ポツダムも行ったな。てことは4泊くらいしたのかな?でもテレビ塔は登らなかったの。壁博物館にも行かなかった。

ベルリンのほんの一部を見ただけでおしまいだったの。
観光地すらすべてを見切ることは出来なかった。
当時はPotsdamer Platzのあたりはまだまだ工事中で殺風景だったけど、「このあとどんなふうになってくのかしら?」という期待を抱かせる風景だったのよ。

そのときの思いが、今の自分につながっているのです。
もう一度絶対ベルリンに行くぞ、と思っていたのです。

ベルリンだけじゃなくて、
電車で英語がしゃべれなかったから翌年春にTOEIC受けるぞと思い英語をインテンシブに勉強したし、
ドイツ語の授業中に全然発言しなくて結局さほど上達しなかったし外国人ともしゃべらなかったから今回は授業中に発言するようにしたし外国人ともしゃべるようにしたし、
ミュンヘン・ウィーンでの体験が、今の自分にすべてつながってきているのです。

って今気づいた。

ミュンヘンの語学学校の先生がすごくいい先生でね。
日本語もちょっとしゃべれるの。
その先生に、授業中私があまりにしゃべらないもんだから日本語で「どうしてドイツ語をしゃべらないの?文法も良く出来るんだからしゃべれるはずよ」と言われたのをすごく強烈に覚えてて。
そうなのよ、自分でもわかってるんだけどどうしてしゃべれないのかわからないのよ、と泣きそうになったものです。

クラスの子たちは文法そっちのけでしゃべりまくるし。

その反省を踏まえて、今回はたくさんしゃべるようにしました。
Tandemではちょっとひるんだけど。
でもおかげでドイツ語もまぁ上達し、日常生活には困らなくなりました。外国人の友人も出来たし。帰っちゃったけど。日本人の友人は出来なかったけど。クラスにいないんだもん。うひひイヤミね。

英語も、ドイツ語に集中してたからちょっと退化してるけど、日常生活には困りません。あ、ちがった英語で日常生活したことないな。旅行生活には困りません。

スウェーデン人も、やっぱりかっこいいです。

そうだったのかー自分。知らなかったよー。
あのときの体験がこんなに影響してるなんて。
当時の費用はほとんど親に借りてました。出世払いとか言って途中まで返済してたけど、完済はしてないな。

あー親孝行しなきゃな。

国を離れてひとりで暮らしていると、つくづく自分は一人で生きているのではないな、と感じます。
親のすねはかじってないと言っても荷物を送ってもらったりしてるし、仲良しの友達とすごくおしゃべりしたいと思うし、
何でも一人でやってるつもりになっちゃいけないな、と思います。

みんなありがとう!
空港までどれくらい時間がかかるのか良くわからなかったので早めに出発。おかげでベンに挨拶できませんでした。ちょっと心苦しい。いい人だったので。

地下鉄の端っこの駅からバスなのですが、料金の払い方がわからず結局ただ乗り。
地下鉄の検札は厳しいのに、ここはゆるゆるなのね。ヘンなの。
地下鉄も検札厳しくするくらいなら改札導入すればいいのに。
雇用の創出に一役買ってるのかな?

空港の外観は古臭かったけど中は新しくなってた。
チェックイン開始までに1時間も時間があった。早く来すぎたってこと。まぁいいや。時間ぎりぎりってキライなんで。

ロビーが吹き抜けになってて、2階からロビーが眺められるのでそこに座ってボーっとしてた。
そしたら続々とUS ARMYがやってくるではありませんか。

なんだなんだ?
見る見るうちにロビーが米軍兵でいっぱいになりました。
なんだなんだ?誰か来るの?

ずっとみてましたが、別に何をするでもなく、みんなぶらぶらして写真撮ったり買い物したりしてたので任務中ではないらしい。
男子はみんなボウズで、まさに米軍兵だけど、回転扉ではちゃんとゆっくり進んでるところがなんかおかしかった。
天下の米軍兵も、回転扉には勝てません。

どっか移動するらしく、出国検査のところに行列してた。
結局どこへ行ったのかはわかりません。ベルリンではないことはたしか。

ここで再びイケメンを発見。
Zeit紙を持ってたのでドイツ人です。
チェックインのときに2人前に立ってた。うひょーかっけー。

さてハンガリーでは出国検査がありました。
例のごとくEU国民はさっさか進んでますが、私のところではなにやら隣の人としゃべってます。
2回コントロールされたからかしら・・・。

しかしともかくハンコを押してもらえました。
うううストレスだわ出国検査。

免税でハンガリーマネーを使い果たすべく、比較的高価なトカイワインを再び購入。これは私が飲むとして、こないだ買ったのは誰にあげるかな。
12.90ユーロですが3236フォリントです。
1ユーロは150円ですが、1フォリントは0.6円です。
だから・・・えーと・・・。
ええ??ユーロで買ったほうがずいぶん高いような気がするけど・・・???

こんな感じで旅行中はずっと計算尽くしなのです。
もーいや、こんな性格。

さて無事にお金も使い切り、座って搭乗時間を待ちます。
と!
座った正面にさっきのイケメンが新聞を読んでるじゃないの!
こりゃジロ見するしかないね。

見れば見るほどかっこいいので、盗み撮りもしときました。
ソートーなジロ見です。

さすがに飛行機の中で隣に座ったりしないよ。
ぶいーんと1時間ほどでベルリンに到着。

恐怖の入国検査です。
「訪問の目的は?」と英語で尋ねられ、面食らってしまいました。
そんなこと聞かれると思わなかった。
だってパスポートにビザ張ってあるじゃん。

ここで「ワーキングホリデー」って答えればよかったのかもしれませんが、ワーホリの認知度が非常に低いので、ナニソレと聞かれる可能性が高く、どう答えたものかと考えてたら「英語しゃべりますか?」と聞かれてしまった。

わーその質問すごくキライなのにー
へこむー

ドイツ語で「仕事探してます」と答えました。
滞在予定期間も聞かれて6ヶ月と答えたら「6ヶ月?!」と言われる始末。

だからー
そこにビザ張ってあるでしょー?

ベルリンに住んでるのですが、と言ってみたものの、あまり効果はなく、しばらくビザのページを読んでやっとハンコをもらえました。

あー!なんてストレスフル!

正直に答える必要があるのかどうかわかんないのですが、適当なこと言って揉め事になったりしたくないし、ビザがあるので入国には何の問題もないはずなのに、どうしていつもこうなのかしら。

ワーホリって答えれば問題ないのかしら?
ドイツの警察官がみんなワーホリを知ってるとは到底思えない。

あー!すごく嫌だった。

そんなことでゲンナリしつつ帰宅しましたが、先日ウィーンで遠隔購入(タダのネットショッピング)したMANDOのチケットが届いてたので良しとします。
届いて当たり前なんだけどね。

あー!楽しみ!
しかしその前にストックホルムです。むふふ。
シャワーが空いてる隙を見計らってご利用。
シャワー室に鍵があればいいのですが、12人部屋に2個しかシャワーないので、占領するわけにはいきませんし。
ちょっと不便だな。

しかも天井から水がもれてるんですけど。
こんなもんか。

向かいのベットの人は朝早く出てったようで、ラクラク着替えられました。
着替え以外は特に不便はなく、むしろ気さくに話しかけられて(受動態)いいような気がしてきた。

ただ単にベンが気さくだっただけかもしれんが。
いい人だ。
彼のベットの上段にはこれまたオーストラリア人のアンソニーがおりまして、まるで最初から2人で来たかのように仲良くなってた。すげぇ。

朝ごはんですが、バターがすごいまずかった。
ヨーロッパのバターって基本的に味が濃くてすごく好きなのですが、ここのバターはすごく脂っこかった。つーかアブラだなありゃ。
すごくまずかった。

チーズとハムでごまかしました。

さて外出。
デアーク広場という中心エリアにインフォメーションがあるらしいので降り立ったのですが、浮浪者くさかった。
うーむ。

インフォメーションでハンディな地図を探したのですが、ナゼカ北欧言語のものしかなかった。なんでー?!
日本語とか英語だと、冊子になってしまい、それはそれでいいのですが地図が見難い。
仕方ないので北欧言語地図と日本語冊子を持って行きました。

適当に歩いてたらドナウ川にぶつかるかなと思ったらそうでもなかった。
危うく迷子になるところでした。
適当すぎるな自分。

ナントカドナウ川に出て、鎖橋や王宮の丘を眺めることが出来ました。
わー!きれーい!
さすが世界遺産。

ドナウ川沿いに歩いて鎖橋を渡り、王宮のある丘も歩いてのぼりました。
ケーブルカーで登れるのですが、行列してるし、歩いたほうが楽しいでしょ。

道の途中から国会議事堂が見えてきれいでした。
アレはきっと、遠くから眺めたほうがイイに決まってる。そう自分に言い聞かせました。

歩いて5-6分だったよ。
丘の上からの景色がまたきれいなんだ!!
大変多くのドイツ人観光客がいましたが、しばらくしたら移動していなくなった。
静かな丘の上で、美しいペストの街並みを背に今日の予定を考えます。
優雅だわー。

しかし、今日は日曜日。
日曜日の午前中は、教会は開いてません。ミサやってるから。
何しよう??観光名所のマーチャーシュ教会は13時オープンです。
まだ11時です。

国立ギャラリーでは「ドイツの至宝 ルターからバウハウスまで」をやってました。
ブダペストで見なくてもいいなと思いました。

現代美術館があると地球の歩き方には書いてありましたが、別の場所に移動してました。しかもここから遠い。

とりあえず教会のほうに行ってみました。もちろん教会は開いてません。
教会の裏にある、漁夫の砦という変わった建物?砦?を見物。鷹匠がいたよ。腕に鷹が止まってました。

しかしドイツ人だらけだ。
ドイツ語があちこちから聞こえてきます。
ユースにはオーストラリア人ばっかりだったのに。

することもなくぶらぶらしてたら、ベンとアンソニーに出会いました。何した?ときかれて何にもしてないと答えました。
ビールでも飲むかっつーことになり、王宮近くにあったカフェへ移動。

ここのビールは500mlで270円くらいですが、彼らが昨日行ったパブでは150円くらいだったそうです。
安い!!
私は330mlのナントカというハンガリービールを飲みました。ピルスナーっぽくて飲みやすかった。
買って帰ろうかと思ったけどもうトカイワインを750mlも買ったんでした。

小一時間ほどおしゃべりして13時ごろに解散しました。
アンソニーの友達がチェスキークルムロフからブダペストに向かってるところだったんですって。友達はチェコに行きたがったけどアンソニーはチェコに行きたくなかったから直接ブダペストに着たんですって。

それはともかく、私はマーチャーシュ教会へ。
カトリックの教会なのかな?でも内装は非常にオリエンタルでした。
壁がとてもカラフル。全面的に模様が描かれてるのです。
これがスラブってやつ?テキトーに思いを馳せました。

13時を回ったので、もうひとつの観光名所・聖イシュトバーン大聖堂も開いてるはずなので移動。
ハンガリーの歴史上の人物って、イシュトバーンとマーチャーシュしか知らない。みんなイシュトバーンかマーチャーシュという名前だったような気がしてくる。
あ、コッシュートもいたな。ボッシュートじゃないよ。全然関係ないよ。

それはともかく、一番近い道を通っていこうとしたら、警察が通行止めにしてるじゃないですか。
えーもうデモやってるのかしら、と思ったけど遠回りしたら全然なんともなかった。通行止めは50mくらいだけだった。
何で通行止めしてたんだ?

それはともかく大聖堂。
ここも豪華な装飾というか、壁まで派手でした。セルビア的なの?
聖イシュトバーンの右手のミイラもバッチリ見てきました。

ここからヴァーツィ通りへ移動。ショッピングストリートです。
ハンガリーでは日曜日もお店が開いてるのです。
やっぱドイツ人ナマケモノなんだ。

パリにもミュンヘンにもウィーンにもあった洋服屋promodがここにもありました。この店なぜかベルリンにはないの。安くてかわいいのに。
もちろんハンガリーはハンガリー価格、ドコよりも安い!!

黒いスカートほしかったんだよねぇ・・・。

衝動買いはイカンと思い、一度頭を冷やすため外へ出ました。

ところで、ブダペストのユースはカード支払い不可で、それを知らなかったので両替を再びしなければならなかったのです。
出発の朝に現金が足りないとかでもめたくなかったので、多めに両替しました。

なぜ東欧に来ると多めに両替しちゃうのかしら・・・。
コペンハーゲンやロンドンでは少なすぎて苦しかったのに・・・。

多めに両替する→再両替がもったいない→物価が安い→じゃぁ現物に・・・

悪循環です。

しかしその前にお腹が減ったので、グラーシュを食べなければなりません。
いい忘れましたが、ウィーンではちゃんとヴィーナーシュニッツェルとSturmを堪能しました。
シュニッツェルが大変大きく2枚も出てきて、しかも肉だけだったのでビビリましたが、1枚半なんとか食べました。
Sturmも飲みきって、満腹の酔っ払いです。
普段旅行に出たときに、食べ物には全然こだわらないのですが、今回はめづらしく名物をちゃんと食べてます。

グラーシュもそのひとつです。
ハンガリーワインを飲むには早すぎる時間なので、カフェオレを飲みましたが。

各国語のメニューがある店で「1級レストラン」て書いてあったのでサービス料12%かかりましたが、そーいうとこのほうが間違いないからいいかなと思いました。
サービス料取られてもコーヒーとグラーシュで1000円くらいだから、こんなもんでしょ。

気がついたら小銭が大変たくさんたまってたので、アイスを食べました。観光地価格なんでアイスはベルリンより高かった。
ヘンなの。
アイスを買ったところの横に広場があったのですが、そこで、水の入ったグラスを楽器にして、トルコ行進曲を演奏してるおじさんがいました。
おもしろいのですが、微妙に音程があってなくてきもちわるい。
もう半音高めじゃない?っていう音がたくさんありました。

で、再び服屋へ。
黒のかわいいミニスカを試着してみましたが、あわせる靴がないので買うのをやめました。
結局最初に目に止まったかわいいマフラーを購入。

マフラーかよ!

欲しかったの。かわいかったの。
白いコートを持ってきてるのに白いマフラーを持ってきちゃって困ってたの。

いいの!欲しかったの!!!

どこへ行ってもお買い物ストリートははずせません。
ところでこの通り沿いにあったお土産屋では、昨日私が買ったワインが2割り増しくらいの値段でした。
うひひ得した♪

今は細かい数字がものを言うのです。

さて次は英雄広場を目指します。
現代美術館も捨てがたかったのですが、やっぱり英雄広場かなと思って。

M1という地下鉄を利用するのですが、この地下鉄駅がドコも同じつくりになってて、タイル張りでとてもかわいかった。
ところで今回も山ほど写真を撮ったのですが、圧縮できないので掲載できず残念。
ミクシィのほうに全部アップしちゃうもんね。

さて英雄広場。
広場の脇に西洋美術館があります。
ここでは9月の終わりまでレンブラント展をやってたそうです。
街中にポスターが残ってた。
しかし美術館に来てみたら「10月29日まで延長」って書いてある。

先に言ってよー!!

美術館は18時まで。
入場は17時まで。
今16時55分。

きゃー!!

あわてて入場したのですが。
私の前にスペイン人のおばさんが2人いて、その人たちが係員と「スペイン人は無料って聞いたんだけど」と話してます。
係員のおじさんは「そうです。ちょっと待って、これ持ってって」とチケットを渡してるのですが、それを私にもくれました。

スペイン人無料ってすごい適当だな。全然確認してないんだけど?

しかし渡されたチケットには「デューラー」って書いてあるし日付は去年のだし、なんだコリャと思っておばさんたちについてったら、「スペインの至宝」という展覧会もやってたようです。
あーだからスペイン人無料なのか。
デモこれじゃレンブラント見れないんじゃ・・・?

スペインのマスターピースをちょっと見てからレンブラントに行ってみましたが案の定入れませんでした。やっぱり。

まぁいいや。ベルリンでもやってるし、アムスでも見たし。

スペインの至宝は、エルグレコとムリリョとベラスケスがメインでした。
スペインの画家って、他にピカソとゴヤぐらいしか知らないなぁと思ったけど、画家というよりは作品をあまり知らない。
興味ないってことかしら。
でもプラドには行きたい。

それはともかく、ショップにレンブラントグッズあるかナーと思い行ってみました。するとなんとびっくり、シーレとクリムトのエロティックスケッチシリーズのレンブラント版があるじゃないの!

レンブラントとなると途端に雰囲気が変わります。
うーむ、私の好きなレンブラントではない。

レンブラントの好きなところは、レースなのです。
レースとか、首周りの謎のヒラヒラ飾りあるじゃないですか、アレがね、レンブラントが描くと、透けるような白で、とてもキレイなのです。アレがすきなの。

あまりエロティックスケッチのイメージがないので、これはあまりよくなかったです。

そんなこんなで閉館時間が迫ってるアナウンスらしきものが流れたので退館。英雄広場を見物。
歴代のハンガリー王?の像が並んでるのですが、だーれも知らない。イシュトバーンがハンガリーを作って、コッシュートがなんかやったのはわかるのですが(わかってない)、後は・・・。
それぞれの王が行った偉業が同じく彫刻で表されてるのですが、説明書きがマジャール語なので読めません。

そんなこんなでユースに戻りました。
今日もたくさん男子がやってきます。
なんで?もしかしてみんな知ってたの?男女混合だって。

着替え以外は困らないよ。
さすがにここでは目が釘付けになるようなイケメンには出会いませんでした。

そういう人が来ちゃったら困っちゃうな。
ややのんびり気味に起床。
目的のベルヴェデーレが10時開館なので。
とりあえず荷物をウィーン南駅に預けて、ブダペスト行きの電車を調べます。

先日きむたんが来たときに、「電車の乗り継ぎをプリントアウトしてくれるのはドイツだけ」といってたのですが、確かにそうみたいですね。
インフォメーションで尋ねたら、なんかイロイロ書いてある(ローマ行きとかべねちあ行きとか)紙をもらった。
ま、これで事足りるんだけどさ。

なんか良く見たら、ブタペスト直行電車は南駅じゃなくて西駅発だった。
あれー?事前に調べたときは南駅だったと思ったのになー?

ちなみにウィーンには国際列車の止まる駅が4つもある。
中央駅にあたる駅がないのです。ウィーン・ミッテ駅はあるけど、ここは中央駅っぽくないしなぁ。
そんなウィーンにも中央駅を作ろう!という動きがあるらしく、ウィーン市立歴史博物館でエキシビジョンをやってましたが、別料金だったから見なかった。時間もなかったし。残念ながら。
多分南駅を中央駅にするんじゃないのかな?西かな?

それはともかく、まー乗り換えてもいけるからいいかと思いベルヴェデーレへ。
クリムト祭りです。

がしかし!

全然ないんですけど。
や、もちろん接吻はあるよ。あと風景画とか、ナントカの肖像もあるんだけど、全部で5点くらいしかなかった。

あれ???
人魚は?
黒い帽子の婦人は??
3世代の女性は???

ミュージアムショップで最新の画集とか確認しても、ベルヴェデーレにあるはずのクリムトが全然展示されてない。
貸し出し中とかじゃなくて、スペースそのものがない。

今はお休みなのか・・・。

がーーーっかり!!

クリムトは、接吻ももちろんいいのですが私は人魚のほうが好きなのです。すごーくきれいなのよ。

がーーーっかり。

以前訪問したときに、クリムト特別展覧会をやっていて、そのときは本当にクリムト祭りだったんですよ。
ダナエもあったし、よその美術館にあるクリムトが一堂に会してたんですよ。
そのときの印象が強かっただけかな?
こんなもんなのかな?ベルヴェデーレ。

なんかすごくガッカリだったので、セセッシオンに行ってベートーベンフリーズを見ることにした。
ここはクリムト作品はベートーベンフリーズしかないんだけどね。

ウム、大作である。
スケッチもいいのよ。
ちなみにこの建築は、オットーワーグナーの弟子がやってるので、ちょっとワーグナーっぽいのよ。

ここのショップで、子供向けのクリムト本を発見。
すごくかわいいので購入。
http://www.happymuseum.com/home_en.htm
あ、これブリューゲルもある。欲しい・・・。

きてよかった。

電車まで時間がちょっとあったので、オペラ座の前を通ってゲーテ像とモーツァルト像とマリア=テレジア像の写真を撮って、カフェ・グリーンシュタイドルへ。
このカフェは、元は別の場所にあったのですが、一度閉店し、人気が高かったから再度王宮の真裏にオープンしたのです。
初代グリーンシュタイドルには、ツヴァイク、シュニッツラーなど黄金のウィーンを代表する文豪が集ったそうです。

ま、雰囲気だけね。
記念記念。
ここでまたアプフェルシュトゥルーデルを食べたかったけど、昨日お金をたくさん使ったのでウィンナーコーヒーにしました。
ウィーンではEinspaennerアインシュペナーといいます。ウィンナーコーヒーっつっても通じないよ!

時間が押してるのであわただしくコーヒーを飲み新聞を読み退散。
オーストリアの新聞にはユーロ:円相場が出てないのね。

南駅に戻って乗車。
ぼろっちい電車で、すごくうるさかったけど風が気持ちよくて、なんかいい感じだった。
ヨーロッパ鉄道旅行って感じ!

ナントカという国境駅で乗り換えだったのですが、乗り換えの前と後にパスポートコントロールにあった。
つまり2回コントロールされたということです。

全然しなかったり2回もハンコ押したり、なんなのさ。
つーか、2回もハンコ押すってことは、全然中身見てないってことね。

しかしEU加盟国とはいえ、ドイツ・オーストリアから東へ行くときはコントロールがあるのね。

デモ騒動以来ブダペストに行く人って少ないのかなと思いきや、電車はとても混んでました。やっぱそんなもんかね。

ブダペスト東駅に到着。
駅舎がとてもきれい。すてき!
しかし降りるや否や、ホテルの客引きがわんさかやってきます。

うーん、東欧!

とりあえずお金を持ってなかったので両替屋へ。
レートが悪いとわかってたのに、予算全部両替しちゃった。

だって、窓口にいたお兄さんがものすごいイケメンだったんだもの!!!
お兄さんの座ってた窓口は開いてなかったのでしゃべることは出来ませんでしたが、マジで目が釘付けになるイケメンでした。
普段はチラ見程度にしてますが、今回はジロ見しときました。
中国人と思われてもかまいません。

そんなわけで、お金のことを考えている場合ではなかったのです。

大して知りもしないスウェディッシュバンドのためにダフ屋からチケット買ったり両替屋をジロ見したり、自分のキャラがわからなくなりそうなので、このときから「世界のイケメンをチラ見、場合によってはジロ見する人」になることにしました。
今後イケメンを見つけたらチラ見、あるいはジロ見しなければなりません。
もーそれでいいの。

それはともかく、例のごとく道を間違えながらユースへ。
ユースホステルガイドによると、ブダペスト随一の施設だそうで、大部屋でもカーテンで仕切られてツインぽいらしいのですが。

ついに来ました、男女混合。
これで私も立派なヨーロッパ人だわ。

別にユースなんて、寝るだけだからいいんだけどね。
荷物を置いて、スーパーに水を買いに行きました。

しかしスーパーの入口に、大変な数のトカイワインが売ってるではないですか。もちろん他のアルコールもあるんですが、私にはトカイワイン以外興味ないんで。

しかも安い!!!
とても安い!!!
トカイワインとしても安いし、ワインとしても安い!!!

日本で買ったら3000円はくだらないのに、一番安いのは500mlで500円くらいなんですけど。

ぎょえー!!
こりゃ山ほど買って帰りたくなるわ・・・。

種類も価格も豊富なのですが、違いが全然わかりません。
散々悩んで、かわいいラベルのものと、250mlのものを買いました。

で、目的の水ですが、炭酸入りなのかナシなのか全然わからん。だってハンガリー語しか書いてないんだもん。
キャップの色が赤と青とあるのですが、オランダでは赤が炭酸入り、スウェーデンでは青が炭酸入りでした。つまり世界標準ではないってこと。
エビアンにすれば間違いなのですが、エビアンはまったりしてて嫌いなのです。

ここはひとつ、赤キャップに賭けます。青キャップの成分一覧に「CO2」って書いてあるから。

ワインと水で、1200円くらいです。やすっ!

ユースに戻って本を読んでると、続々と旅人がやってきます。
男の子ばっかりなんですけどー?!
結局、部屋に男女の2人組みがいて、女の子はその人と私だけでした。
しかし隣のコーナーにいたオーストラリア人のベンが親切だったのでよかったです。ちょっとおしゃべりしましたが例のごとく英語が聞き取れません。

とほほ。

ところで、どの仕切りも2人ずつなのですが、私のベットのところだけ4人コーナー。
向かいのベットにも男子です。
入ってきてきょろきょろしてたもん。「あれ?女子の部屋?」って。
ごめん私が異端児。

ドコで着替えるんだ?わたしは。
早起きしてシェーンブルン宮殿へ。
宮殿はドコでもそうですが、朝イチに行かないと、どんどん観光バスが到着して大変な混雑になるのです。

というわけで8時44分に入場。宮殿のオープンは8時半です。
すごい気合です。

イヤーよかった。相変わらずよかった。
ヴェルサイユ宮殿みたいにケバくなくてよい。

大広間の天井のフレスコ画、ひとつは四季を表してて、もうひとつはマリア=テレジアの知性を称えて描かれたものなんですって。

いいなー!
知性を称えてフレスコ画描かれてーなー!

ウィーンに来ると、本当にマリア=テレジアは愛され尊敬されていたんだなぁと実感します。
この宮殿の黄色も「マリア=テレジアイエロー」とか呼ばれてた。
きれいなのよ。

オーディオガイドが入場料込みですが、時折ナマガイドさんの話を盗み聞きしてました。
やっぱガイドさんのほうが面白い話するのよね。

ひとしきり見物して庭に出たのが10時ごろ。
宮殿の反対側にあるグロリエッテを目指します。
だれだったかの結婚を祝って建てられたんだっけかな?
好きな割にはうろ覚え。

グロリエッテ自体もきれいですが、ここからの眺めも素晴らしい。
宮殿の背後にウィーンの街並みが広がっているのが見られます。

うきゃー!ステキ!

せっかくなのでグロリエッテにあるカフェでコーヒーを飲みました。
別になんてことないコーヒーですが、せっかくなんで。
新聞を読んでみたりして。

ちなみに英語で日記を書いてたりしたのは、ハンガリー情勢と円相場と新内閣の顔ぶれをチェックしようと思って、ユースでネットを見てたためです。
40分でいくらと決まってて、お金が余ってたから日記を書いてみた。でも英語が出来なすぎてへこんだ。
しかもYAHOO JAPANのページがナゼカ開かず、内閣の顔ぶれはわからず。
ま、わかっても覚えらんないしよくわかんないんだけどね。

それはともかく、ひとしきり宮殿を堪能してウィーンに戻ります。
次はこれまた逃しまくってるウィーン市立歴史博物館。

この博物館は、Karlsplatzというところにあります。
Karlsplatzはその名の通り、広場なのですが、なんとここにBuddy Bearが並んでるではありませんか!

Buddy Bearとは、世界中のアーティストがそれぞれの国をイメージしたデザインのクマの置物です。
ベルリンに来たことがある人はお土産屋で、自由の女神の格好をした熊の置物とか売ってるのを見たことがあると思います。
アレの実物があるのです。

これはなんかのチャリティーなんだよね。
8月にベルリンに来てたんだけど、例のごとく見逃してたのです。
こんなところで出会うなんて、運命的!

こりゃ今夜のSugarplum Fairyも見られそうな気がする。

それはともかく先に歴史博物館。
ウィーンの歴史を、紀元前5600年からたどることが出来ます。なげー。

ウィーン好きの自分にはたまらん博物館です。
おもしろーい!!

ここで特別展「オーストリアへの亡命」というものをやってました。ハンガリー動乱に伴う難民についての展覧会です。
ここで気づいたのですが、今年はハンガリー動乱50周年なのね。
しかももうすぐ記念日。
しかしあの騒動・・・。
なんだか運命的な気がします。
勝手に運命感じまくり。

そんなわけで大満足の博物館。
ここのミュージアムショップにも例のごとくEROTIKの本があったので、エロ本マニア(もーそれでいい)の自分としては中身を確認しないわけにはいきません。

わざわざファスナーのついたカバーがかけられてるからどんなだよと思ったら、全然上品。
むしろこういうのを求めてた(わけでもないけど)んですよ。
ドイツのエロティックはグロい。
やっぱウィーンだな、と再確認。

この後Buddy Bearを散々撮影。

オペラ座まで歩いて、その裏にあるザッハーでザッハトルテを食べることにしました。

以前ザッハーでザッハトルテを食べたとき、すごくパサパサしてたのです。
なんだこりゃと思ったので今回リベンジ。
行ったら謎が解けました。
カウンター内では、ザッハトルテがどんどん皿に取り分けられ、注文が入れば即座に提供できるようになってたのでした。
客が多ければ回転が速いけど、少ないとパサパサになっちゃうわけね。

ちなみにザッハーもデメルもそうですが、「本場」=激ウマ、と言うわけではない。
せっかくだから本場を味わっとくか、程度で味はフツウです。
ザッハーのザッハトルテは、チョコとケーキの間のアプリコットジャムが非常に甘い。ケーキ自体はそうでもないと思うんだけど。

ま、本場ってことで。

この後カプツィーナー教会で歴代ハプスブルク皇帝の棺を見物、ケルントナー通りを北上しオットー・ワーグナーによる郵便局を探すもガイドブックナシでは無理でただ歩き回っただけ。

オットー・ワーグナーの建築好きなのです。シェーンブルン宮殿の最寄り駅とかKarlsplatzの駅舎も彼の建築なのですが、20世紀初頭ウィーンらしく、優雅で繊細な感じがいいのです。

今度はオットーワーグナーを巡るウィーンの旅もいいなぁ。

それはともかく、Sugarplum Fairyが出るクラブの場所を確認(チケット未入手)し一度ユースへ戻りました。
ネットでライブのスタート時間を確認したら「チケットソールドアウト!」ですって。
ぎょ。
場所は確認したのに今度はチケットがない。

ま、行けば何とかなるかな。

で行ってみた。
まるでBSBのコンサートに来たかってくらいティーンエイジャーばっかり。女の子ばっかり。
やっぱビジュアル先行バンドはこうなっちゃうのね。

チケットないけどボヤーっと座ってたら、目の前にダフ屋が現れた!
ダフ屋って言うのかな?14.60ユーロのチケットを15ユーロで売ってくれた。
自分で前売り手配するより全然安いよ。ありがてぇ。

前座のバンドがひどいもんで、おんなじ感じだったらどうしようと思ったのですが、そうでもなかったので安心した。
ロックバンドにしちゃかわいらしすぎる!と思ったけど、もしかしたら、もうロックバンドが「かっこいい」ではなく「かわいい」と見えるお年頃なのかしら、と思ったりしました。

しかし黄色い声援が飛び交ってたので、彼らは特別かわいらしいほうだと思います。

MANDOもこんな女子ばっかりなのかな。

今日も一日アクティブでした。
朝一番でウィーンに移動。
ユースに荷物を置いて、フンデルトヴァッサーハウスへ。

ガイドブックを持ち歩きたくなかったので、ミッテ駅前にある本屋でガイドブック立ち読みの術。
ジモティっぽい♪

勝手な思い込みでまた道を間違えるところでした。
バッチリ確認したもんね。

ついにフンデルトヴァッサーハウスにやってきました。
「直線に神は宿らない」と言い残しているとおり、ぐにゃぐにゃした感じがします。
かわいいー!
こんなところに住んでるなんておしゃれね。
中もこんななのかしら??

ちょっと離れたところにあるクンストハウスウィーンとあわせてフンデルトヴァッサー堪能。
かわいいなぁ。

ウィーンに来て思い出しましたが、私ユーゲントシュティールとか、10〜20年代ウィーンてすごく好きなんだよね。
きらびやかなんだけどバロックのようにハデではないところが。

それはともかく、フンデルトヴァッサーの次はフィガロハウスへ向かいます。
モーツァルトイヤーにあわせて改装されて、今はモーツァルトハウスって言うんだって。

これまたトヨタさんをはじめとする企業のスポンサーのおかげで、リッパな博物館になっております。
当時の面影は全くなし!!
モーツァルトのことが良くわかる博物館です。
チケット代にオーディオガイドが含まれてるのですが、このガイドの中に出てくる女の人が、微妙に関西系っぽい。珍しいガイドだね。

ワルシャワのショパン博物館はこんなことなかったのになぁ・・・。
人気がありすぎるのも問題だね。

Stephan platzからGrabenへ。
なつかしー!!
この広場にはたくさんの大道芸人がいるのですが、中でもお気に入りだったのが、ピアノを演奏する操り人形。
本当に人形が演奏してるみたいに見えるんだよね。
で、キレイなお姉ちゃんが通ると演奏を中断してよそ見したり、お金を入れてくれると目玉が飛び出したり、お金を入れないで通りすがる人がいるとベロだしたりしてすごく楽しい。
これ大好きなのよー!

ずっと見てたかったけど時間ないので。

Grabenから1本入ったところに、たしかカフカが通ったカフェがあったよなぁとあやふやな記憶を頼りに進んでったら見つかった。すごい私!店の名前も覚えてなかったのに。
ここで再びアプフェルシュトゥルーデルとメランジェ(ミルクコーヒーのことをウィーンではなぜかメランジェと呼ぶ)を注文。
新聞を読んですっかりウィーンっ子気取りです。

ハンガリー情勢がどうも良くないらしい…。
でもプラハ通って帰ったら大変な出費なので行くもんね。

再びGrabenを通って王宮へ。
ミヒャエル門が見えてくる感じがとても好きなのよ。

ヒトラーが演説した王宮のテラスを横目に、美術史美術館へ。
あーたまらん!!!ウィーン超好き。

さいわい木曜日は美術館の営業時間が長いのです。うひひ。
美術史美術館にあったミュージアムカフェはすっかり気取ったレストランになってた。残念。

ここで再びブリューゲルの傑作と対面。
いいわーやっぱバベルの塔だわー。
でもその横にあるキリストの磔刑もなかなかよい。
タイトルはキリストの磔刑なんだけど、ドコにキリストがいるのかわかんないの。
焦点はそこに当たってないかんじ。珍しいね。

ブリューゲルの絵って、生の喜びと死の恐怖が隣り合わせになっている感じがする。
「断食と謝肉祭」(勝手に訳)という絵が特にそう思わせるんだけど、農民の結婚式や子供の遊びなんかはすごく楽しい絵なんだけど、反面「死」をテーマにした絵もたくさんあるでしょ。タイトルは忘れたけど。

だから何って感じですが。
私は生の喜びの絵のほうが好きです。

イタリア絵画ってあんまり好きじゃないかもと思いましたが、ラファエロの聖家族を見たらやっぱり好きかもと思いました。ラファエロはいいよね。やさしいよ。

ひとしきり名画を堪能。
続いて近所にあるミュージアムクウォーターMuseumQuartierへ。
ここは、私がウィーンに滞在している間ずっと工事中だったのです。いつの間にやら美術館になってました。

美術館だけでなく、レストランとかショップとかイロイロあるカルチャーコンプレックス的なところでしたが、19時過ぎだったのでほとんど閉まってた。出直します。

私の目的はレオポルド美術館。
クリムトの個人蔵だった絵やシーレがあるらしかったので。
たしかに。

クリムトの失われた大作「医学・哲学・音楽」のうち、医学が原寸大で再現されてた。モノクロだけど。
あー!!これが燃えちゃったなんて、なんてもったいない!!!
すごく見たかったのに。

この美術館はクリムトよりもシーレがよい。
特にスケッチがたくさんあって、すごくかわいかった。
こんなにたくさん隠し持ってたのかレオポルド氏は。いいなぁ。
とてもかわいかったのでポストカードを買ったもんね。

ここのショップに、シーレとクリムトのスケッチ画集があったのです。本のサイズも体裁もすごくかわいくてよかったんだけど、やたらエロティックなスケッチ画ばっかりで。
なんだこりゃと思ったら、「エロティックスケッチ集」だった(゜o゜;

無意識にエロ本を手に取るようになってます。

キレイなスケッチもあるんだけど、「何に使うつもりだったんだ・・」というスケッチも多く、ビミョーだったので買いませんでした。
どっちかと言えばシーレの方がよかったな。

あぁそういえばレオポルド美術館には、美術史美術館とのコンビチケットが売ってました。私は美術史美術館から行ったから買えなかったけど(゜o゜;

教えてくれてもいいのにねぇ・・・。
ザルツブルク滞在ですが、メインの目的はベルヒテスガーデンでした。
ベルヒテスガーデンと言えば、アレしかありませんね。
総統の別荘です。

しかしベルヒテスガーデンは基本的に避暑地・別荘地らしく、山登りの好きな人が訪れるところのようです。
だから別にベルヒテスガーデン=ヒトラーというわけではないです。

別荘(いわゆる鷹の巣)は、とんでもない山の上にあります。
ベルヒテスガーデン駅からバスで20分行って、バスを乗り換えます。
この乗り換えた後のバスが、ものすごい山道を進みます。
車内の案内では「ヨーロッパナンバー1の山道」と言ってましたが、景色がナンバー1なのか恐ろしさナンバー1なのかわかりません。
この日は霧が濃かったのですが、視界がめちゃ悪い。
道の脇はすぐ崖なのか、見えるのは針葉樹林のさきっちょだけ。

こえー!!!
白川郷に行く途中のバスも怖かったけど、それ以上に怖い!!!
バスの運転手さんが寝不足でないことを必死に祈りました。

景色なんて見えないから何も楽しめません。
大自然がとても苦手な私は、こういった景色を見ると「今自分は死と隣りあわせだ」と考えてしまいます。
だってタイヤがちょっと道を外れたらサヨウナラですよ?
霧が濃いから道が見えないのよ?

すごい怖かった。

そんな大自然苦手っ子が、こわい思いをしてまでやってくるなんて、物好きだなぁとつくづく思いました。

で到着。
晴れ間が覗くと確かによい景色!
しかし別荘までは、127メートルだったかな?エレベーターをのぼらないとなりません。階段もあるので徒歩でもどうぞ。
私はもちろん、キンピカの趣味の悪いエレベーターを利用しました。

ホント絶壁。まさに鷹の巣。
こんなとこに別荘作るなよなー。
でもこの別荘は、ヒトラーが作らせたと言うよりは、ナチス党員が総統の50歳の誕生日プレゼントに別荘を建てようと言うことになったらしいよ。
ヒトラー自身最初のうちはこの別荘に執心してたけど、後のほうはそうでもなかったらしい。

で、この別荘、観光客がアメリカ人だらけ。
ガイドツアーも英語しかないの。
どうやら戦後アメリカ軍がここを占領して、ドイツ人の心をくじくために「総統の別荘は今やアメリカ軍の支配下に置かれたんだぞ」と宣伝したらしく、その名残なのかアメリカ人に人気の観光名所のようです。

そりゃーねぇ、ドイツ人はあんまり興味ないだろうねぇ。

そのためか、別荘の中はレストランがある以外、別に何にもありません。
ムッソリーニがヒトラーに送った暖炉(だと思う)も、何の注意書きもないので予備知識がないとそれとわかりません。
ドイツ人はあんまり工夫を凝らしたくないらしい。
うひひ、だろうねぇ。

ドイツ人がいないわけじゃないんだけどね。

ところで山の上(1894mだったかな?)なので天気が変わりやすい。
しばらくボーっと座って、晴れ間が覗いては写真を撮ったりしてました。基本的にはとても寒い。
自然が苦手な子なので、薄着で来てしまったのです。
山なめちゃだめだよー

昔、ミニスカートで山登ったこともあります。
ただのばか。

でも日が差すと暑いのよ。山の上だから。

ひとしきり景色を堪能して下山。
これまた怖い山道を下っていきました。

ザルツブルクに戻って、ぶらぶらしてました。
別にすることないのよねここで。
「うたた寝」をテーマにした展覧会をぶらりと見て、
モーツァルトの生家へ。
前にザルツブルクに来たときに訪問した覚えがないので。

非常に商業化されてて、ビミョーでした。
モーツァルトが生まれたらしいベビーベッドは塗りなおされているせいか妙に新しいし、取り立てて見るべき展示もなく。
ヘンな、青い白鳥が天井から吊るしてあった。なんだあれ?

ガッカリ度高し。
グッズもソートー変です。

なので住居のほうは訪問せず、カフェでアプフェルシュトゥルーデルを堪能。
安いんだもん。2.40ユーロ。ドイツじゃ3ユーロはくだらないからね。
でもコーヒーは高い。

ところでモーツァルト像の前にあったグロッケンシュピールというカフェがなくなってた。前に来たときにここに立ち寄ったのに。
今はデメルになってます。

ちなみに、ザッハーもザルツブルクにあります。

でもここでは行きません。

することがなかったのでこの日のうちにウィーンに行ってもよかったなと思いつつユースに戻りました。
持ってきてたフリーペーパーをじっくり読みました。
MANDO DIAOとSugarplum Fairyのインタビューを読み比べました。

いつからそんな好きだったんだっつーの。

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