コペンハーゲンの思い出
コペンハーゲンの思い出
コペンハーゲンの思い出
私がいない間東京は結構涼しかったらしいのですが、私が帰国した途端猛暑がやってきたらしい。

私は晴れ女であります。
北欧の天気予報も軒並み雨だったのに、行ったらピカピカ晴れてたし。

晴れ女であります。

さて今回の旅行の目的も「何もしない」だったので、特に見たものもやったものもありません。
コペンハーゲンでは、Normann Copenhagenのショップに行きたかったのです。

http://normann-copenhagen.com/

以前コペンハーゲンに行ったときにゆらゆらグラスを買って以来ここのプロダクトが気に入っているのですが、なかなか日本では買えませぬ。売っててもうちには不要なものとかで。

前回行ったときに、ショップがあるって知らなかったので次にコペンハーゲン行くときには絶対行くぞと心に決めていたので。

何も買わなくても、店内のディスプレイを見てるだけで楽しい。
こういう部屋に 私は住みたい。

このほかもちろんイルムスにもマガジンにも行って北欧デザイン雑貨をめちゃくちゃ堪能し、とてもよい買い物をしました。

もちろんもっと滞在時間があればクロンボー城(ハムレットの舞台になったお城)まで足を運んだり、マルメ(電車で30分くらいで行けるスウェーデンの街)に行ったりできたけど、まぁ今回は首都集中型ということにしました。

そんなブラブラ型の滞在だったのですが、最後の日にサプライズが。

1.朝パン屋のテラスでコーヒー飲んでたら地元のおっちゃんにナンパされた。
昔船でコックをしてたんだけど今はしてない、両親が金持ちなのでママにお願いするとお金くれる、今はガールフレンドと一緒に住んでるんだけどアパートは彼女が買ってくれた

というダメエピソードをたくさん披露してくれました。

私は働いてお金を貯めてドイツに住んでたんだよと説明したのですが、たぶん私のこと学生だと思ってんな。
「君は金持ちなのか?」とやたら金の話の多いおっちゃんでした。

2.世界サンタ会議に遭遇
ツイッターで、サンタ会議がコペンハーゲンで開催されていることは知っていたのですが、まさか遭遇するとは!
バスの中にサンタさんがすし詰めになってて、そのサンタが市庁舎前へゾロゾロゾロと降りてきて、あっというまに広場はクリスマス色。
そのあと市庁舎で会議をした後に、大通りを行進してました。サンタの行進!

こりゃ今年後半いいことがある気がする!

というわけで個人的にはとても堪能した二日間の滞在でした。
ストックホルムの旅は終わりました。
街をぶらついてただけだけど。

観光として、スコーグシュルコゴーデンSkogkyrkogårdenという世界遺産へ行きました。墓地なんですが、大変静かでとても気持ち良いところなのです。
世界遺産だけど人がほとんどいない。

人がほとんどいないんだけど、売店では日本語の本が売っているという。
すごいね世界遺産での日本人出没率。確かにわたしが行ったときも、街中ではあまり見かけない同邦人が何組かいたな。

まぁそれはともかく、一日じゅう買い物をするのは困難なので、最後は公園にあるカフェのテラスに座り、マンウォッチングをしておりました。
マンだけ。

ストックホルムでつくづく思ったのですが、男性がみんな素敵なのであります。
わたくし重度の北方人種コンプレックスということを差し引いても、みんな服装がナチュラルにステキだと思うのです。

本当にみんなステキかどうか確かめようと思って、街の中心にある公園でジロジロ見てたわけ。

日本人のように作り込まれていない、肩の力が抜けたナチュラルな着こなしが多い。
Tシャツも無地とかシンプルなものをサラッと着てる。
体のサイズに合ったものを身につけている。
年齢に関係なくいろんな色を取り入れている。

めっちゃお腹出てても脚が細いんだよねー白人て。
だからハーフパンツもキマる。

いいね!

一方、女性は変なカッコウの人はけっこういる。蛍光イエローのレギンスみたいなパンツとか。エアロビか?
自分が女性だから見る目が厳しいのかしらん。

そんなわけでストックホルムの旅は終わりました。
ホテルの話 コペンハーゲン
ホテルの話 コペンハーゲン
ホテルの話 コペンハーゲン
北欧人をジロ見しに行ったんじゃなくて、北欧デザインを満喫しに行きましたの。

メインはヤコブセンてことでラディソンロイヤルに泊まりましたけれども、変なホテルでした。
レセプションの人たちはスーパー感じがよいのですが、それ以外の点は???なところが多かった。

部屋が狭いのは仕方あるめぇ。狭い部屋を取ったんだもの。
しかし朝8時前から部屋の前を掃除するかねぇ。
掃除開始時間が異様に早い。で、掃除のおばちゃんやたらしゃべってうるさい。

そりゃヤコブセンがデザインしたくらいですから、建物自体は古いんですよ。だから音がよく通るとか、仕方ないかもしんないんすけどね。
8時前て。

それでも、スーパー狭い部屋にすらスワンチェアとセブンチェアが置いてあって、バスルームの金具とかも全部ヤコブセン。
ロビーには山ほどエッグチェアが置いてあるし、階段のデザインも大変にエレガント。

うぉーこれこれ。
これが見たくて来たんだから、多少のことは目をつぶるなり。
ちょっとお値段お高め。もっとホテルのサービスをフル活用する人はもっと満足度が上がるんだろうけど、私のように部屋に帰ってテレビを見るだけ、みたいな人には割高だね。
いいの堪能したから。
ヨーロッパ ヨーロッパ
ヨーロッパ ヨーロッパ
ヨーロッパ ヨーロッパ
夢の欧州紀行から帰国し、まったく通常通りの日々が再開しております。

学生の頃は、社会人になったら休みとか取れないし 海外っつってもせいぜい近場なんだろうな などと思っておりましたが、そうとは限らんものですなー

美しいイルミネーションに飾られた街を見物し、気分一新 次の旅行のためにがんばるぞー

来年はベルリンだな。テーゲル最後の年。
その次もベルリンだな。BBI最初の年。ユーロもあるし。

BBIのオープンに伴い、羽田-ベルリン便就航にならないかと願っております。

帰国した日曜日の午後、森鴎外の恋人を巡る番組でベルリンが出てた。
今日、ベルリンの過去100年間における芸術家の苦悩を巡る番組をやってた。

呼んでるな。

でも、旅先として魅力があるのはウィーンやプラハだと思います。
ベルリンは、長く滞在すればするほど楽しくなる街だ。

時間があるなら 旅行はヨーロッパがいいと思う
個人的に 好きだからであります。
リンダんとこに泊めてもらえるってことだったので、手荷物だけでザグレブへ降り立ったのですが、一体どうやってリンダに出会うんだろうと考えました。

今思うと、なぜ前日までに連絡しなかったのかなと思いますが。
でも24日に行くよって言ってあったしなぁ、なんとかなるかなぁと思ったんだよなぁ。

ザグレブって、何語が通じるんだろうか。

ともかくリンダに連絡を取らなければと思ってみるものの、ケータイとか知らないし!
Facebookでやりとりしてたのですが、そこに出てたメアドに連絡するにも控えてこなかったし!

詰めが甘い。

ワルシャワでの反省を踏まえてツーリストインフォメーションの場所は調べといたので、そこでネットカフェがどこにあるか調べて、メールした。

彼女がメール見てなかったらアウトなので、ホステルの場所も調べといた。
リンダに会えないとなると来た意味が無い。。。

しかし無事に連絡が取れました。
「あらザグレブにいるの?20時ごろ町にもどるから待ってて」

えー!
今14時なのにー!

なんかやり取りに行き違いがあったようで、とにかく20時まで時間をつぶさねばなりません。

ロッカーが見つからないので手荷物持ったまま。

すげぇ暑いの。35度。ベルリンは28度くらいにしかならなかったので暑さが堪える。日差しが強くて、帽子を持ってくるのを忘れた私は熱射病になるか、クロアチアハット(赤と白の市松模様のやつね)を買ってかぶるかの選択を迫られたよ。

どちらも回避したけど。

とりあえずバスステーションで入手したフリーペーパーのザグレブガイドに従って観光名所を歩きました。
でもほとんど公園にある日陰に座ってぼんやりしてました。

カフェでなんだかわからないものを買って食べたり、お土産屋をのぞいたり。

結構日本人観光客がいるんだよ。
みんなドブロブニクに行ったんだろうね。いいなぁ。
ザグレブからはまだハイウェイが完成してません。

そんなこんなでリンダに再会し、彼女のお勧めのクロアチア料理屋へ行きました。
クロアチア料理って会社のそばにあるんだけど(都内唯一)、パスタばっかりでよくわからんのよ。

聞いてみるとアドリア海の魚を使った料理が多いらしい。
食べたイカスミリゾットおいしかったー!

Tandemのクラスメイトの思い出話とか、今の仕事の話とか、いろいろおしゃべりしました。
おしゃれーな部屋に住んでたよ。いいなぁ。
珍しくバストイレ別なの。

「1日しかいないなんてザンネン」といわれてちょっぴり心苦しかったですが、また会いに来ようと思いました。
ザグレブの街ではもうすることはないけど、今度はちゃんと事前に「行くからね」とお知らせして行きます。
いつか一緒にまたベルリンに行けたら楽しいな。
いよいよ帰国間近です。
今週はヘルシンキへ行きました。1泊2日だけ。
小さい街でした。時間があれば2泊3日で、1日タリンへ行ったのですが、時間もカネも無いので行きませんでした。

建物は非常に社会主義的でした。中央駅が特に。
ロシアに隣接する小国の運命とはこういうものかと思いました。
社会主義的なんだけど、ワルシャワや東ベルリンにはなりきれなかった街といった感じで、哀愁漂います。

社会主義の哀愁が漂うんだけど、することといえばショッピングしかないのが皮肉です。
観光名所も特に無いのでマリメッコとムーミングッズとデザイン雑貨を見て回るくらいしかすることがないの。
現代美術館はとてもよかったよ。
旧ソ連各国に関する展覧会やってたの。
これまた共産主義の哀愁漂う展覧会でした。

カザフスタン行きたい。
アルメニアでもいい。

5つ星ホテルを通りすがったら人が集ってたので混ざってみた。
ちょうどローリングストーンズが到着するところでした。
雨風が強い中ガンコに待ちましたので、間近でナイト・ジャガー(サーだっけ?)を見ることができました。
結構小さい。

そんなところです。
「かもめ食堂」は見てませんので、なんでみんなヘルシンキに行きたいと思うのかよくわかりません。
「なにもない」というほど何もなくはないし、それなりににぎわってるし。

マリメッコの品揃え以外に特に目を見張るものはないので、お金と時間に余裕のある人のための観光地といったところです。
ムーミンショップも見当たりません。空港に小さいコーナーがありましたが、日本のムーミングッズが売られてました。
テレビ東京のムーミンはスウェーデンでも放送されてるのです。

ちっとも褒めてない感じですが、北欧ツアーをするのであれば立ち寄る価値はあると思います。
でもストックホルムのほうが綺麗だし大きいよ(@_@)

ストックホルムよりもヘルシンキのほうがメジャーかと思ってりょーちんに写メールをしたら「どこだかわからん」と言われました。あれ?
しかし快晴の空模様は感動を呼んだようです。
ヨーロッパの空は、写真に撮ると実際に見るよりも青く映るのです。

帰ってきてストックホルムのホテルにあるアイスバーに行きました。東京にもあるみたいですが。
全部氷でできてんの。観光客向けですがとても面白かった。
コレはゼヒ一度行ってみるべきだと思いました。

ニルスパパとママが避暑地から帰ってきたのでごはん食べたりしましたが、今週末また出かけてしまいました。
ナントカという劇場に行くんですって。ナイス人生。

月曜日に帰国です。到着は火曜日ですが。
うーむスーツケースがめちゃ重たい。
「エキシビジョン」のつづりを大いに間違えて覚えてました。ていうか覚えてませんでした。
英語はわかりずれぇよ。んでそれをカタカナにしたらもっとわかりずれぇよ。
h発音しないじゃん。「ビ」ってvだかbだかわかんないじゃん。

ドイツ語がいいなと思うときも稀にあるのです。
ドイツ語のつづりはほぼ読みどおりだからね。

さてストックホルムには、東アジア博物館があります。
中国を中心とした展示なんだけど、15日から日本に関するエキシビジョンが始まりました。
http://www.ostasiatiska.se/smvk/jsp/polopoly.jsp?d=146&;a=7218

11組の日本人コンテンポラリーアーティストの作品が展示されてます。
入場無料なの。
規模も大きくなくて気軽に見にいけます。

きっと明和電機あるだろうなーと思ったらやっぱりあった。
サバオのケータイストラップとか展示されてたよ。

ストックホルムではじめてあんなにたくさん日本人を見たよ、ってくらい日本人が来てました。
ニルスが「もし僕が東京にいて、スウェーデンアーティストのエキシビジョンがあったら行くもん」と言ってました。
だよねーだから私も来たんだけど。

ショップに折り紙がものすごい値段で売ってました。遠い国だね日本て。
でもスウェーデン語の折り方ブックとかあっていいと思います。
折り紙の折り方を外国語で教えるのって大変。

ストックホルムでは他にも、13日から15日の間、北欧博物館でチョコレートフェスティバルをやっておりました。
入場料100krにぶつくさ文句を言うニルスを無理矢理連れて行きました。

サロン・ド・ショコラみたいなもんです。地元ブランドばっかりだけどね。
中でチョコが買えるのであって、食べ放題ではありません。試食はたくさんできるけどね。
だから各店のブースの前に人が(ほとんど女性)わんさかいて、なかなか近づけません。
ニルスはずーっと文句ぶつぶつ言ってました。

まぁ確かに、入場料を取るこたーないじゃん、という気はしましたが。
特設ステージがあって時々なんかイベントがあるみたい。私らがいたときはバレエやってた。なぜバレエなのかは、スウェーデン語がわからないのでわかりません。ニルスはすっかりうわの空だし。

さらに他にも、建築博物館では隈研吾のエキシビジョンをやってました。これまた入場無料です。規模はやっぱりそれほど大きくないのですが。
展示方法も凝ってて面白かった。それほど真剣に見てたわけじゃないけど。これは一人で行きました。
青山ビルの設計図、じゃないけど、作業する上での注意事項がこまかーく書き込まれた図面が置いてあって面白かった。あんなのはじめてみた。
日本語だから他の人たちは意味不明なんだろうけど。
「ここはこの材料を使うこと」とか「ナントカを考慮して傾斜をつける」とかなんとか書いてあるの。

偶然にも日本に関係するエキシビジョンがあって面白かった。
現代美術館ではアフリカに関するエキシビジョンをやってたのですが、そのガイドブック?カタログ?にはなぜかパパイヤ鈴木が載ってた。アフリカ出身だったの?
外国語を勉強するときに難しいのは、前置詞だと思います。
すべてのヨーロッパ系言語には前置詞があり(もちろん確信なし)、それぞれの前置詞は大体似通った意味を持ってます。
しかしそれぞれの言語には、それぞれの前置詞の用法があります。
その用法を間違えると、ネイティブにはすごく奇妙に聞こえます。

えーと、つまり、たとえば。

「私は今日映画館へ行きます。」

この文章において、映画館を目的地として意味する場合、英語ではtoを用います。
しかしドイツ語では、主に「〜の中に」を意味する前置詞を用います。
そしてスウェーデン語では、主に「〜の上に」を意味する前置詞を用います。

こういったような用法を学ばねばなりません。
それは頭の痛くなるようなことですが、非常に面白いことでもあります。

**************

そんな話をスティナと話した。
さらにフランス語では前置詞の後に名詞が来る場合、その性によって音が変化するらしい。
それ聞いただけでフランス語無理と思う。

面白いなー。大変だけど。
ちょうどストックホルムに来たときに、スウェーデンの新内閣誕生だったのよね。
新しい閣僚がずらりと並んだ映像をニュースで何度か見ましたが、授業参観に来たおとーさんおかーさんみたいだった。
新首相は鮮やかなグリーンのニット、その隣の人はオレンジのニットと、色鮮やかな新内閣誕生でした。

日本の新内閣誕生とはずいぶん趣が違いますね。

しかしこの新内閣、誕生直後にスキャンダルが発覚しました。
文化相が、長年にわたってTV視聴料を支払っていなかったのです。

スウェーデンでは久々の与党交代で、内閣の顔ぶれも新しいんですって。だからマスコミは新しい閣僚をアレコレと調べ上げた中で発覚したんですって。
別の大臣も支払ってなかったことがわかっておりました。
連日トップニュースはこのネタでした。

結局文化相はこないだの月曜日に辞任しました。たった1週間ですよ。あーあ。

さてスウェーデンに滞在中に北朝鮮が核実験をするとかしないとかで揉めていることがわかり、再び重要なニュースを毎日チェックすることの出来ない日々でありました。
首相の中国訪問がどうだったのかもよくわかりません。
海外旅行の欠点です。
一応NHKの英語サイトは見たんだけどねぇ。今思えばCNNとか見りゃよかったな。

スウェーデンでも北朝鮮のニュースはやっていたけれど、なんたってスウェーデン語ですから・・・。

さすがにスウェーデンでアジアのニュースを見るのは難しいです。
気がついたら日本の核保有議論について議論されてるし。
議論することについて議論するって可笑しいね。

なんだか、重要なニュースをたくさん見逃してる気がするな。
バックナンバーを見ればいいだけのことですが。

しかし外国で日本のニュースを読むのはとても面白いです。日本が外国でどのように見られているのか良くわかります。
といってもそれほどしょっちゅうニュースに出てくるわけではないけどね。
スウェーデンで13日から公開が始まった、ドイツ映画を見ました。
すっかり英語のわからない子と思われちゃっているので、ドイツ映画です。
聞き取るほうはドイツ語より英語のほうが出来るんだけどな。
イギリスのドラマとか見てても、簡単な会話もドイツ語に訳してくれます。わかるんだけどな。

ま、それはともかく、RUN!LOLA,RUN!の監督の新作です。
豪華俳優陣だったらしいです。ドイツ人俳優全然知らないから全然わからなかったけど。

ストックホルムの新聞の評価は高かったらしいのですが、それほどでもなかったよ。
超ヒッピーな母親を持つ、腹違いの兄弟の葛藤の物語。原作はフランスが舞台らしい。

兄のブルーノは精神に問題を持つ高校教師。
いつもセックスのことばかり考えているけれど、妻とは寝る気がしなくて、クラスのかわいこちゃんに手を出そうとしてクビになります。
FKK(ドイツのヌーディストクラブ)に参加して(女体目当て)、クリスティアーネという女性と知り合い、愛の溢れる日々を送るのですが・・・。

一方弟のミヒャエルは、ヒッピーな母親に嫌気を刺して、女性に触れることに抵抗を感じています。青年のころ、アナベルという少女に恋し、彼女もまた彼を好いていましたが、彼は彼女に指一本触れることなく遠ざかっていきました。
少年の頃から数学が得意で、現在は「性的接触を伴わないオーガズム」についての研究で名を挙げております。
そんなある日、アナベルと再会を果たしたミヒャエルですが・・・。

と、ストーリーだけ書き出すとなんかすげぇエロそうだけど、別にそこまでエロエロではないです。むしろ彼らの心理描写がメインだからね。

確かに俳優はよかったと思います。
が、ストーリーはどうかしらね。
取り立てて褒め称えるほどでもないかな。

スティナが見たというウディ・アレンのほうが面白そうだったな。結果論だけど。
フランツのアパートがあるKungsholmenは、地下鉄でいうと中央駅の隣の駅にあたります。
つまり、ストックホルムの中心に程近いというわけです。
先にも述べましたが、アカデミー賞、じゃなかったノーベル賞授賞式?の晩餐会?が行われる市庁舎も近所にあります。

閑静な住宅街のため、夜は人気がありません。
ニルスが住んでいるSo:dermalmは、ヒップなヤングが集まるエリアで、夜でも比較的人が歩いています。
ベルリンで言うところのPrenzlauer Bergみたいなとこです。私の住んでるところです。
東京で言うところの中目黒みたいなところです。

しかし、ベルリンに比べたら夜は静かです。
特にKungsholmenは、全く人が歩いていません。
中央駅から5分のところがこんなにからっぽだなんて普通じゃない、とニルスは言っておりました。

普通かどうかはわかりませんが、確かに人気が全く無い。
週末でもちらほら歩いているくらいで、しんみりしています。

ニルスによると、ストックホルムの警官の数は年々減っていっているそうです。予算が無いから。
私にしてみれば、こんな人気の無い街に警官なんてそんなに要らないでしょと思うのですが、彼の理論としては、予算が無い→警官が減る→治安が悪くなっている、ということらしい。
週末の夜に地下鉄に乗ったらホームに大量の警官がいて、週末だからかなと思ったら「なにか事件が無い限り警官は来ない」とニルスは言っておりました。

本当かどうかわかりませんが。

しかしたしかに夜は人気が無く通りも暗いので、むしろベルリンよりは物騒な感じがします。
ニルスも強盗に遭ったことがあるそうです。

ニルスとニルスパパと、酔っ払いについて話したことがあります。
スウェーデン人にとって、酔っ払ってその辺でリバースしたり立ちションすることがかっこいいんですって。
「悪ぶる」ことがかっこいいと思われているんですって。

だから土日の朝、バーの前の通りはすごく汚いし、地下鉄もすごく汚れてるんですって。
汚れ具合はベルリンも大して変わらんと思うけど。

ヨーロッパでは、お行儀のよいお国柄といわれるスウェーデン人ですが、そんな彼らはひとたび酒を飲むとアグレッシブになるそうです。
酔っ払ってケンカする=カッコイイと考える人が多く、ほとんどの酔っ払いがアグレッシブだと言っていました。

ユゥエルとフィデルマがベルリンからストックホルムに遊びに来たときも、酔っ払いがフィデルマにずいぶんと汚い言葉をかけてきたそうです。
彼女は1年間ベルリンに住んでたのですが、ベルリンでそんな目に遭ったことは一度もないのに、ストックホルムではじめてそういう酔っ払いに遭遇したそうです。

確かにベルリンでは、地下鉄の中でも普通にビールを飲みます。
ビールを飲んでてもダレも変な目で見ません。日本からすれば、というかドイツ以外の国からすれば電車の中でビールを飲む=アル中のイメージからおっかない感じがしますが、全然そんなことありません。変な人もいるけど。
でも同じようにビールを飲んでいる人がいたら、「かんぱーい!よい夜を!」と声を掛け合ったりします。

ベルリンにはストックホルムの何倍も酒飲みがいますが、結構みんなフレンドリーです。

夜中までバーが開いていて明かりがともっている通りを選んで行くこともできます。
ストックホルムのバーやクラブは、3時で閉店しなければならないんだって。だから夜中は道が真っ暗、もちろん人気も無いから物騒だというわけです。

比較的のんびりした国と思っていたスウェーデンですが、なんだかそうでもないようです。
普段お行儀のよい優等生も、酔っ払うと何をしでかすかわからないみたいです。

なんかそういうところ、日本人に似てるわね。
行儀がいいって言っても、イタリア人やドイツ人と比べてだから日本人や韓国人と比べたら全然行儀良くないけどさ。

ま、それはともかく、果たしてストックホルムは本当に住みにくい街であり、ベルリンはドコよりも快適な街なのかしら?
確かにストックホルムの物価は高いし夜は物騒かもしれません。
ベルリンは何でも安いし、みんなフレンドリーです。

でもそれは、そういうベルリンに憧れる、というかベルリンのよいところを満喫したニルスの視点であり、すべてのスウェーデン人が同じように考えているかどうかはわかりません。

でも多くのスウェーデン人アーティストがベルリンを目指しているのも事実です。
ベルリンへ行くこと、ベルリンで何か成し遂げることがクールなんですって。

私には、東京に憧れる地方の青少年の感覚と同じなのではないかという気がします。

しかし私は東京生まれの東京育ちであり現在ベルリン在住なので、彼らの目に映るベルリンがどんなものなのかはわかりません。

ヤハリここはひとつ、ストックホルムで暮らさねばなりませんな。
オスカーったって、外国語部門ですが。受賞はしてませんが。
前に見た「EVIL」の監督、ミカエル・ハフストームがニルス一家と友人で、こないだニルスんちにやってきました。
基本的にはロンドンに住んでるのですが、ストックホルムに来たから立ち寄ったそうです。

諸評によると←この作品において監督はあまり重要ではないようですが。

前にも言ったと思いますが、ニルスの一家の友人にはスウェーデンで活躍するアーティストの知り合いがとても多い。
この映画監督もそうですが、避暑地の隣人がH&Mのトップデザイナーだとか、アパートの隣人が陶芸家で街中の陶器屋にその作品がならんでたり、GANTというブランドのデザイナーも知り合いらしく、また別のスウェーデン映画監督兄弟も知り合いだそうで、こないだTVの映画評論番組に出てるのを一緒に見てました。
↑この映画のプレミアにニルスたちも行ったそうで、ジェニファー・アニストンとクライヴ・オーウェンに会ったよと言ってました。「ナイスガイだった」って言ってた。へー。

で、やってきた映画監督の話に戻ります。
ミカエルは友人なのかと思ったら、彼が子供の頃からの知り合いだそうで、一時このアパートに一緒に住んでたこともあるそうです。一体全体どんなつながりでそういうことになるのかよくわかりませんが、映画監督の友人というよりは、友人が映画監督になったってとこですかね。

ミカエルと娘のエマと友人のケリーがやってきました。
お茶を飲んでお菓子を食べて、英語やらスウェーデン語やらが飛び交っておりました。
話題は、最近奥歯を抜いたとかロンドンで部屋探ししてるとかそんな感じ。あとはスウェーデン語でよくわかりません。

私やニルスはタダ座ってるだけでありました。
だんだん疲れてきたので、エマとスティナと一緒に折り紙をしてました。

とにかく英語がヘタクソでやんなっちゃいます。
基本的にニルス以外の人とは英語を使わなければならないのですが、単語も出てこないし文法もめちゃくちゃだし、ゲンナリです。
ミカエルに「ニルスとはドイツ語でしゃべるの?」と聞かれたのでハイと答えたのですが、「今彼のドイツ語はめちゃくちゃで、私の英語もめちゃくちゃなのでコミュニケーションが大変です」と付け加えたらニルスが「僕のドイツ語は君の英語ほどめちゃくちゃじゃない!」と言われました。

ゴモットモ。

や、でも文法の間違いをいちいち指摘してないだけで、結構めちゃくちゃよ?君も。

ま、でも笑いが取れたからいいってことで。

でもちょっとへこんだわよ。
やっぱ英語ヘタクソなんだわ。
トホホ。
ドイツに住んでる割にはドイツ語上達してないし。そこんところをニルスに指摘されてちょっとへこんだ。

月末からがんばります。
ここ最近ずーっとイケメンイケメン言ってますが、
あくまで自分の美意識を通じて「イケメン」と思うだけであり、万人に受け入れられる感覚ではないと思っております。

前にサヤカに、スウェーデン代表の写真を見せたときにソッコーで意見が食い違いました。
ちなみにその写真は今日本のケータイの壁紙にしております。いい写真なのよー。

そもそもイケメンとはどんな人物を差しているのかが、活字では全く伝わりません。
しかし、私の中のイケメンの定義などありません。
パッと見た瞬間に「あ!かっこいい!」と思うか思わないか、それだけです。

イケメンてそうでしょ?
そうだよね?

そうです。そういうことなのです。

みんなに言われますが、私は面食いです。
甘いマスク大好き!

さて、その「あ!かっこいい!」と思う瞬間は、ストックホルムがダントツに多い。
ヨーロッパ各国の首都を旅してきましたが、ストックホルムほどイケメンの多い街はありませんでした。

ストライクゾーンてことですね。

いやでもねー、こればっかりは私だけじゃないと思うのよ。
どれぐらいイケメンが溢れかえっているかというと、
ホテルのエントランスの前でタクシーを呼んだり荷物を降ろしたりする係(あれはベルボーイって言うの?)がオーランド・ブルーム似だったり、ツーリストインフォメーション併設の両替屋のお兄さんがアッシュトン・クッチャー似だったり、塗装屋のおじさんがキーファー・サザーランド似だったりとかです。

わかってきた?

みんなかっこいいから、それは「かっこいい」のではなく「普通」なのよ。
イケメンてさ、普通の人たちの中にいるかっこいい人じゃないですか。「かっこいい」の定義は個人差があるとしても、「普通の人たちの中のかっこいい人」であることには変わりないでしょ。

でも、その普通の人たちがみんなかっこいいから、実際のところはその中からさらにかっこいい人を指してイケメンと呼ばなければならないわけですよ。

しかしもう私の審美眼では、かっこいい人の中からイケメンを探し出すのは不可能です。

イケアの皿の間にリンドベリ(スウェーデンの有名デザイナー)が混ざっていたとして、それを見分けることができますかと聞かれたら出来ません。

そんなわけで、ストックホルムで車を運転することだけはやめておこうと思います。わき見しまくりで危ないもの。

そういった法則はもちろん女子にも当てはまるわけです。
なんでカフェでバイトしてんのってくらいかわいい子がたくさんいます。でもかわいい子がたくさんいるからさらにその上を行かないと芸能人にはなれないんだろうなぁ。

昔のアサヤンみたいな番組やってたけど、なんかみんなパンクだったりゴスだったりしてた。

やっぱりみんなブロンドブルーアイズ細身だから、それだけじゃのしあがれないんだね。

さてステキなのは顔だけでなく、服装もホントーにおしゃれです。
やり過ぎないおしゃれ。これも活字では伝わりませんが。

あるカフェで見かけた男の子は、スーパーマリオのTシャツ着てて、首に赤のスカーフ巻いてたもん。白金を歩いてるゴールデンレトリバーみたいな感じ。シャツは水色なの。マリオのプリントがしてあるの。

すごいかわいいのよそれが。
日本人がやったらそれこそ「いぬマリオ?」ってなっちゃってすごく難しいと思うんだけど、そこはやっぱり人種の強みで、かわいくなるのよね。

ドイツみたく妙なパンクやゴスが溢れてたりしないし(いないわけではない)、イヤミなオシャレも見かけない。
ミドルエイジのスーツ姿なんかもねー、紫のネクタイとかが似合うんだよーノルディックはいいよねー

本当に、老若男女Cheap MondayかACNEのジーンズを履いてます。
リーバイスが無いわけじゃないのにね。
ニルスは相変わらず、2つはサイズがでかいんじゃないのってくらいブカブカのACNEを履いてました。
新しく買ったのですが、前と同じデザインのを買ったんだって。とてもいい色でした。
彼はとても痩せ型で、それを気にしているらしく、真夏のどんな暑い日でもTシャツを重ね着してたし、スリムジーンズは絶対に履きません。
そういう人もいるのね。

スウェーデンブランドといえば、H&Mがドイツより種類が豊富だったような気がする。
H&Mで事足りるよなーあれ。
もちろん他にも地元オシャレブランドはたくさんあるし海外ブランドのお店もたくさんあるんだけど、H&Mで洋服買って、残りのお金はバカンスにまわしましょ、という人のほうが多いんじゃないかしらね?

H&Mだって全然かわいいし。

というわけでCheap Mondayでジーンズ1本、H&Mでニットとスカートを買いました。
ジーンズが400kr、H&Mがあわせて500krです。
むふ。H&Mクラブに加入していたらいつでも10%オフです。
私はスウェーデンに住んでないから加入しませんが。

ジーンズは裾をあげてもらえました。月曜日に買ったら「金曜日に出来る」といわれました。金曜の昼前に行ったら「あと1時間くらいかかるからランチの後に来て」といわれました。

蕎麦屋かっ!
ストックホルムの空港に着いたときから、耳に入ってくるのは主にスウェーデン語です。

ああ!ステキ!
iPODを持っていきましたが、ほとんど使いませんでした。音楽よりもスウェーデン語を聴きたかったので。

抑揚溢れるメロディアスな響きが耳に心地いい!

今のところはまだまだ何を言っているのか全くわからないので。

しかし、せっかく習ったのに使わないのはもったいない。
というわけで、両替・カフェではスウェーデン語を使いました。

使わないと上達しないんだけど、
使うと向こうもスウェーデン語で話してくるのが問題よね。
何言ってるのかわかんないんだもん。

一度はカフェでなんか聞かれて、わかんないからハイと答えてみた。メモに「m/s」って書いてて、なんだろーあれと思ってたら、コーヒーにお砂糖はお付けしますかと聞いてたらしく、砂糖とミルクがついてきた。
「m/s」→med socker(with suger)のことだったようです。

なるほどねー。
でも問いかけは全く聞き取れなかったので意味なし。

別のカフェでも何言ってるのかわからずイイエと答えてみたら、「twenty-nine」といわれました。
あ、金額だったのか。
数字の聞き取りはだいぶ出来るようになったけど、まだまだ100%ではありません。当たり前。

ニルスとは時間の言い方だけスウェーデン語でしゃべりました。数字のおべんきょです。
数字って大事だと思うのよ。

おうちでテレビを見てるときは、全く意味がわからないけれどぼーっと見てました。耳に心地よいので。
でも字幕だと結構わかるんですよこれが。
一度、デンマーク語のドラマをスウェーデン語の字幕で見てたんだけど、結構わかるんですよこれが。
刑事ものだったんだけど、大まかな話の流れはわかりました。
途中で目を離したスティナに解説しちゃったもんね。
英語が貧相だったけど。

見た目はドイツ語に似てるので、読む分には大体意味が取れる気がします。しかしリスニングとなるとさっぱり。
iとjとyの区別がつかないし、oとuとa*の区別も全然つかない。
だから発音もできません。
特にijyの発音の仕組みが全くわからず、マネもできません。

前途多難。

別の日には絵本を読んでみました。
絵本だから内容は難しくないんだけど、動詞の過去変化と形容詞の語尾変化がわからないと、辞書も引けないということがわかりました。
20ページくらいの絵本を読むのに大変な苦労でした。
ピッピを立ち読みしたときはあまり難しく感じなかったのは、すべて現在形で書かれてるからなのね。
なので「ニルスの不思議な旅」は買いませんでした。
読み終える自信が無い。
代わりにスウェーデン語の動詞2000という本を買いました。

スウェーデン語の何が好きって、あのテキトーな返事が好きなのです。
「あの」っつってもダレも知らないだろうけど。

YESはスウェーデン語でJa(ヤー)なのですが、あまりjaと返事してる人はいないと思います。
代わりに、息を吸いながら「あー」と言うのです。
マンガでいえば、床にたまごを落っことしちゃったときに出てくる「あー!」ってとこかしら。

他にも、ひらがなで表現するのは非常に難しいのですが、日本語で言うところの「気の無い返事」的な「んあー」ってところかしら。
「あぁ」ってとこかしら。でもしり上がりに発音するのよ。

このへんてこな返事が老若男女問わず普通に使われてるのです。アナウンサーもそうだし、2歳のちびっ子も使います。

これがねー好きなのよー。
耳にすると思わずにやりとしてしまいます。あれってスウェーデン語だけなのかしら?

一生懸命まねしてます。
でも日本人的感覚からすると、ずいぶん無礼な感じがするので気をつけたほうがいいかもしれないな。
相槌とか、だいぶ無関心に響く気がする。
着いたその日にニルスのところにフランツから電話がかかってきました。

「来るときサンダルしか持ってこなくて寒いから、靴持って来てくれないかなぁ」とのこと。

・・・。

フランツは8月のおわりくらいからかな?ベルリンに来てるそうです。まだ遭遇してないけど近所に住んでるらしい。
前に会った時に聞いたら、半年くらいいる予定と言ってました。

明らかに、寒い冬をベルリンで過ごす予定でしたよね?
サンダルだけじゃ冬を越せないのは火を見るより明らかですよね?

「ついでにコートと本とバリカンとDVDとマフラーも・・・」
とのことでした。

・・・。

キミたちは計画性という言葉を知らないのか!
ニルスにしてもフランツにしても、私がいなかったらどうするつもりだったんですか!!!

結果オーライってヤツですね。それを言っちゃおしまいよ。

でもフランツのアパートを使わせてもらったので、もちろん運搬しましたよ。
フランツは普通に背が高いので、もちろん靴もでっかいです!
革のショートブーツで、形を崩さないように木製の足型も運びましたよー。
スウェーデン語の正書法みたいな分厚い本も、やたら重たいバリカンも運びましたよー。

アパートを使わせてもらったから運びましたよ。

衝撃的なのはまだあります。
ニルスは11月から再びベルリンにやってきます。最低でも3ヶ月は滞在する予定だそうで、部屋探しをしてます。

彼のストックホルムには、シンセサイザーがでーんと置いてあります。かなりのお気に入りらしく、熱心にいじってました。
ベルリンに再来する暁には、一緒に持って行きたいくらいお気に入りだそうです。
親にここから発送してもらえばいいじゃんてさ。

私の部屋に置いてったキーボードはどーするのと尋ねたら、アレはヘボイから売っちゃおうかなってさ。

で、再び帰国するときはどうするんですか?とまでは聞きませんでした。それはもうnone of my buisnessです。
ストックホルムにあるシンセサイザーは、今私が預かってるキーボードの1.2倍くらいあります。
私の部屋には他にもスピーカー1セット、ターンテーブル、レコードがあります。
こないだ帰国したときは、次来るときにパパに車で来てもらうとか言ってましたが、パパは背中を痛めてるので、そんな長時間ドライブはできません。
前回帰国する前からわかってましたが。

完全帰国するつもりはないってことなのかしら?
彼の計画性の無さには驚きです。
この日のよるごはんは、ニルスが作ってくれました。
トルテリーニにエビのトマトクリームソースがけです。

・・・。

全部ニルスが作ってくれたので、エビの皮むきは免れましたが、目の前でエビを細切れにしてくれたときは泣きそうになりました。

最終的にエビの形をしてなかったので、泣く泣くありがたくいただきました。全然味しねぇ。
ソースはおいしかったよ。

ストックホルムに来てエビを食べないというのは、日本に来て白いごはんを食べないのと同じくらい不可能なことなのでしょうか。

相変わらず「外で食べると高いばっかりで、味はたいしたことなくて満足しない」と文句ばっかり言っているニルスですが、15日の日曜日には有名カフェBla* Port (a*はaの上に○)にわざわざ足を伸ばしてランチを食べました。初外食です。
ランチメニューが120kr前後でしたがおいしかったよ。
セルフサービスなんだけど有名カフェで混んでるからずーっと行列してた。

前日の14日には、うちにあるカクテル本を出してるバーTranaに行きました。2年位前にここでDJやったことあるんだって。
人気バーらしく、混みあってました。
この日のDJはベルリンっぽかったらしく、ニルスがベルリンに早く帰りたそうにしてました。

確かにお酒は高い。ビールが50krとかするんだもん。
たしかに酔いつぶれるまで飲むわけにはいかないね。
でも週末に行くくらいなら別にいいんじゃん?

基本的にニルスのうちではパパが料理します。
何でも料理するんだよー。イタリアンからタイ料理まで。
とてもおいしいのです。毎日ありがたくいただきました。

ある日フランツのアパートで、惣菜を買ってきて食べたことがあるのね。
スウェーデン名物ミートボールとマッシュポテトとパスタサラダ。
量が多かったのもあるんだろうけど、結構な値段だったのよ。
でもまー惣菜だし、そんなもんかと私は思ったのですが。

まーニルスがずーーっとなんかぶつぶつ言ってる。
値段の割にはおいしくないとか、あんまりあったかくないとか、高すぎるとか。
惣菜なんだから当たり前でしょ!ってとこにずーっと文句言ってる。
そんなに文句言うんだったら料理すればよかったじゃん。
料理したくないっていうし、フランツのキッチンが使えるのかどうか不明だったから惣菜にしようってことにしたんじゃないの。

贅沢に育ってますよこの子は。

生ハムとかベーコンの脂身は全部よけるし、
鶏肉の皮は全部よけるし、
マックのバリューセットのドリンクは全然飲まずに捨てちゃうし。

脂身はママたちもよけてたからその影響だと思いますが。

アジアに来たら毎日イタリア料理屋に通ってそうだな。
んで文句言うの。「高い」って。

もったいないおばけはヨーロッパにはいないみたいね。
今度会うときまでに説明できるよう勉強しておこうと思います。
基本的にニルスは平日13−21時までバイトなので、私がストックホルム到着時には、妹のスティナが中央駅まで迎えに来てくれました。
ニルスにとてもよく似ています。かわいいんだこれまた。

週末両親はクラクフに旅行中でして、その間はニルスんちに泊まってました。
その後はニルスの友人で、現在ベルリン滞在中のフランツのアパートに泊まってました。
このアパートはKungsholmenだったかな?市庁舎のある島にあります。
学生寮みたいなところで、シャワー共同です。

フランツが出かける前に掃除をしてかなかったらしく、だいぶ汚れておりました。たまらずキッチンの流しだけはぴかぴかにしましたがコンロと冷蔵庫の汚れは無視しました(断腸の思いで)。

食器棚の中にはイケアの皿とロイヤルコペンハーゲンの皿がごちゃごちゃと積んであるし、
カクテルグラスは一通り揃ってるし、
オシャレなレモン絞りが置いてあったりする。
カクテル作る前にキッチン掃除しないの?

部屋のサイズに合わない巨大なテーブルが置いてあるし、本棚には興味深いシュペーアの本だったり有名な歴史家の本が置いてあったりする。
不思議です。

シャワーが部屋にないので、毎朝というか毎日11時ごろニルスんちに移動してシャワー借りてお昼ごはんも食べてから出かけてました。
夜ごはんもほぼニルスんちでごちそうになっていました。
ほとんどホームステイ状態です。

本当に親切にしてもらいました。
自分ちと同じように使っていいからねと言われましたがそんなことできませんよー。

シャワーカーテンがないので、常に着席してシャワーを利用しておりました。
床モップの前にシャワーカーテンを買えばいいのに。

ママは新しいマリメッコのショルダーと新しいデザインハウスのショルダーを買ってました。うらやましい。
相変わらず北欧デザインが大集合していました。
月末には夫婦でローマ旅行、11月にはママがお友達とベルリンに来るそうです。

あー!そういうオトナになりたいな。

スティナは毎日熱心に勉強しておりました。あ、大学生です。
本当に毎日勉強していました。
外国の大学生は本当に良く勉強すると思います。
たまにスウェーデン語習ったりしました。

お土産に日本酒と折り紙と色紙で作った大量の箱を持っていきました。全部きむたんが持ってきてくれたものです。あでもトカイワインも持ってったよ。
どれもこれも大変喜ばれました。
スティナに鶴と風船の折り方を教えてあげました。
とてもうれしそうにしてて、持ってきてよかったと思います。

ニルスは日本酒飲むのは初めてだと言って大変うれしそうにしてました。つまみになるものがなかったのですが、白ワインのような味わいの日本酒だったので、チーズに合うかなーたぶん。

クラクフでパパたちが8本もウォッカを買って帰ってきてました。
やっぱ東欧行ったらお酒買うよねー。
クラクフウォッカがおいしかったな。
空港までどれくらい時間がかかるのか良くわからなかったので早めに出発。おかげでベンに挨拶できませんでした。ちょっと心苦しい。いい人だったので。

地下鉄の端っこの駅からバスなのですが、料金の払い方がわからず結局ただ乗り。
地下鉄の検札は厳しいのに、ここはゆるゆるなのね。ヘンなの。
地下鉄も検札厳しくするくらいなら改札導入すればいいのに。
雇用の創出に一役買ってるのかな?

空港の外観は古臭かったけど中は新しくなってた。
チェックイン開始までに1時間も時間があった。早く来すぎたってこと。まぁいいや。時間ぎりぎりってキライなんで。

ロビーが吹き抜けになってて、2階からロビーが眺められるのでそこに座ってボーっとしてた。
そしたら続々とUS ARMYがやってくるではありませんか。

なんだなんだ?
見る見るうちにロビーが米軍兵でいっぱいになりました。
なんだなんだ?誰か来るの?

ずっとみてましたが、別に何をするでもなく、みんなぶらぶらして写真撮ったり買い物したりしてたので任務中ではないらしい。
男子はみんなボウズで、まさに米軍兵だけど、回転扉ではちゃんとゆっくり進んでるところがなんかおかしかった。
天下の米軍兵も、回転扉には勝てません。

どっか移動するらしく、出国検査のところに行列してた。
結局どこへ行ったのかはわかりません。ベルリンではないことはたしか。

ここで再びイケメンを発見。
Zeit紙を持ってたのでドイツ人です。
チェックインのときに2人前に立ってた。うひょーかっけー。

さてハンガリーでは出国検査がありました。
例のごとくEU国民はさっさか進んでますが、私のところではなにやら隣の人としゃべってます。
2回コントロールされたからかしら・・・。

しかしともかくハンコを押してもらえました。
うううストレスだわ出国検査。

免税でハンガリーマネーを使い果たすべく、比較的高価なトカイワインを再び購入。これは私が飲むとして、こないだ買ったのは誰にあげるかな。
12.90ユーロですが3236フォリントです。
1ユーロは150円ですが、1フォリントは0.6円です。
だから・・・えーと・・・。
ええ??ユーロで買ったほうがずいぶん高いような気がするけど・・・???

こんな感じで旅行中はずっと計算尽くしなのです。
もーいや、こんな性格。

さて無事にお金も使い切り、座って搭乗時間を待ちます。
と!
座った正面にさっきのイケメンが新聞を読んでるじゃないの!
こりゃジロ見するしかないね。

見れば見るほどかっこいいので、盗み撮りもしときました。
ソートーなジロ見です。

さすがに飛行機の中で隣に座ったりしないよ。
ぶいーんと1時間ほどでベルリンに到着。

恐怖の入国検査です。
「訪問の目的は?」と英語で尋ねられ、面食らってしまいました。
そんなこと聞かれると思わなかった。
だってパスポートにビザ張ってあるじゃん。

ここで「ワーキングホリデー」って答えればよかったのかもしれませんが、ワーホリの認知度が非常に低いので、ナニソレと聞かれる可能性が高く、どう答えたものかと考えてたら「英語しゃべりますか?」と聞かれてしまった。

わーその質問すごくキライなのにー
へこむー

ドイツ語で「仕事探してます」と答えました。
滞在予定期間も聞かれて6ヶ月と答えたら「6ヶ月?!」と言われる始末。

だからー
そこにビザ張ってあるでしょー?

ベルリンに住んでるのですが、と言ってみたものの、あまり効果はなく、しばらくビザのページを読んでやっとハンコをもらえました。

あー!なんてストレスフル!

正直に答える必要があるのかどうかわかんないのですが、適当なこと言って揉め事になったりしたくないし、ビザがあるので入国には何の問題もないはずなのに、どうしていつもこうなのかしら。

ワーホリって答えれば問題ないのかしら?
ドイツの警察官がみんなワーホリを知ってるとは到底思えない。

あー!すごく嫌だった。

そんなことでゲンナリしつつ帰宅しましたが、先日ウィーンで遠隔購入(タダのネットショッピング)したMANDOのチケットが届いてたので良しとします。
届いて当たり前なんだけどね。

あー!楽しみ!
しかしその前にストックホルムです。むふふ。
シャワーが空いてる隙を見計らってご利用。
シャワー室に鍵があればいいのですが、12人部屋に2個しかシャワーないので、占領するわけにはいきませんし。
ちょっと不便だな。

しかも天井から水がもれてるんですけど。
こんなもんか。

向かいのベットの人は朝早く出てったようで、ラクラク着替えられました。
着替え以外は特に不便はなく、むしろ気さくに話しかけられて(受動態)いいような気がしてきた。

ただ単にベンが気さくだっただけかもしれんが。
いい人だ。
彼のベットの上段にはこれまたオーストラリア人のアンソニーがおりまして、まるで最初から2人で来たかのように仲良くなってた。すげぇ。

朝ごはんですが、バターがすごいまずかった。
ヨーロッパのバターって基本的に味が濃くてすごく好きなのですが、ここのバターはすごく脂っこかった。つーかアブラだなありゃ。
すごくまずかった。

チーズとハムでごまかしました。

さて外出。
デアーク広場という中心エリアにインフォメーションがあるらしいので降り立ったのですが、浮浪者くさかった。
うーむ。

インフォメーションでハンディな地図を探したのですが、ナゼカ北欧言語のものしかなかった。なんでー?!
日本語とか英語だと、冊子になってしまい、それはそれでいいのですが地図が見難い。
仕方ないので北欧言語地図と日本語冊子を持って行きました。

適当に歩いてたらドナウ川にぶつかるかなと思ったらそうでもなかった。
危うく迷子になるところでした。
適当すぎるな自分。

ナントカドナウ川に出て、鎖橋や王宮の丘を眺めることが出来ました。
わー!きれーい!
さすが世界遺産。

ドナウ川沿いに歩いて鎖橋を渡り、王宮のある丘も歩いてのぼりました。
ケーブルカーで登れるのですが、行列してるし、歩いたほうが楽しいでしょ。

道の途中から国会議事堂が見えてきれいでした。
アレはきっと、遠くから眺めたほうがイイに決まってる。そう自分に言い聞かせました。

歩いて5-6分だったよ。
丘の上からの景色がまたきれいなんだ!!
大変多くのドイツ人観光客がいましたが、しばらくしたら移動していなくなった。
静かな丘の上で、美しいペストの街並みを背に今日の予定を考えます。
優雅だわー。

しかし、今日は日曜日。
日曜日の午前中は、教会は開いてません。ミサやってるから。
何しよう??観光名所のマーチャーシュ教会は13時オープンです。
まだ11時です。

国立ギャラリーでは「ドイツの至宝 ルターからバウハウスまで」をやってました。
ブダペストで見なくてもいいなと思いました。

現代美術館があると地球の歩き方には書いてありましたが、別の場所に移動してました。しかもここから遠い。

とりあえず教会のほうに行ってみました。もちろん教会は開いてません。
教会の裏にある、漁夫の砦という変わった建物?砦?を見物。鷹匠がいたよ。腕に鷹が止まってました。

しかしドイツ人だらけだ。
ドイツ語があちこちから聞こえてきます。
ユースにはオーストラリア人ばっかりだったのに。

することもなくぶらぶらしてたら、ベンとアンソニーに出会いました。何した?ときかれて何にもしてないと答えました。
ビールでも飲むかっつーことになり、王宮近くにあったカフェへ移動。

ここのビールは500mlで270円くらいですが、彼らが昨日行ったパブでは150円くらいだったそうです。
安い!!
私は330mlのナントカというハンガリービールを飲みました。ピルスナーっぽくて飲みやすかった。
買って帰ろうかと思ったけどもうトカイワインを750mlも買ったんでした。

小一時間ほどおしゃべりして13時ごろに解散しました。
アンソニーの友達がチェスキークルムロフからブダペストに向かってるところだったんですって。友達はチェコに行きたがったけどアンソニーはチェコに行きたくなかったから直接ブダペストに着たんですって。

それはともかく、私はマーチャーシュ教会へ。
カトリックの教会なのかな?でも内装は非常にオリエンタルでした。
壁がとてもカラフル。全面的に模様が描かれてるのです。
これがスラブってやつ?テキトーに思いを馳せました。

13時を回ったので、もうひとつの観光名所・聖イシュトバーン大聖堂も開いてるはずなので移動。
ハンガリーの歴史上の人物って、イシュトバーンとマーチャーシュしか知らない。みんなイシュトバーンかマーチャーシュという名前だったような気がしてくる。
あ、コッシュートもいたな。ボッシュートじゃないよ。全然関係ないよ。

それはともかく、一番近い道を通っていこうとしたら、警察が通行止めにしてるじゃないですか。
えーもうデモやってるのかしら、と思ったけど遠回りしたら全然なんともなかった。通行止めは50mくらいだけだった。
何で通行止めしてたんだ?

それはともかく大聖堂。
ここも豪華な装飾というか、壁まで派手でした。セルビア的なの?
聖イシュトバーンの右手のミイラもバッチリ見てきました。

ここからヴァーツィ通りへ移動。ショッピングストリートです。
ハンガリーでは日曜日もお店が開いてるのです。
やっぱドイツ人ナマケモノなんだ。

パリにもミュンヘンにもウィーンにもあった洋服屋promodがここにもありました。この店なぜかベルリンにはないの。安くてかわいいのに。
もちろんハンガリーはハンガリー価格、ドコよりも安い!!

黒いスカートほしかったんだよねぇ・・・。

衝動買いはイカンと思い、一度頭を冷やすため外へ出ました。

ところで、ブダペストのユースはカード支払い不可で、それを知らなかったので両替を再びしなければならなかったのです。
出発の朝に現金が足りないとかでもめたくなかったので、多めに両替しました。

なぜ東欧に来ると多めに両替しちゃうのかしら・・・。
コペンハーゲンやロンドンでは少なすぎて苦しかったのに・・・。

多めに両替する→再両替がもったいない→物価が安い→じゃぁ現物に・・・

悪循環です。

しかしその前にお腹が減ったので、グラーシュを食べなければなりません。
いい忘れましたが、ウィーンではちゃんとヴィーナーシュニッツェルとSturmを堪能しました。
シュニッツェルが大変大きく2枚も出てきて、しかも肉だけだったのでビビリましたが、1枚半なんとか食べました。
Sturmも飲みきって、満腹の酔っ払いです。
普段旅行に出たときに、食べ物には全然こだわらないのですが、今回はめづらしく名物をちゃんと食べてます。

グラーシュもそのひとつです。
ハンガリーワインを飲むには早すぎる時間なので、カフェオレを飲みましたが。

各国語のメニューがある店で「1級レストラン」て書いてあったのでサービス料12%かかりましたが、そーいうとこのほうが間違いないからいいかなと思いました。
サービス料取られてもコーヒーとグラーシュで1000円くらいだから、こんなもんでしょ。

気がついたら小銭が大変たくさんたまってたので、アイスを食べました。観光地価格なんでアイスはベルリンより高かった。
ヘンなの。
アイスを買ったところの横に広場があったのですが、そこで、水の入ったグラスを楽器にして、トルコ行進曲を演奏してるおじさんがいました。
おもしろいのですが、微妙に音程があってなくてきもちわるい。
もう半音高めじゃない?っていう音がたくさんありました。

で、再び服屋へ。
黒のかわいいミニスカを試着してみましたが、あわせる靴がないので買うのをやめました。
結局最初に目に止まったかわいいマフラーを購入。

マフラーかよ!

欲しかったの。かわいかったの。
白いコートを持ってきてるのに白いマフラーを持ってきちゃって困ってたの。

いいの!欲しかったの!!!

どこへ行ってもお買い物ストリートははずせません。
ところでこの通り沿いにあったお土産屋では、昨日私が買ったワインが2割り増しくらいの値段でした。
うひひ得した♪

今は細かい数字がものを言うのです。

さて次は英雄広場を目指します。
現代美術館も捨てがたかったのですが、やっぱり英雄広場かなと思って。

M1という地下鉄を利用するのですが、この地下鉄駅がドコも同じつくりになってて、タイル張りでとてもかわいかった。
ところで今回も山ほど写真を撮ったのですが、圧縮できないので掲載できず残念。
ミクシィのほうに全部アップしちゃうもんね。

さて英雄広場。
広場の脇に西洋美術館があります。
ここでは9月の終わりまでレンブラント展をやってたそうです。
街中にポスターが残ってた。
しかし美術館に来てみたら「10月29日まで延長」って書いてある。

先に言ってよー!!

美術館は18時まで。
入場は17時まで。
今16時55分。

きゃー!!

あわてて入場したのですが。
私の前にスペイン人のおばさんが2人いて、その人たちが係員と「スペイン人は無料って聞いたんだけど」と話してます。
係員のおじさんは「そうです。ちょっと待って、これ持ってって」とチケットを渡してるのですが、それを私にもくれました。

スペイン人無料ってすごい適当だな。全然確認してないんだけど?

しかし渡されたチケットには「デューラー」って書いてあるし日付は去年のだし、なんだコリャと思っておばさんたちについてったら、「スペインの至宝」という展覧会もやってたようです。
あーだからスペイン人無料なのか。
デモこれじゃレンブラント見れないんじゃ・・・?

スペインのマスターピースをちょっと見てからレンブラントに行ってみましたが案の定入れませんでした。やっぱり。

まぁいいや。ベルリンでもやってるし、アムスでも見たし。

スペインの至宝は、エルグレコとムリリョとベラスケスがメインでした。
スペインの画家って、他にピカソとゴヤぐらいしか知らないなぁと思ったけど、画家というよりは作品をあまり知らない。
興味ないってことかしら。
でもプラドには行きたい。

それはともかく、ショップにレンブラントグッズあるかナーと思い行ってみました。するとなんとびっくり、シーレとクリムトのエロティックスケッチシリーズのレンブラント版があるじゃないの!

レンブラントとなると途端に雰囲気が変わります。
うーむ、私の好きなレンブラントではない。

レンブラントの好きなところは、レースなのです。
レースとか、首周りの謎のヒラヒラ飾りあるじゃないですか、アレがね、レンブラントが描くと、透けるような白で、とてもキレイなのです。アレがすきなの。

あまりエロティックスケッチのイメージがないので、これはあまりよくなかったです。

そんなこんなで閉館時間が迫ってるアナウンスらしきものが流れたので退館。英雄広場を見物。
歴代のハンガリー王?の像が並んでるのですが、だーれも知らない。イシュトバーンがハンガリーを作って、コッシュートがなんかやったのはわかるのですが(わかってない)、後は・・・。
それぞれの王が行った偉業が同じく彫刻で表されてるのですが、説明書きがマジャール語なので読めません。

そんなこんなでユースに戻りました。
今日もたくさん男子がやってきます。
なんで?もしかしてみんな知ってたの?男女混合だって。

着替え以外は困らないよ。
さすがにここでは目が釘付けになるようなイケメンには出会いませんでした。

そういう人が来ちゃったら困っちゃうな。
ややのんびり気味に起床。
目的のベルヴェデーレが10時開館なので。
とりあえず荷物をウィーン南駅に預けて、ブダペスト行きの電車を調べます。

先日きむたんが来たときに、「電車の乗り継ぎをプリントアウトしてくれるのはドイツだけ」といってたのですが、確かにそうみたいですね。
インフォメーションで尋ねたら、なんかイロイロ書いてある(ローマ行きとかべねちあ行きとか)紙をもらった。
ま、これで事足りるんだけどさ。

なんか良く見たら、ブタペスト直行電車は南駅じゃなくて西駅発だった。
あれー?事前に調べたときは南駅だったと思ったのになー?

ちなみにウィーンには国際列車の止まる駅が4つもある。
中央駅にあたる駅がないのです。ウィーン・ミッテ駅はあるけど、ここは中央駅っぽくないしなぁ。
そんなウィーンにも中央駅を作ろう!という動きがあるらしく、ウィーン市立歴史博物館でエキシビジョンをやってましたが、別料金だったから見なかった。時間もなかったし。残念ながら。
多分南駅を中央駅にするんじゃないのかな?西かな?

それはともかく、まー乗り換えてもいけるからいいかと思いベルヴェデーレへ。
クリムト祭りです。

がしかし!

全然ないんですけど。
や、もちろん接吻はあるよ。あと風景画とか、ナントカの肖像もあるんだけど、全部で5点くらいしかなかった。

あれ???
人魚は?
黒い帽子の婦人は??
3世代の女性は???

ミュージアムショップで最新の画集とか確認しても、ベルヴェデーレにあるはずのクリムトが全然展示されてない。
貸し出し中とかじゃなくて、スペースそのものがない。

今はお休みなのか・・・。

がーーーっかり!!

クリムトは、接吻ももちろんいいのですが私は人魚のほうが好きなのです。すごーくきれいなのよ。

がーーーっかり。

以前訪問したときに、クリムト特別展覧会をやっていて、そのときは本当にクリムト祭りだったんですよ。
ダナエもあったし、よその美術館にあるクリムトが一堂に会してたんですよ。
そのときの印象が強かっただけかな?
こんなもんなのかな?ベルヴェデーレ。

なんかすごくガッカリだったので、セセッシオンに行ってベートーベンフリーズを見ることにした。
ここはクリムト作品はベートーベンフリーズしかないんだけどね。

ウム、大作である。
スケッチもいいのよ。
ちなみにこの建築は、オットーワーグナーの弟子がやってるので、ちょっとワーグナーっぽいのよ。

ここのショップで、子供向けのクリムト本を発見。
すごくかわいいので購入。
http://www.happymuseum.com/home_en.htm
あ、これブリューゲルもある。欲しい・・・。

きてよかった。

電車まで時間がちょっとあったので、オペラ座の前を通ってゲーテ像とモーツァルト像とマリア=テレジア像の写真を撮って、カフェ・グリーンシュタイドルへ。
このカフェは、元は別の場所にあったのですが、一度閉店し、人気が高かったから再度王宮の真裏にオープンしたのです。
初代グリーンシュタイドルには、ツヴァイク、シュニッツラーなど黄金のウィーンを代表する文豪が集ったそうです。

ま、雰囲気だけね。
記念記念。
ここでまたアプフェルシュトゥルーデルを食べたかったけど、昨日お金をたくさん使ったのでウィンナーコーヒーにしました。
ウィーンではEinspaennerアインシュペナーといいます。ウィンナーコーヒーっつっても通じないよ!

時間が押してるのであわただしくコーヒーを飲み新聞を読み退散。
オーストリアの新聞にはユーロ:円相場が出てないのね。

南駅に戻って乗車。
ぼろっちい電車で、すごくうるさかったけど風が気持ちよくて、なんかいい感じだった。
ヨーロッパ鉄道旅行って感じ!

ナントカという国境駅で乗り換えだったのですが、乗り換えの前と後にパスポートコントロールにあった。
つまり2回コントロールされたということです。

全然しなかったり2回もハンコ押したり、なんなのさ。
つーか、2回もハンコ押すってことは、全然中身見てないってことね。

しかしEU加盟国とはいえ、ドイツ・オーストリアから東へ行くときはコントロールがあるのね。

デモ騒動以来ブダペストに行く人って少ないのかなと思いきや、電車はとても混んでました。やっぱそんなもんかね。

ブダペスト東駅に到着。
駅舎がとてもきれい。すてき!
しかし降りるや否や、ホテルの客引きがわんさかやってきます。

うーん、東欧!

とりあえずお金を持ってなかったので両替屋へ。
レートが悪いとわかってたのに、予算全部両替しちゃった。

だって、窓口にいたお兄さんがものすごいイケメンだったんだもの!!!
お兄さんの座ってた窓口は開いてなかったのでしゃべることは出来ませんでしたが、マジで目が釘付けになるイケメンでした。
普段はチラ見程度にしてますが、今回はジロ見しときました。
中国人と思われてもかまいません。

そんなわけで、お金のことを考えている場合ではなかったのです。

大して知りもしないスウェディッシュバンドのためにダフ屋からチケット買ったり両替屋をジロ見したり、自分のキャラがわからなくなりそうなので、このときから「世界のイケメンをチラ見、場合によってはジロ見する人」になることにしました。
今後イケメンを見つけたらチラ見、あるいはジロ見しなければなりません。
もーそれでいいの。

それはともかく、例のごとく道を間違えながらユースへ。
ユースホステルガイドによると、ブダペスト随一の施設だそうで、大部屋でもカーテンで仕切られてツインぽいらしいのですが。

ついに来ました、男女混合。
これで私も立派なヨーロッパ人だわ。

別にユースなんて、寝るだけだからいいんだけどね。
荷物を置いて、スーパーに水を買いに行きました。

しかしスーパーの入口に、大変な数のトカイワインが売ってるではないですか。もちろん他のアルコールもあるんですが、私にはトカイワイン以外興味ないんで。

しかも安い!!!
とても安い!!!
トカイワインとしても安いし、ワインとしても安い!!!

日本で買ったら3000円はくだらないのに、一番安いのは500mlで500円くらいなんですけど。

ぎょえー!!
こりゃ山ほど買って帰りたくなるわ・・・。

種類も価格も豊富なのですが、違いが全然わかりません。
散々悩んで、かわいいラベルのものと、250mlのものを買いました。

で、目的の水ですが、炭酸入りなのかナシなのか全然わからん。だってハンガリー語しか書いてないんだもん。
キャップの色が赤と青とあるのですが、オランダでは赤が炭酸入り、スウェーデンでは青が炭酸入りでした。つまり世界標準ではないってこと。
エビアンにすれば間違いなのですが、エビアンはまったりしてて嫌いなのです。

ここはひとつ、赤キャップに賭けます。青キャップの成分一覧に「CO2」って書いてあるから。

ワインと水で、1200円くらいです。やすっ!

ユースに戻って本を読んでると、続々と旅人がやってきます。
男の子ばっかりなんですけどー?!
結局、部屋に男女の2人組みがいて、女の子はその人と私だけでした。
しかし隣のコーナーにいたオーストラリア人のベンが親切だったのでよかったです。ちょっとおしゃべりしましたが例のごとく英語が聞き取れません。

とほほ。

ところで、どの仕切りも2人ずつなのですが、私のベットのところだけ4人コーナー。
向かいのベットにも男子です。
入ってきてきょろきょろしてたもん。「あれ?女子の部屋?」って。
ごめん私が異端児。

ドコで着替えるんだ?わたしは。

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