こないだDVDを借りてきて観ました。

うーんひどい。

社会風刺を試みているんでしょうが、すべてがハンパでへたくそ。

少子化、環境破壊、自爆テロ、中東戦争にとどまらず、わざわざナチスの人種差別まで取り上げる必要があるのだろうか。

アレコレに手を伸ばしすぎていて、全くまとまりがない。
胸焼けが残るだけです。

世界中の人が英国目指してるんですよ。だから不法移民がたくさんいて、英兵が取り締まってるわけ。
なんでイギリス?

途中からもう観なくてもよかったです。
朝起きてチャンネルを回してたらちょうど始まったので見てた。
今日はムービー・プラスでデップ祭りでありまして、この後スリーピー・ホロウ、ギルバート・グレイプ、ショコラと続くのです。

そんなわけで今日は急遽デップ祭りです。
アリゾナ・ドリームは初めて見た。

わかっ!
デップ若っ!

あらでもギルバート・グレイプの1年前だ。92年。だからーえーっと29歳?
23歳という設定だからやたら若く見えるのか。
下から見上げるとキムに似てる。ニルスの友達ね。ニューアルバム好評発売中。ヨーロッパで。

YAHOOによると「メインストリームとは一線を画す作品に出演を続け・・・」ということですが、確かにメインストリームじゃないよね。あらっベルリン銀熊賞。あーそんな感じするね。

あーあのアホのポールはギャロだったのか。タランティーノみたいだなーと思ってた。全然区別ついてないです私。アゴしか見てない。

グレースの、アクセルを威嚇する(?)しぐさがめちゃくちゃむかつくね。動物的で。でもウッカリ真似してしまいそうだ。でもあれもとの顔が良くないと本当にむかつくだけだな。気をつけよう。

ママの誕生日の場面がよかった。笑った。
ポールってほんとおばかね。

デップのよさというか、彼はこういう映画の方が似合ってると思うのよね。アクション大作で剣を振るうタイプではなかった。
と思うんだけどそれってあれか、「役に幅が出てきた」ってことなのかしら?
普通逆だよね。

別のチャンネルで「デッドマン」やってるんだよなーコレも見てない。
見てる作品は3分の1くらいしかないや。
朝一番に見に行きました。
すごく見たかったわけではないですが、1日を有効に利用するためにね。

面白かったです。
ミニシアターっぽいけどキャスティングが豪華ですからね。
監督は「ネバーランド」の人なんだね。なぁるほど、納得です。
ハートフルウォーミング。

テンポもよく、ミニマルな映像もすてき。ナイスファンタジー。
インテリアがおしゃれだった。特にデイヴのスペースアパートメント。

ミニマルに生きたいね。

キャストの話ですが、豪華とはいえハデではなくていいですね。
ダスティン・ホフマン歳取ったなぁ・・・。
こないだ「クレイマー・クレイマー」を見たせいもありますが、じいさんになったなぁ・・・。でもいいよね。

話が逸れますが、俳優には私の中で4種類あって、
A.若いときから歳を取るまでずっといい
B.若いときのほうがよかった
C.若いときよりも歳を取ってからのほうがいい
と分類されるのです。
別にすべての俳優を分けてるわけじゃないけど。

Aに入るのがダスティン・ホフマン。デ・ニーロもここね。
まだ若いけどディカプリオもここよ。彼は子役デビューにしては珍しくBにならなかった貴重な俳優だと思うのです。歳は取ったけどさ。今は今の魅力がある。

Bに「カルキン的子役」を含めるかどうかは微妙ですが、トム様とか、ブルース・ウィリスとか、ケビンこなすとかが当てはまります。
昔はよかったのに、なんか最近どうかしてるという人たち。
でもなートム様は別枠だからなートム枠だからなー(@_@)

Cは、ショーン・コネリー、リチャード・ギアなど。昔はあんまし好きじゃなかったんだけど、歳取ってよいなと思えてきた人たち。

個人的な見解ですが、アル・パチーノはBなんですよ。最近はなんか、よれよれ感とゴッドファーザーとのギャップが大きすぎてBなんですよ。

あああと特別枠にニコラス・ケイジだな。若いも何も関係ないの。トム枠みたいなもんね。

何の話だっけ。あ、映画の話に戻ります。
ダスティン・ホフマンだけでなく、エマ・トンプソンもいい感じの作家先生でした。クレイジーな感じが。

最後主人公はどうなっちゃうのかしら??というオチが読めるような読めないようなで、最後まで楽しめます。
おしゃれな映画だった。
就職のためにバルセロナへ留学したパリの学生の話。
生きる道を見つけられない主人公が、様々な国から来た学生との共同生活の果てに見つけたものは。

もちろんめちゃくちゃ楽しみました。そして懐かしいベルリンライフ。
私は主人公のように国際色豊かな生活をしてないですが。かなり偏った国際交流してました。

パリからバルセロナってEU圏内なのにメソメソする主人公がちょっと根性なしだけど、大都会生活から一変して太陽の国へ移り住むカルチャーギャップは理解できなくもない。

途中で遊びに来るウィリアムがすっげーバカでどーしようもないんだけど、それがストーリーのスパイスになっていると思う。
でも本当にすっごいバカでうるさいしどうしようもない。
一緒に暮らしたこともないのにステレオタイプなことを断言する人をデフォルメした感じです。

帰ってきてから「1年もいて話すことがないなんて」という気持ちはわかる気がする。いろんなことがありすぎて何から話していいかわからないし、話して聞かせても体験してなきゃわからない面白かったことがたくさんあったと思う。

留学前よりも後に見たほうが面白いんじゃないかしらねこの映画。前は見てないけど。

Broken Flowers

2007年5月16日 映画
おしゃれな映画ね。映像がおしゃれ。
ビル・マーレイの魅力が最大限に発揮されてると思います。
「困り顔の中年男性」ってすごい似合うよねこの人。

ストーリーではなく視覚的に魅せる映画かと思います。

つまり、お話はよくわからないということです。

カンヌカンヌ。

でも「アメリカン・スプレンダー」はお話もわかりやすくて面白かったよ。ベルリン天使の詩はすごく難解だったけどね。
"I am Sam"を見たらコレを見ないと、と思ってて今に至ります。
コレを見ないとサムの独白がわかんないからね。

ダスティン・ホフマンわけぇ〜〜〜。
メリル・ストリープもまだあんまりゴツくない。

こういうのって、結婚して子育てを経験した人が見ると面白いんだろうなーと思いました。
面白いというか、考えさせられるんだろうなーと。

仕事一筋の夫とか、子供との接し方とか、考えるところが多いんだろなー。

どれも今の自分には関係ないので「いい映画ですね」といったところであります。
メリル・ストリープが勝手だよなぁと思いました。
そりゃないぜ。
裁判社会って怖いね。映画で何度見ても思うけどさ。

将来大人になったら、じゃないや親になったらまた見てみると面白いと思います。
「サイダー」ってサイダーなのね。
りんご食べたい。

ラッセ・ハレストレム!
だねーこれは。
穏やかに静かに流れる時間とストーリー。
おごそかに控えめに流れるBGM。
目を見張る演出もキャスティングも何も無いのにひきつける。

トビー・マグワイアが実によくはまっとる。
摩天楼より田園風景のほうが似合うよ。

「人間てステキ!人生てステキ!」と思える映画だと思います。

ちょっと長い。無駄エピソードはないんだけどね。

最後ハロウィンなのに特にファジーは話題にのぼらずハテナと思ったし最後のセリフも読めてたけど子供たちがかわいかったので良しとします。

完成度はギルバート・グレイプのほうが高い。個人的な意見ですが。

ラッセ・ハレストレム全作品DVDBOXというものがあるらしい。
ほしいなぁ。1万4千円かぁ…(@_@)
今日ツタヤに行ったら「ショコラ」が2500円になってた。
今が買いかなぁ。もう一息かなぁ。

さーて、次は「カサノヴァ」だ。どうなのあれ。
天使のダニエルは、地上の人間たちの心の声を聞くことができる。彼は地上に下りて、人間の側によりそい、その声を聞いているうちに、サーカスのブランコ乗りの女に恋をした。彼は、人間になって彼女を抱きしめたいと願うが…。


ベルリンを舞台にした有名なドイツ映画ですが、非常にカンヌ的でした。
国際映画祭で賞を獲る映画って、難しいのよねぇ。

コロンボも見たことないし。

Potsdamer Platzがまったいらで変な感じだった。

天使の名前、ダニエルじゃなくてダミエルですが。

Herr Lehmann見たいなーでもBECK’S買ってからじゃないとなー
1945年2月13日、イギリス空軍による大規模空爆を巡る歴史モノ。
NHKで結構取り上げられてたから映画のタイトルをご存知の方も多い・・・わけないか。

この映画が注目を集める理由は、第二次大戦を引き起こしたドイツが、被害者としてのドイツを描いたはじめての映画だからです。

WW2のドイツといえばヒトラー・ナチス・ホロコーストと悪名高き人道にもとる世紀の大犯罪がまず挙げられますが、すべてのドイツ国民がナチスであったわけではなく(国民の多くがナチスを支持したのは事実ですが)、ドイツ人の中にもナチス・ドイツの被害者はいたわけです。たとえば同性愛者・心身障害者・政治犯(共産主義者)など。

「被害者としてのドイツ」を考えるとき、まず挙げられるのがこのドレスデンと、戦後のドイツ避難民です。後者については、ポーランドとの国境が戦後東にずれたことで強制的に移住させられたドイツ人のことです。多くの難民が飢えに苦しみ、またポーランド人の報復に遭い、ドイツ政府は最終的に200万人が犠牲となったとしています。

ドレスデン空襲は先述したとおり、戦争末期に行われたものです。映画の中では「東部戦線への補給拠点となっているドレスデンを空爆することでソ連軍を援護しドイツ軍の士気をくじく」という名目だったが、実際にはソ連のドイツ進軍を脅威と見たイギリスが戦後世界を見据え、その存在感を示すために行ったものであるとされています。

実際のところドレスデンには軍事拠点は何もなく、結果からすれば全くの「無差別攻撃」であったわけです。

ドレスデンの象徴とも言われるフラウエン教会は、空襲の翌日崩れ落ちました。この瓦礫の山は、戦争の悲劇を忘れないために長年そのままにされていました。

ドイツ国内ではこのドレスデン空襲を、広島・長崎の原爆と並べてWW2の悲劇とされることがあるらしいのですが、そんなことをするとポーランド・イスラエルから猛烈な批判が飛んできます。自分たちの悪行を棚に上げて何を言うか、というわけです。

しかし戦後60年の節目を迎えるに当たり、教会を再建しようという活動が活発化したのです。
世紀のパズルと言われた瓦礫の山を再び以前の姿に戻すために、ドイツ人だけではなく空襲をしたイギリス人、ドイツ人に苦しめれられたポーランド人らヨーロッパ各国が協力し合ったのです。

2005年に完成した教会は今や和解と平和の象徴とされています。
こうした活動も、ドイツの過去に対する反省があったからこそだと思います。もちろんそれがもう充分だというわけではないですが、そうした誠実な態度があればこそ、自分たちの被害についても語ることができるのだと思います。

映画は爆撃を受けるドレスデンと市民を詳細に描いています。
地上は逃げ場のない火炎地獄、地下壕ではどんどん酸素が奪われていきます。安全な場所はどこにもないのです。
延々と続く、逃げ惑う市民、死んでいく市民の様子を見ていると非常に息苦しい絶望感でいっぱいになります。

しかし最後に、再建された教会と記念式典の様子が映し出されます。
教会に集った当時の様子を知るであろう人々、その子孫たちが教会を見上げています。

ここで初めて、世界はまだ捨てたもんじゃない、人は許しあうことができる、と希望を持つことができます。
豪華キャストが夢の競演。
ドイツではちゃんとクリスマス前に公開されてましたが、ドイツ語で見る気はしないし、英語で上映してるところに行くのが面倒だったので見逃してたんだけど、やっぱり見とけばよかったな。

全面的にクリスマス映画なので。

ストーリーはまぁ普通で、そんな夢のような出会いがあるわけないじゃんとヒクツになったりもしますが、悪い映画ではないです。
アーサーの祝賀会が、展開が読めていながらちょっと泣けたけど。

でもそれくらいかなぁ。
ソフィーとオリヴィエはちょっと意外な展開だったけど、最後は明らかにハッピーエンドになるとわかってたし。

コレも俳優で見に行った映画だな。
キャメロン・ディアスが相変わらずかわいい。
もちろん歳を取ってはいるけれど、相変わらずかわいい。洋服もかわいいし。
ああいう髪型にしたいと思うのですが、ブロンドでないので全く無理なんだよなぁ。

ジュード・ローも相変わらずかっこよかったですが、今回はハマりすぎてたな。
ちょっと甘すぎる気がするんだけど。しかも泣き虫って。
軽さがなさ過ぎたように思えます。

おでこ広くなってきたね。
こないだはウラルの羊飼いで、今度はイギリスの牛飼いなのかと思うと笑えた。

そしてジャック・ブラックがかっこつけてて笑えた。ナチョ・ブリレのくせに。
公開初日の初回に見に行っちゃったもんね。
http://www.blackbook.jp/

HPより
舞台は1944年、ナチス・ドイツ占領下のオランダ。何者かの裏切りによって家族をナチスに殺されたユダヤ人歌手ラヘルは、名前をエリスと変え、その美貌と歌声を武器に、レジスタンスのスパイとしてドイツ軍将校に近づいていく。裏切り者は誰なのか? 全ての鍵を握る「ブラックブック」とは? 「トータル・リコール」「氷の微笑」「ショーガール」などで知られる鬼才ポール・バーホーベン監督が、故国オランダに戻って完成させた最新作。


今週の読売新聞の映画評論(結構辛口)が結構良くて、張り切ってママと出かけました。

2時間半に及ぶ長編ですが、時間の長さを感じさせない緊張感の連続、最後まで飽きさせないストーリー展開、灰色のアムステルダムと美しい主人公エリスの対照的な映像などなど、期待以上の作品でした。

おもしろい!
がんばって早起きしてよかった!

監督の経歴からわかるとおり、娯楽作品なので普通に楽しめると思います。テーマはもちろん軽くないけれど、予備知識は特に要らないよ。
ドイツがオランダを占領してたということを知っておけば。
アンネ・フランクはアムステルダムに住んでたんですよ。だからドイツに捕まってしまったのですよ。この映画はアンネは関係ないけどね。

非常に良かったです。2時間半を飽きさせないのはそうそう簡単な事ではないよ。

初回特典がこれまた良かったのですよ。
黒い平べったいものをくれたから、黒いメモ帳かと思ったんだけど、カカオ86%のビターチョコだったの。しかもフランスの高級板チョコよ。プラールとかそんな名前。
ナイス特典。チョコがうれしいんじゃないよ。映画を見終わって「ああ!」と思うわけです。

この映画とてもお勧めなのですが、きっとダレも見ないだろうなぁ。
客層は、「ヒトラー最期の12日間」と似てました。
あんなに重い映画じゃないよ全然。宣伝文句にあるとおり、「シンドラーのリスト」「戦場のピアニスト」に続くレジスタンス3部作、という感じで気軽に見られます。

舞台は基本的にオランダなんだけどドイツに占領されてるから、ドイツ人もたくさん出てくるのね。ドイツ人は当然ドイツ語を話すんだけど、オランダ人もドイツ人のようにドイツ語を話すのよね。
言葉が似てるからってだけでなくて、彼らがこの時代に生き延びるための手段としてドイツ語を身に付けていたのかな、と思うと外国に占領されたことのない日本人が外国語苦手なのも無理ないか、という気がした。

オランダ語は学んだことないですが、やはりゲルマン語は似ています。これがさー面白いことにさー、英語には似てないんだけど、単語がドイツ語とスウェーデン語に似てるんだよー。
eigentlichとか、echt!とか、jawohlとか言うんだよー。
でも「あそこ」はditだし、「今」はnuという発音だったのよー。
もー感化されやすいタチなんで、やっぱりオランダ語もやろうかなと思いました。
スウェーデン語の次にね。文法書を読む程度でいいんですが。
でもきっと、基本的な規則を学んだらオランダ語の文章を読むことができるような気がしてきた。

オランダ語を聞き続けたあとにドイツ語を聞くと、確かにドイツ語の響きって綺麗かも、と思いました。
でもドイツ人にしてみると、オランダ語は女性的な響きで美しいんだって。でもオランダ人にしてみるとドイツ語のほうが女性的で美しいんだって。
私はオランダ語とドイツ語だったらドイツ語の響きほうが好きです。でもスウェーデン語のほうがもっと好きです。

字幕がね、2人しかいないのよ。日本語字幕担当と、オランダ語監修担当の2人。でも映画は、英語・ドイツ語・オランダ語なのね。
ということは、日本語字幕を担当した人が英語もドイツ語もやったってことよね。

うーむ。同じことを考えている人はたくさんいるのですね。
やはりスウェーデン語をマスターせねばなるまい。

映画の後、あ、映画館はタイムズスクエアだったので高島屋をうろつき、ディズニーストアに行ったら、スウェーデン語の書かれたミッキーのクリアファイルが目に入りました。思わず「え!なんでコレスウェーデン語なの?!」と発言したところママに「感じ悪いわよアンタ」と突っ込まれました。

日本でスウェーデン語に出会うとは思ってなかったので。
全然必要ないのに買ってしまった。無駄遣い。
ホントはデンマーク語もノルウェー語もフィンランド語も欲しかったのですが、本当に無駄遣いなのでガマンしました。

あちこちウロウロして、ママが漢検準1級の問題集を買って帰りました。我々は漢字には自信があるのですが、読めない・書けない漢字ばかりで大変へこみました。
どうやら2級までは常用漢字で、その上は常用漢字の常用外の読みとかそういうのみたいです。

とりあえずはゲルマン語の前にママの問題集を盗み見して勉強しようと思います。
これも第二次世界大戦中の話ですが、タイトルどおり、おとぎ話です。
ずっと見たいと思ってたのですが、去年の今頃公開で見られず、ドイツで吹き替えで見たら全く意味がないのでずっと見てませんでした。

北の国の映画って、全体に控えめで、でも退屈しなくて、すごくかわいらしい映画が多いと思います。

ラップランドの夏のように(行ったことないけど)、全体的に褐色の世界で、言葉の通じない三人の生活を淡々と描いています。

最近のマイブームが「バベルの塔」でして(絵画のじゃなくて)、言葉の通じないことがいかに恐ろしくもどかしいかというのを、特に戦争映画の中で考えることが多い。
戦争映画っつってもベトナム映画だけど。

「バベルの塔」において、神の選択は間違っていなかったのかしら?
言葉の通じない世界は、神の天罰であるとすれば、人間はそれを乗り越えなければならない。
それはとても困難なことだけれど、この映画を見てると不可能なことではないんじゃないかなと思えてきます。

映画は物語だけれど、そういう救いがあったっていいじゃない。
このDVDジャケット写真キライなのよね。
どっちもなんか変じゃない?ジュード・ローがアントニオ・バンデラスに見える。

原題は"Enemy at the gate"です。スターリングラードって言っても外国人に通じないので要注意。

この映画結構好きなのです。気に入らない点はいくつかあるものの、なんだかんだ言ってテレビでやってると必ず最後まで見てしまう。
今日は23時半から始まるのに見ちゃったよ。終わったら25時だぜ。

とにかくエド・ハリスが怖い。
そのうち「実はナチスだった」と言い出しても納得してしまうくらい、ドイツ人よりもナチス顔。でも若いのでナチスではないですが。

とにかく緊迫の連続。狙撃兵の話だから当たり前なんだけど。
工場のシーンなんか、何度見ても「あぶなーい!」と思います。

ジョゼフ・ファインズはあまり好きではなかったのですが、この映画の中では非常によい。とてもよい。
ちょっと甘ちゃんな感じがうまく表現されてると思う。

しかしジュード・ローのほうがカッコイイ。「教養のない狙撃兵」という役どころがぴったりであると思う。
カッコいいけど彼は知的には見えないからね。

この映画の残念な点は何度も言ってますがターニャの存在です。
戦争映画に女は無用なのです。いつも「これだから女は・・・」と思ってしまいます。
ターニャがいたからこそヴァシリとダニロフの関係が悪くなるわけで、ストーリーとしては必要な存在ではあるのですが、全体に走る緊張感を彼女がダメにすることが多い。

緊張しっぱなしでは疲れてしまうというのもあるけれど、戦争映画ってそういうモンでしょ。

なのでラストも非常に気に入りません。

それでもいつも最後まで見てしまうのです。
そのくらい、エド・ハリスとジュード・ローの対峙は面白いのです。
母親は「タイガージェットの『シン』かと思ってた」と意味のわからないことを言っていましたが、"thin"ですので。

公開前に友人に誘われて試写会に行ったのですが、超満員の試写会で座ることができず階段に座るはめになり、2時間を超える長編だとは夢にも思わず、当時は俳優の顔が全然判別できずショーン・ペン以外全然わからず、あまりよい印象がありませんでした。
ジョージ・クルーニーとトラボルタは一瞬しか出てこないのよね。

しかしこれベルリン金熊なのね。
今日テレビでやってたので見た。
午前中は地獄の黙示録を3分の1見たのにね。

ガダルカナル島の話です。日本兵が中国人に見えるのはなぜだろう。

こちらは戦争の狂気ではなく、その実態とむなしさ、無意味さなどを描いていると思います。まぁそれも狂気っちゃぁ狂気だけどさ。

後半しか見なかったのでなんとも言えませんが、前見たときほど印象悪くなかったです。
ただやっぱり哲学的というか詩的。

人が出て来すぎで、焦点がよく見えないんだよね。
人それぞれの悩みがあるのはわかるんだけど、それでこんな長くなっちゃったらそりゃ疲れるよ。

「地獄の黙示録」に比べると、日なたが多いので明るい印象ですが、話はちっとも明るくありません。

ショーン・ペンかっこいいね。瞳の色がすごく綺麗。
青なんだけど、普通の青とは違う。スカイブルーに近いと思う。
紅ちゃんと約束してたのに、仕事を抜ける暇が全くありませんでした。
職場は古いビルのせいか、どこにいても圏外で、肩身の狭い派遣社員としては、忙殺されているみんなを横目にメールしにいく非常識さを持ち合わせておりませんでした。

ごめんねほんとに。

よろよろと帰宅し、疲れた頭を休めるぞと思ってテレビをつけたらコレちょうど始まっちゃって。
全然休まんないんですけど。

途中で挫折して、続きは翌日見ました。ちょうど見逃したところから起きたのよ土曜日の朝に。

「映画史に残る名作」という感じがヒシヒシと伝わってきますね。
見せ方がなんか、巨匠っぽい。他のベトナムモノとはなんか違うなと。
狂気の作りこみ方が違うね。
なんつーのかな、狂気というのは善悪が存在することを前提に、それを超越したものであると思うのですが、この映画の中では、前提となる善悪すら見えない。
むしろそこが狂気というべきものなのかな。
たとえば「プラトーン」の狂気は、善であるエリアスとの対比じゃん。
善があり、悪があり、その先に狂気がある。

オープニングもすごかったし、ワーグナーも「わーこういうことかー」と思ったし、トラもそうだし。

デフォルメというのかどうかは、本当のベトナムを知らない私にはなんとも言えませんが。

でもやっぱりラスト30分は非常に難しかった。
哲学とか思想とか、そういうの苦手なのです。
夕方から友人と日本橋三越へ行きました。
私ホント何やってんだと思いました。いつからそんな日本橋好きになったんだ。

や、今日は三越の展覧会に行きたかったのですよ。先週から約束してたの。
「フンデルトヴァッサー展」です。
ウィーン出身の芸術家。

欧州初だった、日本人版画家と彼のコラボ作品がずらり勢ぞろい。なんか語弊がある感じがするな。
ヨーロッパの人は木版画やらないんだって。北斎や広重を見たフンデルトヴァッサーが感銘を受けて、どうしても自分もやりたくて、やっとの思いで共同作業ができるようになったんですって。

有名な建築物は少なめでしたが、若い頃のスケッチとかあって興味深かった。昔はいたって普通の画家だったようです。あるときからグルグルになったようです。

でもねー色使いとかめちゃくちゃかわいいんだよね。あれ部屋に飾ったら、部屋が狭すぎてうるさいと思うけどドイツの部屋だといいと思う。

とても面白かったです。

その後渋谷へ移動し、パルコの下でベルギービール飲んだ。
さすがに1杯飲むのがやっとでした。

たくさんおしゃべりして、帰ってきたらマミーが「薔薇の名前」を見てました。クリスチャン・スレーターが別人のようにかわいらしい。アクセルに似てると思う。スウェーデン語の先生ね。

なんかショーン・コネリーの英雄感が強いね。
後半はなんだかインディ・ジョーンズのようだし。
サリエリが出ててびっくり。

これ時代背景知らないと会議の内容とか、意味わかんなくないですかね。
これが公開された当時はロビン・ウィリアムスがマイブームだったから劇場に見に行ったのよね。

ストーリーはベタなんだけど、こういうのはやはりロビン・ウィリアムスにぴったりよね。

パスタプールのシーンがとてもよい。

何気にカポーティが出てたよ。フィリップサイモンホフマンだっけ。あとショーシャンクの悪い所長。

最近ロビン・ウィリアムス出てこないね。何してるのかしらね。

ジュード・ローとキャメロン・ディアスの映画まだ公開じゃないのね。
パフュームを水曜日にでも見に行こうかなと思ったがコンサートのチケットを買ったんだった(@_@)
ついにスコセッシが作品賞受賞したわね。
てことはレオもあと5年ぐらい真面目に俳優業がんばればもらえるんじゃない?

イーストウッドはあと3年くらいで名誉賞とか特別賞がもらえると思います。

あーやっぱクィーン見たかったなぁ。
リトルミスサンシャインも見たかったなぁ。

バベル結局音楽しか獲らなかったんだ。いい映画なのになぁ。
なんか、「スコセッシがんばったで賞」っぽいなぁ。
個人的にはバベルのほうが面白かったので。
Departedもよかったけど。

主演男優賞のフォレスト・ウィテカー。この人も2回ほどベトナムに行ってます。つまり戦争映画に出ているということです。
「プラトーン」と「Good morning, Vietnam!」に出てます。鶴瓶に似てるのよね。なので我が家ではツルベと呼んでいます。
ついこないだうっかりプラトーンを観てしまったのよ。いい映画だよアレは。見始めたら止まりません。
なんかエリアス(珍しくいい人のウィレム・デフォー)が、アメリカの偽善っぽいんだけど、まぁああいう人がいなかったら絶望的だもんねと言うことでアリですが、とにかくトム・べレンジャーがむかつく。本当にむかつく。世紀の悪役だと思います。

で、デップが本当に若い。出番は3シーンくらいですが。通訳するところ、子供を抱えるところ、「置いていかないでくれ」というところ。

「プラトーン」の中ではツルベはあまり目立ちません。Good morning, Vietnamではずっとロビン・ウィリアムスと一緒に出てるのでだいぶ目立ってますが。
彼の出演作はその2つしか知らないです。

レオはなー、ギルバートグレイプで獲れなかったからなぁ。Blood Diamondは見てないんだけどね(@_@)じゃぁ語るなって感じですが。
アーニー以上にいい演技はその後見てない気がするよ。障害を持った人物を演じたという以上の演技だよあれは。

今年のアカデミー賞からだいぶ話が逸れてきたな。
外国語映画は「善き人のためのソナタ」が獲ったね。やっぱりね。

今年は菊池凛子のニュースで持ちきりで、結局ダレが司会だったのかわかりません。ダレだったの?
日本では総統、じゃなくてぇー、相当意識しないと外国語に触れる機会がないため、一人でテレビを見るときは極力英語の番組を選んでおります。

今朝も、ABCニュースが終わったあとにKBSニュースになってしまい、さすがに韓国語はわからないのでチャンネルを変えてたらこれが始まったので見た。

もちろん英語ではなくデンマーク語です。でも見たかったからいいの。

最初10分くらい見逃してるのですが、面白かったよ。
「わー!」っていう面白さじゃないけど、イタリア語を通じていろんな人がつながってて、みんなさみしくて悲しいときもあるんだけど最後はハートウォーミング、という感じであります。

全体的にすごく抑えられてて、ゆっくり緩やかにストーリーが展開していく感じがしました。

別に戦争映画ばっかり好んでいるわけではありませんので、こういう映画も好きです。

オリンピアがすごくドンくさいんだけど憎めないね。
アンドレアスの勤める教会、ものすごいオシャレだった。さすがデンマーク。

原題は「初心者のためのイタリア語」です。
2001年の銀熊賞で、ドイツでは流行ったのか、「初心者のためのフランス語」とか「〜トルコ語」とかテレビでやってた。

デンマーク映画って、ドイツ人好きみたいよ。「アダムのりんご」も流行ってた。でもドイツ語字幕に自信がなかったので見なかった。

話が飛びますが、ドイツで大絶賛だった「Das Leben Des Anderes」、先週から日本で公開してんのね。アカデミーにノミネートされたしね。これはほんとに面白いと思います。ドイツ映画には珍しく、2時間半近い長編なのですが、時間を感じさせない緊迫感がある。

しかしこれ、邦題が「善き人のためのソナタ」になってる。
まぁ、直訳しちゃうと「他人の人生」だし、「ダス・レーベン・デス・アンデレス」なんてしたらサッパリ意味がわかんないしね。
「他人の人生」ってなんか、面白くなさそうだし。

細かいところは良くわからなかったからまた見に行こうかな。

今日は髪を切って、パルコの本屋で雑誌を眺めてたらぐったりしてしまった。あまりの情報量の多さに頭がついていかない。

第三の男

2007年2月13日 映画
ついに見た。アカデミー賞前はBSでたくさん名作をやるからね。明日は「禁じられた遊び」だよ。見たいなぁ。

ウィーン好きの自分ですが、中央墓地は行ってないし、その他はプラーターしかわかりません。
ま、廃墟ですから・・・

見所はウィーンの名所ではなく、暗闇に浮かぶウィーンです。
白黒っていいよね。
カラーとはまた違った趣があるよね。白黒のほうがいいとは言わないけどね。

光と影がとても効果的に使われておりまして、見た目がとても綺麗です。
ストーリーは、まぁそういうところに落ちるか、という感じではありますが。

映画の後に、山本晋也監督とナントカという映画評論家が色々語ってた。山本監督うるさいんですけど。飲み屋の独り言見たくなってたよ。
でも解説聞いて「ああそうなんだ」と思うところもあったよ。撮影の技術的な話でね。

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