源義経

2005年2月3日 歴史
ヒガシも義経やってたのか。
義経=ジャニーズとかアイドルとかのイメージなわけ?
笑えるな。

こないだの義経、見たのよ。
ままが「今日弁慶と出会うらしいのよ」って。
まー1回くらい見とくべぇってことで見たんだけどさ。

想像していた以上に退屈だった。
タッキーのサービスショットばっかり。
鞍馬寺に預けられて、鬼一法眼に出会って武者修行をするんですが、
したたる汗と鍛え上げられた肉体ばっかり。
なんじゃそりゃ。
しかも出会うのは最後の1分だったし!
そーだよなー、タイトルが「鞍馬寺の遮那王」だったもんなー。
ふつー弁慶と出会うなら「五条大橋」だよなー。

というわけで、今度の日曜が「五条大橋」です。
マツケンサーンーバー!

美輪様やマツケンサンバの演技との格の違いもだいぶ気になりますね。
ありがたーい美輪様のお話に「わかりました」ってサラリといっちゃうタッキー、ホントにわかってんの?その難しい話、って感じ。

美輪様が後白河法皇だったら面白いのに。

宮尾本平家物語は読んでいないけど。
断然永井路子派ですから!
永井先生は、法皇は能無し派ですからね。
司馬遼太郎は大天狗派だったけど。

宮尾本を読もうかなと思うけど、タッキーが好きだから読んでると思われたくないのよねー。

なので今は永井先生の「源頼朝の世界」を読み直しております。
やっぱ頼朝だよなー。
武芸ばかり秀でてもダメなんだよ。
教科書に載るような人間にならないと。

政治的なことはなーんにもわかんない、
という意味で義経役はアイドルが多いのかしらね。
イヤミやね。
アウシュビッツ強制収容所解放60周年記念式典が行なわれておりましたね。
海外ニュースが全然見られなくて残念。
ボロクソNHKが得意のドキュメンタリーを放送することと期待しているのですが。

NHK10時のニュースで見たアウシュビッツからの生還者が、「私にはここで起こった出来事を後世に伝える責任がある」と話していたのが印象的でした。

イギリス人の半分以上が「アウシュビッツ」という言葉を聞いたことがない、という調査結果が出たことに、大変衝撃を受けました。
私の中では、原爆と並ぶ人類の負の遺産を、聞いたことがないというのは、小学校で足し算を習わなかったと言っているのと同じに思えるのです。

スマトラ島沖大地震の犠牲者が、25万人を越えて未曾有の被害をもたらしています。
25万人の人がインド洋沿岸の各国で亡くなったというのは想像もできない被害だな、と思うのですが、ナチスによるユダヤ人虐殺の犠牲者は、600万にものぼると言われています。
津波の、えーっと、24倍の犠牲者です。
ヨーロッパだけで。
しかもそれが、自然災害や戦闘によってではなく、人の手によって殺されたのです。
想像したくもないです。

アウシュビッツだけで600万人殺されたのではないけれど、代表的な強制収容所の名前を聞いたことがないとは、一体イギリスではどんな歴史教育をしているのでしょう?王子があんな格好をするくらいですから、推して知るべしってやつですね。
そういや戦勝国の歴史教育って考えたこともないや。

大学3年生の時にアウシュビッツに行きました。
2年生の時に、一番最初に作られた強制収容所に行ったのですが、その時に「これはアウシュビッツにも行かねばならない」と妙な使命感を抱いたのを覚えています。
歴史を学ぶ身としては、行くべきだと常々思ってたのもあったけど。
大した研究をしてたわけじゃないけど。

空は灰色に曇り、9月下旬だというのに気温は12度くらいしかなく、ものすごく寒かったのをよーく覚えています。
テレビや教科書でよく見た、「Arbeit macht frei」の門を見上げた時、なんともいえない気持ちになりました。

ほぼ単一に近い民族の住む島国の人間である私には、人種や宗教の違いが憎しみを生み出すということは、どんなに勉強しても理解できない感情です。人種・民族・宗教差別が理解できないだけに、アウシュビッツもきっと一生理解できないんだろうな、と思います。

死の壁の前に立ったとき、何を思えばいいんだろうと悩みました。
山のように積み上げられた靴やカバン、壁一面に広がる髪の毛、その髪の毛で作られた布地。
悲しみ・憎しみ・同情、どれも違うんだけれど、何も思わないわけではない。

公開処刑所が、あまりにもそっけない鉄棒だった。
ルドルフ・ヘスがつるされた絞首台も、とてもそっけない、ただの鉄棒だった。
史上最悪の犯罪者を吊るした鉄棒には見えなかった。

さすがにガス室だけは怖かったです。
人がここでいっぱい死んだから、という単純な理由ではなかったのですが、本当に怖かった。すぐ出てきちゃったのであんまりちゃんと見てません。
人間が大量に殺されたことへの恐怖と、人間が大量に殺したことへの恐怖ってとこかしら。
ガス室の隣が焼却場で、その先に出口があるわけだけれど、その道を通ったユダヤ人はいないのか、と考えながら飛び出しました。

有名な鉄道の引込み線があるのは、第二収容所のビルケナウというところです。ここはナチスが証拠隠滅のためにガス室は破壊してあるのね。
建物もほとんどなくなってて、一部の宿舎と記念碑と、鉄道の引込み線があるだけ。

日本人の私が、ここで何を思えばいいんだろうとやっぱり悩みました。
遠く離れた国に住んでいる私にとって、アウシュビッツはタダの知識なのでしょうか?私の知っているアウシュビッツとは何なのでしょうか?アウシュビッツの何を知っているのでしょうか?
歴史はあまりにも重過ぎて、私の小さな脳みそでは抱えきれなかったようです。

95か条の論題

2004年11月1日 歴史
ルターが1517年に95か条の論題を張り出した教会で昨日(現地時間)、
約500年ぶりにカトリックのミサが行われたそうです。

私はZDFのニュースを見てなかったので詳しい内容はわからないのですが、
ママが見ていて感激したそうです。

先ほどZDFのホームページから記事を見つけたんだけれど、今日は電子辞書を持って帰ってこなかったので読めません。
普通の辞書あるけど、1度電子辞書を買ったら本の辞書なんて面倒で使えません。

ルターと伊良部はとてもよく似ているよ。
丸善到着後。
例のごとく長居しました。
岩波新書から、義経出たのよ。それを下見しつつ、ほかの新書も物色しつつ。
読みたいリストを携帯に記録しといた。

・源頼朝
・源義経
・源氏と日本国王
・日本史を動かした名言
・源頼朝と鎌倉幕府

こんなにいっぺんに買っても読めないので、とりあえず今読んでる司馬遼太郎が終ってから選びます。

歴史本を選ぶ時は、筆者の経歴に注意しないといけません。

画像が出てきませんでしたが、「梶原景時」という本を買ったことがあるのですよ。
第1次鎌倉幕府ブームのときに。

梶原景時というのは、義経の人気と成功を妬んで頼朝にウソの報告をして義経を陥れた悪者として有名なようですが、
ちゃんとした歴史本を読むと、この人は頼朝の天下草創に欠かせない人物だったようです。
その人の話なんですよ。

筆者がね、「梶原等」という弁護士なのよ。
察しのとおり、子孫です。
この人は先祖が世間から悪者扱いされているのが気に入らないらしく、本まで書いてしまったわけです。
そんな恨みがこもっているせいか、内容は終始景時がだれそれを助けた話になっています。
ていうか、途中で飽きて読むの止めちゃった。

それなのにいつのまにか、1.5倍くらいの厚さになってる増刷版が出てた(゜o゜;)

餅は餅屋といいますが、歴史本は歴史家が書くべきですね。
素人が書くと内容が散漫になるし、ましてや子孫なんかが書いたら、主観が大いに差し挟まれてしまいますから。
ものの見方、歴史の見方は常に客観的・多角的でなければイケマセン。

結構あるのよ。本業と全然関係ない人が趣味で書いたような歴史もの。
こないだ買った神聖ローマ帝国の本は、明大の経済学部の教授が書いてたのよ。その人のこと聞きしに及んではいたけれど、本を書いてるとは。
内容は、ナントカ家のホニャララ何世が何をして誰と結婚して、ナントカ何世が生まれて即位して、
という、タイヘンしまりのないものでした。

だから歴史本を買う時はかならず、筆者の本業、その他の著書をチェックしましょう。

義経をめぐる群像

2004年10月18日 歴史
ガゾーは出ないわね。
NHKラジオでやっている、カルチャーアワーのテキストの話。
これ、結構面白いのが多いのよ。
ラジオは聴かないけど、テキストを買って読むことが結構ある。

四半期でテーマが変わるのね。
で、今やってるのが義経なのよ。
来年の大河に向けて、着々と出版される本の数が増えております。

しかし人(ていうか紅ちゃん)に語って聞かせるほどになってしまうと、最近出版されている義経本にはあまり魅力がなくて。
義経タッキーを前提にした本だとなおさらね。

先週の金曜日の夕刊に、古典の名文コラムみたいなのがあって、
平家物語の一説だったのね。話すと長くなるから省略すると、
義経が、手段を選ばず戦って勝つのが気持ちいいんだぜ、という場面なのです。
それが引き金で、頼朝の一番の御家人である梶原景時が讒言をしたために落ちぶれた、というのが通説でどうのこうのと書いてあって。

コラムの内容は、義経は金メダリストだとか書いてあったんだけど、
それはどうでもよくて、書いてる人は「古典エッセイスト」なのね。
そういう人にしてみれば、史実よりも物語のほうを重視するのかね。

歴史の中での義経の評価ってのは、戦争の天才、政治は無能なわけよ。
戦国時代に生まれればよかったのにってくらい政治のことがわかんなくて頼朝にやられちゃうのね。
これも話せば長くなるので省略します。
が、大河ドラマでそんなヘボ義経を取り上げるわけもなく。

みんなが期待している義経は、「弁慶と牛若丸」の牛若丸なわけで。
室町時代だったかな?に書かれた義経記という伝記のような、
義経=悲劇のヒーローを求めてるわけですよ。
だから今出版されてる本もそういうのだし、ていうか内容薄いのよね。

前置きが長くなったのですが、NHKテキストに話が戻ります。
当然大河を前提にしているんだろうから、そういう内容かと思ったんだけど、これは義経に関わる人達の話をメインにしてるのね。
だから、藤原清衡から清盛・頼朝の話なのね。
意外なことに、判官びいきめいた話は全然なくて、むしろ世間の義経に対する過大評価を訂正しようとしているような内容なのね。

先にあげた3人以外はあんまり出てこないんだけど、
合戦の状況が妙に詳しくておもしろい。
壇ノ浦の戦いは潮の流れが急に変わったから源氏が勝った、といわれる説も一蹴してるのよ。

これ読んで大河ドラマ見るのはいいんじゃないかしら?
あんまり難しくないですし。
どういう流れだったのか知ってて見るのと知らずに見るのと、楽しみ度が違うよ。

話は私のことに戻りますが、
明日から広島出張なんですよ。
何で私が鎮西に行こうとすると台風が来るのかしら。
1泊2日の予定ですが、2泊3日になるかもね。日帰りになるかもね。
永井路子本をいっぱい持っていこうっと。

歴史用語クイズ。
判官びいき
御家人
讒言
鎮西

正しく使えるかな?
讒言は歴史用語じゃないけど。
ナチスが勢力を拡大し、政権の座について、2次大戦に突入していく時代に教皇だったピウス11世の話。
この人は熱心な親ドイツで、ナチスのユダヤ人絶滅計画を知っていながら、決して公然と批判することはなく、終戦後もユダヤ人に対して謝罪をすることがなかったのです。

世界に5億といわれるキリスト教徒の頂点にあり、神の代理人といわれるローマ教皇がナチスの行動を公に非難していれば、ナチスもユダヤ人狩りをやめざるを得なかったのではないか?なぜ教皇は世界中の教会が強く要望していたにも関わらず沈黙しつづけたのか?

という話。
非常に興味深く読みました。
読んでるとすごーく腹が立ってくるのよ、教皇に。
何で黙ってんだよ!コノヤロー!と。

沈黙の理由に挙げられるのは、宗教の存在自体を否定する共産主義の脅威から教会を守れるのは当時ナチスドイツしかなかった・教皇には宗教的権威という実体のないもの以外なにも後ろ盾(軍事力)がなかった・ピウス11世に限らずキリスト教徒には根底に反ユダヤ主義が存在するため、救済という精神に欠けていた、などなどがあると筆者は述べております。

単純に教皇を批判することはたやすい。
しかしそれでは時代に流される評論家と同じ。
なぜ教皇が沈黙したのか、理解した上で批評を下さないと意味がない。
教皇が沈黙したからユダヤ人が犠牲になったわけでもない。
筆者は最後に、イギリスやアメリカなどの連合国も、ずいぶん前から絶滅収容所の存在を知っていた。それに連合国は教皇と違い、収容所を爆撃するだけの軍事力を充分備えていた。それでも爆撃しなかった。そこには彼らの心の底にある反ユダヤ主義があったためではないかと指摘もしている。

という具合に、ナチスの問題というのは、無数の切り口があるのです。
今回は教皇とナチスという観点ですが、バティニョールおじさんは、占領下のフランスとナチス(フランス人はドイツ占領下でどのような行動をとったか・ユダヤ人狩りに積極的に手を貸したのか)という観点から作られた映画だし。
大学の卒論ゼミは現代史だったんだけど、だいたいみんな大戦を取り上げるんだけどテーマはかぶらない。
一人はナチスの宣伝政策についてだったし、別の子は哲学とナチス(だったかな?)だったし。

私はナチスとユダヤ人の問題を真正面から取り組むことができませんでした。
こーんなちっぽけな自分が研究するなんてオコガマシイ!と思ってね。
だからもっぱら外堀を固めてました。ワイマール共和国とか、オーストリアとかね。
でもナチスドイツに関する研究の正面てどこなのかしらね。
17日?18日の朝刊に、林健太郎氏死去の訃報が載ってた。
でかでかと載ってて最初は別の人かと思ったけど、私の知ってる人だった。
知り合いという意味じゃないよ。

大学1年のときの、ゼミじゃないけど基礎講座みたいな授業で、この本を取り上げたのですよ。現代史ゼミだったから。
私はナチスやヒトラーずばりよりも、そういうものを生み出した背景を調べるのが好きだったのです。

で、林健太郎氏は、世界史の教科書の編集者にも名を連ねていて、東大学長だったりしたのね。学生とガチンコやってたのね。
新聞に「学生時代はマルクス主義に傾倒し…」って書いてあった。
マルクス主義に傾倒する学生?!
ヤハリ賢い人は若い頃から違うね。
マルクス主義なんて全然わかんないよ。
あーもっと勉強するんだった。

なにが言いたいのかよくわからなくなってきたけど、
こういう学者が亡くなると、ひとつの学説が消えてしまうような気がするし、立派な論文も生まれないような気がしちゃって寂しいのよね。
実際は若い学者が育ってるんだからそんなことはないんだけどさ。

個人的にはがっくりしちゃうのよ。
もうすぐ男子平泳ぎ200m決勝が始まるからこれでおしまい。

青空

2004年7月27日 歴史
今通勤本=最近通勤時間に読んでいる本。
いやー、歴史すきすき言ってる自分ですが、マダマダ全然無知ですわ。
中東欧のこと、全然わかってねえす。

ヨーロッパ拡大における問題点は、経済だけではないのですよ。
むしろ今年加盟した国々は、ずいぶん努力をして経済基盤を固めてきてたのですよ。

今年の拡大によって、まだ加盟していない国、加盟の見通しが立たない国との壁が高くなってるわけですよ。

このエリアの抱える永遠のテーマは、民族共存なのですね。
島国ニッポン人には到底理解ができない民族問題なのですね。

ボスニア・ヘルツェゴヴィナのスタリ・モストが再建されて、
すっかりヨーロッパの火薬庫は火種がなくなったように思っていました。
しかし人間そんなに素直ではないので、今なおコソヴォ問題はヨーロッパにとって大きな問題となっているのですね。

残念なことに、東欧におけるハンガリー人マイノリティー問題をちーとも知らなかったので、あまり深く理解ができないような気がする。
アメリカが「第三次世界大戦はトランシルヴァニアで起こるだろう」と揶揄したと書いてあったのだけど、その揶揄の意味がわからない。
ヨーロッパにおけるハンガリー人マイノリティー問題というのは相当大きなものらしいのだけれど、今まで全く聞いたことがない。

世界は広い。
本屋へ行って、ガッツリ歴史の本を買おうと思ったんですが、
歴検の問題集を見かけて、「歴検を受けよう!」と思い立ちました。
世界史3級は持ってるので、2級ね。

でもセンター試験で40点しか取れないようじゃ無理だなと思い、
参考書コーナーへ行きました。

歴史といえば、山川出版社!
イイのがそろってますよ〜。
今世界史の教科書って、カラーになってるんですよ!
ビックリ!
高校時代に買い揃えた問題集が健在ですよ!
詳説世界史ノートもあるし、一問一答もあるし、私大二次対策もありますよ!うきゃー!

テーマ別問題集にしようかと思ったけど、まずは基本からということでこれを買いました。

あちこち歩いて文房具も揃えてタリーズへ。

このタリーズが、なぜかエアコンが効いてなくて。
風邪ひかなくていいね。空いてるし。

問題解いたら、全然できない!ガックリしちゃうくらいできない。
昔は知ってたことが全然思い出せない。
答え合せをすれば、「そうそうこれこれ!」って思い出すんだけどね。
すごくガックリしたので、一生懸命勉強しました。
教科書も買おうかと思ったくらい。うちに高校生のときのがあるのに。

タリーズで2杯もドリンクを買ってしまうくらい熱中しました。
おうちに帰ってからも、次の章に挑戦しました。
これがまたビックリするほどできない!
基本のキでしょ!っていうことが驚くほど覚えていない。
問題解きながら泣きそうでした。
世界史の苦手な子の気分。知ってる単語を書いてみるだけ、みたいな。

コリャ歴検どころじゃないぞ。センター試験で目指せ高得点だな!
高校3年生ってのは、これから毎日こういうことに一生懸命になるのか。

ウラヤマシイ!!受験生になりたい。
レーガン元大統領がなくなった日、
窪塚が飛び降りで重傷というニュースが重なってた。
翌朝の民放はこぞって、窪塚飛び降りを取り上げてた。

我家のとうちゃんは朝民放を見るのでガマンしてるけど、
とうちゃんが出かけた後は、BS1の、おはよう世界のトップニュースを見るのです。
もちろんレーガンのニュースをやってるよ。世界のトップニュースだけを集めてるからね。

民放でもモチロンレーガンのニュースはやってるんだけどさ。

そりゃね、隣の国の大統領ですから。
芸能ニュース休んでまで特集しろとは言わないけどさ。
窪塚の飛び降りがそんなにニュースかい?
おかしな言動は今に始まったことじゃないじゃん。どうせ変なクスリに決まってんじゃん。

レーガンといえば、強いアメリカですよ。
強いアメリカが世を去ったのですよ。
冷戦の象徴だったレーガンが。
違った。冷戦終結の象徴。

ベルリンの壁も、鉄のカーテンも、ソビエト連邦も消え去って、
いまや欧州連合の時代ですよ。

5月にEUが拡大して、ついに東欧も西欧もひとつになったじゃない。
列強大国が、東方植民地とひとつになったんですよ。

EUという構想は非常に理想的なものだと思うけど、
時期を急ぐのは間違いだと思う。
東西ドイツ統一も、時期尚早と言われてるぐらいなんだから。

ドイツ統一は、コール前首相が功を焦った向きがある。
ハンガリーやオーストリアが国境を開放したことで、東ドイツからの人の流入が止められなくなったのは事実だけど。

性急にドイツを統一したことで、東西の経済格差が激しく、旧東ドイツ人の失業率が高水準にとどまっていること、旧東の過疎化が進んでいること、
統一から15年経って、まだそんなことが言われているくらいなんだから。

歴史にたらればはたぶーなので、今更「ドイツは統一すべきではなかった」とは言わないよ。
あのままDDRが存続してたとしても、社会主義に未来はなかったと思うし。ソビエトにゴルビーがいたからね。
でも人は、歴史から学ぶことができるはず。

もともとひとつの国だったものを再統一するのにもこんなに苦労しているのに、
今回のように西欧に東欧を組み込むことが果たして成功するのか?
非常に疑問。

「西欧も東欧も元はひとつの国じゃないか!」
という声もあるかもしれませんが、
一体何百年前の話をしているのやら。
現代とは全く違う形の政治を行っていた時代を取り上げて比較しても、何にも意味をなさないと思うのですが。

確かに昔は神聖ローマ帝国とかいって、ドイツもチェコもハンガリーもあのへんみんないっしょくたでしたよ。
しかし、その時代は「国家」という概念はないし、ひとつの地域だったというのは、皇帝がボヘミア・ハンガリーを支配していたからひとつだったわけで。
無理矢理ひとつにしてたんですよ。
神聖ローマ帝国は領邦国家(バイエルンとか、ザクセンとか、今のドイツの州は昔そう呼ばれてたのよ)の力が強くて、皇帝はむしろあまり支配力はなかったともいえるけど。
19世紀になると、オーストリアが支配してたけど、
常に東と西(冷戦のことじゃないよ)は主従関係にあったのよ。
長い間主従関係だった国が、ひとつの憲法のもと一緒にやっていけるのかしら?

歴史的背景だけではなく、経済的背景も違いすぎる。
東欧は、資本主義が始まって、20年に満たないのよ。
物価も生活水準も旧東ドイツなみ、もしくはそれ以下よ。
大学生のとき、ウィーンからポーランドのクラクフという街まで電車で行ったことがあるんだけど、「これよりチェコ」とかそういう看板が建っているわけじゃないのに、「あ、チェコに入ったな」とか「ポーランドだな」ってのがわかるのよ。
建っている建物がどんどん汚くなってくのよ。
使ってんのか使われてないのか、よくわかんないけど。
オーストリア内ではそういうぼろっちい建物は全然ないんだけど、ポーランドに入るととても多い。
残念ながらワルシャワには行かなかったから、3カ国の首都を比べることはできないんだけど。
でもナゼワルシャワに行かなかったかというと、クラクフからワルシャワへ行く電車は非常に危険、ワルシャワ中央駅も、用事がないならさっさと出て行かないとモノを盗られる、ともっぱらの評判だったから。

そんな国が、西欧諸国とひとつになれるのかしら?

東欧諸国の思惑は、西欧から流入してくる資本を元に経済発展させていく考えなんだろうけど、
列強はそこまで懐が深いかしら?
東西ドイツ統一の痛みを乗り越えていないドイツに、そんな芸当が可能なのかしら?

今大学生だったら卒論は絶対これ。
これも個人的見解。

イラクは確実にベトナム化していると思う。
そもそもなんでアメリカが介入する必要があったわけ?
どうして無理矢理民主化させる必要があったのか?
それはイラク国民が選ぶことであって、周囲から強制させられるものではない。

また、独裁国家はイラク・北朝鮮をのぞいて他にもあるんじゃないかと思う。
そういう国はほったらかしで、イラクだけ強硬手段に出るなんて、
そりゃ世界中が「石油目当てでしょ」って言うよ。

ちょっと前、衛星でイラクとアメリカの高校をつないで、高校生が討論する番組を見た。
そこでイラクの女の子が言っていた。
どうして町や省庁を爆撃するのに、石油省だけ残すのか。
アメリカの女の子は答えた。
民主化後の復興に必要だから。
イラクの女の子はさらに、
石油だけ?私達には学校も病院も裁判所も必要なのよ。石油だけで復興ができると思うの?たった石油だけで?

非常に面白い番組だった。
確か出張かなんかで、寝る前にTVつけとこうと思ってたら流れてたんだ。面白くて寝られなくなったのよ。

えーと、何の話だっけ。

ベトナムでは、共産化を恐れて、「ベトナムを共産主義の脅威から開放する」という大義を掲げて介入したけれど、結局泥沼化し撤退。
しかし数年後ベトナムは市場開放、民主化の道を勝手に歩き始めることになった。

これをイラクに重ねずにはいられないでしょー。
最近の民兵虐待報道を見てれば。
大統領謝っちゃってるし。謝らざるをえないけど。
ベトナムで何を学んだんでしょうね、アメリカは。

大量破壊兵器はどこにあるんだよー。
ベトナム以上に大義が見えにくい。

世界平和という言葉は、絵に描いたもちと同じくらいむなしい響きがする。

諸悪の根源

2004年5月8日 歴史
非常に個人的見解で、歴史と現在を語ってます。

パレスチナとイスラエルの抗争、
アメリカが横槍を入れるから話がややこしくなっているので、
まるでアメリカが悪いように思われます。
まー悪いか悪くないかは断言できないけど、
解決しない要因の一つではあると思うな。
最近のイスラエルは目に余るところが多いし、世界中が批判してるのに、
アメリカは大統領選を控えて、イスラエルを批判できない。
だからイスラエルが調子に乗る。
これで選挙が終ったら、パレスチナは何をするかわかりませんな。

今日何気なく観てたテレビ番組で、メカラウロコ。
20世紀の中東の混乱は、大戦中のイギリスの二枚舌政策が悪かったわけですが、
イギリスが二枚舌政策をとってアラブ・イスラエル両者の協力を取り付けるに至ったわけは、19世紀にこの地に勢力を伸ばしていたからです。
ディズレーリがスエズ運河を買収したりして、フランスやドイツに遅れをとるなとがんばってたわけです。
そのディズレーリ、実はユダヤ人だったのです。
イスラエルの悲劇は、ユダヤ人の手によって引き起こされていた!
というのはおおげさだけど。
もちろんディズレーリは100年後、悲劇につながることとは夢にも思っていないだろうけど。

ユダヤ人を長年毛嫌いしていたヨーロッパで、ユダヤ人が首相になるとは、珍しい。
ユダヤ人迫害というとすぐドイツが思い浮かぶけど、長い歴史を振り返れば、十字軍の時代にイギリス人もユダヤ人を迫害してたのです。

そんなイギリスですが、19世紀当時は、ユダヤ人を冷遇するのは得策ではないと考えたらしい。
ユダヤ人はお金を貯めてるからね。
ユダヤ人を首相に据えることで、イギリスは冷たくしないから、お金使ってね、とでも考えたのかね。

と、考えていると、
結局はヨーロッパに辿り着くのよ。
今世界がややこしくなってる原因は、英仏独にあるのよ。
おおざっぱに言ってしまえばね。
あの大国が、世界を征服しようとあっちこっちに手を出して、
失敗したらとっとと帰って、後のことは知らないよ、
と投げ出すから残された地元民が苦労するのよ。

そう思ったら、EUもうまくいくのかしら
と思っちゃうな。

ローマ帝国ってすごかったんだなー。
塩野七生でも読むか。

いい国作ろう

2004年4月23日 歴史
紅緒先生の情報により、今週のハナコを購入しました。
こないだ買ったオズとほとんど内容が同じでしたが。
おされかふぇやられすとらんやらがたくさん出ております。

鎌倉特集の雑誌を買うのが好きと申しましたが、
実はそういうのに載ってるお店にはほとんどいったことがない。
見るだけで充分。

鎌倉に行く目的は、社寺仏閣を見物することにあるため、
ちょっと足を伸ばして裏鎌倉までイタリアンを食べになど行くひまがないからです。
鎌倉山や鎌倉宮のあたりにいろいろお店があるみたいなのですが、
そんなところへ足を伸ばす時間と体力に余裕があるのなら、鎌倉五山をめぐります。銭洗弁天で銭洗っちゃいます。源氏山公園にも行っちゃいます。
それは言いすぎだけど。

だって、わざわざ鎌倉まで足を伸ばすんだよ?!
なんでスパゲッティ食べるのよ。
都民なんで、スパゲッティ食べるならいくらでも店があるんで。
リストランテはどこにでもあるが、建長寺は鎌倉にしかありません。

じゃぁ雑誌買うなよ、という話ですかね。
それはおいといて。

鎌倉特集って、十中八九湘南も一緒なのね。
でも私、湘南てわざわざ行きたいと思わないのよね。
サーフィンしないし、海もそんなに好きじゃないし。
七里ガ浜で充分。
あれ、あそこも湘南て言うの?
私の中では湘南=茅ヶ崎なんだけど。

でも由比ガ浜の海岸沿いにあるおされレストランには行かないの。
なんでかといえば、さっき言ったとおり。

ハナコの記事の中に、香山リカが鎌倉を散策するってのがあったのね。
「ロマンチックな街を散策していると、歴史を紐解いてみたくなります」とかそんな内容の文章が書いてあるのね。
でも「ロマンチックな鎌倉」が好きな人は、紐解かないほうがいいわよ。
歴史を知ってる人は鎌倉をしてロマンチックなどと形容しませんからね。

果たしていい国がつくれたのかしら?鎌倉殿は。

あーまた行きたい。

武田流

2004年4月18日 歴史
流鏑馬リベンジ。
去年はヘソ曲げで駄々こねて雨で寒くて凍えながら半べそかいて見たからね。

今年は文句なしの快晴!
昨日夜遅く帰ったから、今日は待ち合わせの時間も指定せず、気軽な感じにしました。

私の中では鎌倉=流鏑馬なんだけど、世間の人はそうでもないみたいね。
鎌倉方面に向かう人はたくさんいるんだけど、北鎌倉で降りる人が多かった。
流鏑馬見ないのー?
八幡宮に着いてからも、皆がみんな流鏑馬のために来てるわけでもなく。
それでも馬場に沿って人がたくさんいて、全然見えない。

運悪く、目の前に背の高ーいフランス人が3人もいて。
外国人だとなかなか飽きて立ち去るってことがないから失敗だったな。
最後のほうになってやっと視界が開けてきました。
石の上にも三年。
木の根の上にも2時間。

やっぱかっこいいねぇ〜!
流鏑馬師になりたい。
入門しようか悩みどころなんだけど、鎌倉でやるってのがねぇ。
遠くてねぇ。
うちの近所で弓道にするか。

流鏑馬は13時に始まるんだけど、1時間くらい儀式やって、
1時間くらいパカパカ走るのよね。
終ったら15時半くらいで、足が棒と化してたので、観光はなし。
なぁんにも食べず買わず、ほんとに流鏑馬みただけ。
あ、お参りはしたよ。おみくじは引かないけど。
それでいいのだ。ムリにあれこれやろうとするからうまくいかなくなっちゃうのだ。

いろんな人が鎌倉時代の話をしながら歩いているのが聞えてくるんだけど、
どれもビミョーに違ってるのがとても気になりました。
鶴岡八幡宮で、公開講座みたいなのをやるらしく、
「吾妻鏡の研究」だとか、「鎌倉の歴史と史料」だとか、
非常に興味をそそられるポスターが張ってあったけど、
平日なんだよなぁ〜。
鎌倉に18時っていったら、会社を何時に出るんだ?
でもそんなこといってたら、何にもできないかも。

湘南新宿ラインかなんかで戻ってきた。
行きは渋谷から乗ったから、また渋谷に戻るとばっかり思ってたんだけど、
考えてみれば「千葉行き」に乗ったんだから、渋谷に戻るわけもなく。
ぐぅぐぅ寝てて、起きたら品川。
次は新橋〜(゜o゜;)
あれあれ。

朝からパンしか食べておらず、ハラペコだったので、汐留で立ち読みをしてごはんをたべることにしました。
今回はシティセンターに進出しました。
ベトナム料理を食べました。
おいしかったです。

帰ってきたら阪神が追い上げてた。
6−5で迎えた9回オモテ、今岡の劇的同点ホームラン!
すぐお風呂入ろうと思ってたのに…。
が、今シーズン微妙なウィリアムスは抑えることが出来ず、サヨナラ負け。
がっくし。

奈良なら

2004年3月13日 歴史
最近、歴史的発見多いね。
きよみはらのみや、馬子邸、運慶の仏像。
↑変換できない。
浄見原宮。
ちょうど、日本史Bを読んだ後だったので、
とてもタイムリーなニュースでした。

ヤハリマスターキートンを目指すべきだったかも!
まだまだ発見されてないものはある!

今から邪馬台国を探しに行くか。

歴史の舞台に足を踏み入れるがとてもすきなのです。
「この景色を、何百年も前の人が見ていたのか」
と思いを馳せるのがすきなのです。

鶴岡八幡宮の本殿へ向かう階段を昇りながら、
「ここで900年前、3代将軍は暗殺されたのか」
と思うと、カンゲキします。
歴史を変えた舞台に自分が立っているんだもの!!

そんなわけで、にわかに奈良ブーム。
こんだけ歴史好きを語っていながら、実は法隆寺に行ったことがないのです。
中学校の頃は神社仏閣史跡散策に興味がなく、
修学旅行でも大仏を見たぐらいでして。

ゴールデンウィークは奈良かな。

日本史B

2004年3月8日 歴史
アマゾンでは教科書が買えないようだ。
なので用語集。

今読んでるのは、私らが高校生の頃の教科書だから、結構古い。
しかも友達の使ってたやつ。
私は世界史だったので。

歴史というのは、流れで捉えないと面白くないからね。
学校の授業は、歴史上の出来事を学ぶことに集中してて、流れを捉えるというところがイマイチだから、嫌いな教科ランクが高くなっちゃうのよね。

鎌倉好きではありますが、頼朝と清盛だけ知ってりゃいいってもんじゃないのよね。
ナゼ頼朝と清盛が対立してたのかを知らないと、面白くない。
だから教科書を読んでるのです。

歴史入門にはうってつけ。

でもだんだん飽きてきた。
江戸時代はあんまし面白くないね。
私、社会史よりも政治史が好きなんだけど、江戸時代は社会史的な記述が多い。

大塩平八郎の乱くらいから斜め読みしてたら、肝心の尊皇攘夷運動のところがよく分からなくなってきた。

どうして長州と薩摩が台頭してきたんだ??

やっぱりちゃんと読み直します。

ところで、歴史の教科書には、新撰組の記述って、ほとんどないのよね。
池田屋事件がちょろっとでてるくらいで。
出版社によっては、書いてないんじゃないのーくらい。
義経も同様ね。一の谷の鵯越・屋島の八艘飛びくらいかしらね。
だって彼らは、歴史の中では脱落者ですもの。
刀でしか自分を主張できなかった人達は、政治の舞台にはのぼらないのです。

大体、歴史の授業ってのは政治史7:社会史2:文化史1みたいなもんじゃん。

歴史の授業好きな私としては、何で新撰組が注目されるのか分からないので、司馬遼太郎でも読みますかね。

あ、また批判しちゃった。

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