ドイツの68年運動に関する本を読んで以来観たいと思ってたんだけどツタヤ行くと忘れるパターンだったのですが、ドイツ映画の棚を通りかかった時に思い出したのでついに借りた。

「ベルリン、僕らの革命」のもっとずっとヘビーなやつ みたいな感じ。

いやほんと、ドイツ人って大変だよね、マジメで。
疲れちゃわないのかしら。

西ドイツからアメリカの帝国主義を排除しなければならないという使命を背負った若者たちが行動に訴える話。
行動に訴えた結果、ドイツでテロが横行するわけです。
しかしその初期メンバーがすべてつかまってしまうと、次世代のテロはさらに過激化し、もともとのメンバーが意図した目的を達成するための組織ではなくなってしまうのであります。

この映画の後にスピルバーグの「ミュンヘン」を観たら死ねるレベルで絶望的。

マインホフが行動に移ってしまったあたりから、理想と現実のズレが広がっていくような気がする。
マインホフは本当に行動に移したかったのかしら。理想はバーダーと同じだったかもしれないけれど、彼女は別の手段をとれたのではないかしら。

と、考えちゃったりして。

ドイツは68年運動の過激化の反省から環境問題に取り組むようになったっていうんだからわかんないわよね、今となっては脱原発の最先端みたくなってるけど。

脱原発が過激化しないことを望みます。

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