英国王のスピーチを見たときに予告を見て、こりゃ絶対泣けるという確信がありまして、見に行こうと心に決めておりましたので見に行きました。

http://kiiroihoshi-movie.com/

結構長い映画なのですが、次にいったい何が起こるのか、時を忘れて見入ってしまいます。

はなみずがたれるほど泣けたよ。

非常に力強い映像で、特に子供たちの迫真の演技がリアリティを高めています。
平和な日々とその後の悲劇の対比は、わかりやすい構造ですけれど間違いない。

ヴェル・ディヴ事件については全然知りませんでした。
ネットで調べてみましても、まだ日本語のWikiにはページがないです。
英語が一番詳しいようです。たくさん書いてあった。読んでないけど。

勇敢なパリ市民が1万人のユダヤ人をかくまったとありましたが、その勇敢さは市民だけでなく警察官こそが持ち合わせているべきではなかったかしら。

これまではどちらかというと「占領されたかわいそうなフランス、不屈の精神でナチスを追い払う」みたいなイメージが強かったと思う(私だけか)のですけれど、やっぱりそういうプラスの面だけではないわけだから、歴史の証言者がいなくなってしまう前に、暗い過去にも目を向けなければいけないと思うわ。

オーストリアが長くそういう態度だったけれど、連合国だったから無罪放免というわけにはいかないはずだわ。

もっと考えるべきは、善良なる市民であったはずの警察官が、なぜ善悪の判断をやめて命令に従ったのか、その過程というか心理は考えるべきだと思うわ。
ヨーロッパでは歴史的に「異教徒」を排除しようとする力が働く瞬間があるのだもの。

今のような経済的閉塞感の強い時代、今度はイスラム系移民がターゲットになりかねないわ。
最終解決とまではいかなくても、排他主義は容易に盛り上がると思うのだ。

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