元NHKアナウンサーで歌舞伎に造詣の深い著者による歌舞伎の入門書。
難しいという先入観から敬遠されてしまう歌舞伎を、肩肘張らずに楽しむ知恵がまとめられています。
歌舞伎はもともと大衆芸能だったのだから、お行儀良く見る必要はなく、面白ければ笑い、つまらなければ寝たってよいのです。ただ、歌舞伎の時代背景が分からない・言葉遣いが分からない・なに言ってるのか分からないと、分からないことだらけなので特に若い人は足を踏み入れにくい世界なわけです。
そんな背伸びをする必要はないんだよ、と教えてくれる一方で、「老後の楽しみ」として書かれた感じがひしひしと伝わってきて、「入門書」にはなりきれていないかなと思いました。いろいろな解説がちょっと唐突すぎるかな。
さらに、具体例が多すぎてサッパリ分からん。歌舞伎が難しいと思っている人に助六とか言ってもわかんないんですけど。
さらに、出てくる俳優がみな古い。著者の青春だった俳優だから仕方ないんだけど、今になって十一代目團十郎の良さを語られても困ります。
まったくの入門書ではないので、コレを読んでいつか歌舞伎を見に行って、なにかの拍子に「あ!これあの本に書いてあったやつだ!」と気づいて初めて歌舞伎がおもしろいかも!と思えるのかな。
意味がわからなかったらイヤホンガイド借りればいいんだよー。
とにかく著者の歌舞伎に対する愛がひしひしと伝わってくることは間違いない。
歌舞伎を見たい、もっと知りたいと思っている人が読んで、著者が挙げている演目を見に行って「なるほど!」とひざを打ったならもう歌舞伎ファンだね。
難しいという先入観から敬遠されてしまう歌舞伎を、肩肘張らずに楽しむ知恵がまとめられています。
歌舞伎はもともと大衆芸能だったのだから、お行儀良く見る必要はなく、面白ければ笑い、つまらなければ寝たってよいのです。ただ、歌舞伎の時代背景が分からない・言葉遣いが分からない・なに言ってるのか分からないと、分からないことだらけなので特に若い人は足を踏み入れにくい世界なわけです。
そんな背伸びをする必要はないんだよ、と教えてくれる一方で、「老後の楽しみ」として書かれた感じがひしひしと伝わってきて、「入門書」にはなりきれていないかなと思いました。いろいろな解説がちょっと唐突すぎるかな。
さらに、具体例が多すぎてサッパリ分からん。歌舞伎が難しいと思っている人に助六とか言ってもわかんないんですけど。
さらに、出てくる俳優がみな古い。著者の青春だった俳優だから仕方ないんだけど、今になって十一代目團十郎の良さを語られても困ります。
まったくの入門書ではないので、コレを読んでいつか歌舞伎を見に行って、なにかの拍子に「あ!これあの本に書いてあったやつだ!」と気づいて初めて歌舞伎がおもしろいかも!と思えるのかな。
意味がわからなかったらイヤホンガイド借りればいいんだよー。
とにかく著者の歌舞伎に対する愛がひしひしと伝わってくることは間違いない。
歌舞伎を見たい、もっと知りたいと思っている人が読んで、著者が挙げている演目を見に行って「なるほど!」とひざを打ったならもう歌舞伎ファンだね。
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