ばかもの

2008年12月15日 読書
たまには趣向を変えて現代恋愛小説を読もうと思いまして。

何週間か前の書評に出てた+こないだ買ったEsquireに作家が出てたのを見て、これはなにかの暗示だと思い、きっと図書館でいいだろうなーと思いつつ買って読んだ。

昨日ライブの帰り、渋谷パルコでカードで5%オフだから買って、帰り道読んで、今日朝会社行くときに読み終わった。

(゜o゜;

まだカード会社に利用明細届いてないんじゃ・・・

現代小説(とカテゴライズしてしまいますけど)は読みやすい。
ヘッドフォンして読み始めると、自分がどこにいるのか分からなくなる。
電車の停車駅という意味でもそうだけれど、自分が今何で電車に乗っててどこへ向かっているのかも分からなくなるときがある。

自分の日常に近い(内容ではなく背景がね)ものだから簡単に没頭できる。

だからその分あっという間に読み終わってしまいます。

さて、内容。
気ままな大学生と、強気な年上の女。かつての無邪気な恋人たちは、気づけばそれぞれに、取り返しのつかない喪失の中にいた。すべてを失い、行き場をなくした二人が見つけた、ふるえるような愛。生きること、愛することの、激しい痛み。そして官能的なまでの喜び―。絶望の果てに響く、愛しい愚か者たちの声を鮮烈に描き出す、待望の恋愛長篇。


うーん。
小説の世界に没頭することは出来るけれど、自分と同化させることは出来ないなぁ。
ここまで何もかも失うような生き方を自分はすることはないと思う。
大きな喪失感に見舞われることはないだろうけど、大きな幸福感もない、みたいな。
幸福感がないっていうとかわいそうな子みたいですけど、そういうことじゃなくて、なるべく小さな幸せとなるべく小さな不幸せをなるべくいっぱい集めるほうがいいので。

別に自分と主人公を同化させる必要はないんだけど。

アル中・ヤク中ものはだいたいダメだな私。

でも最近読む小説の主人公は皆病んでいる。

自分の中で、病んでいる精神への憧れがあるんじゃないかとちょっと思う。
「ナチスと映画」を読んでても思ったんだよね。

というと本当に心の病を抱えている人に失礼だけど。
私は心も体も健康そのものなので、朝礼の最中に貧血で倒れたかったクチです。

コメント

最新の日記 一覧

<<  2025年6月  >>
1234567
891011121314
15161718192021
22232425262728
293012345

お気に入り日記の更新

最新のコメント

この日記について

日記内を検索