ナチスと映画―ヒトラーとナチスはどう描かれてきたか (中公新書)
2008年12月13日 読書
先週日曜日の読売の書評に出てて、これはと思いさっそく買いました。
前回のウィーンものにも言えますが、アタリハズレが大きいテーマなので必ず著者の専門を確認するようにしています。
で、この本も後ろから見たのですが、巻末にナチスドイツ関連映画リストが載ってた。
チャップリンの独裁者からヒトラー最期の12日間まで。
最近見た「Die Welle」も出てるし、直接関係ないレイダースも出てる。
これは映画の中におけるナチスの役割(絶対的な悪役)というものを反映しているんだと思いますが。
新書らしく、踏み込みすぎず浅すぎず、あっというまに読み終わりました。
アマゾンのレビューを見ると評判悪いけど、ホンモノのナチス通(極右という意味ではなく研究者とかのことね)だったりホンモノの映画通には物足りないのかもしれません。レビューしている人の中に「リストの映画もほとんど観ました」って書いてた人がいた。ほとんど観たってのもすごい。「海の沈黙」はどこで観たんだろうか。
映画というものはその始まりは政治の道具であったことが良くわかります。
劇場型政治というのは、観客がいて始めて完成するものであり、観客が興味を失ったり政治に懐疑的になった時点で幕が下りる、というヒトラーの末路は、現首相には耳が痛いんじゃないですかね。
ってことが書評に書いてあった。
信念を表現したものや体制に対する批判を込めた映画って、最近ないよね。
映画の役割も変わったということなんだろうな。
しかしドイツ人は複雑な歴史を抱えているね。
そこが私には魅力的なのです。
前回のウィーンものにも言えますが、アタリハズレが大きいテーマなので必ず著者の専門を確認するようにしています。
で、この本も後ろから見たのですが、巻末にナチスドイツ関連映画リストが載ってた。
チャップリンの独裁者からヒトラー最期の12日間まで。
最近見た「Die Welle」も出てるし、直接関係ないレイダースも出てる。
これは映画の中におけるナチスの役割(絶対的な悪役)というものを反映しているんだと思いますが。
新書らしく、踏み込みすぎず浅すぎず、あっというまに読み終わりました。
アマゾンのレビューを見ると評判悪いけど、ホンモノのナチス通(極右という意味ではなく研究者とかのことね)だったりホンモノの映画通には物足りないのかもしれません。レビューしている人の中に「リストの映画もほとんど観ました」って書いてた人がいた。ほとんど観たってのもすごい。「海の沈黙」はどこで観たんだろうか。
映画というものはその始まりは政治の道具であったことが良くわかります。
劇場型政治というのは、観客がいて始めて完成するものであり、観客が興味を失ったり政治に懐疑的になった時点で幕が下りる、というヒトラーの末路は、現首相には耳が痛いんじゃないですかね。
ってことが書評に書いてあった。
信念を表現したものや体制に対する批判を込めた映画って、最近ないよね。
映画の役割も変わったということなんだろうな。
しかしドイツ人は複雑な歴史を抱えているね。
そこが私には魅力的なのです。
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