先日Bunkamuraで開催中のロシア・アヴァンギャルドに行ってきた。
私の理解力を超越しているのでむしろ面白い。
今読んでいる本にマレーヴィチの白い十字架の絵の話が出て来たのですが、まさにその絵が展示されててうれしかった。
目を凝らしてみたけれど私にはマレーヴィチの顔は見えてこなかった。
東欧のアニメや日用品やパッケージデザインがかわいいのは、冷戦時代にソ連が「芸術を生産に」としたためなのか、とメカラウロコ。逆に言えば芸術の否定なんだけど。
面白かった。そしてまたロシア。
でもカラマーゾフの兄弟はしばらく休んでて読む気にならん。
次はミレイだって。テート・ブリテンのオフィーリアがまたくるらしいよ。あれ素敵よね。また行こうかな。
今度のフェルメール展すごいね。どうせ1枚だけだろうと思ったら6枚も!お金払ったねぇ。
見に行こうっと。
展覧会は充実しているけれど近頃映画が超不調。
映画館に足を運びたいと思うものが無い。
bunkamuraのチラシコーナーを眺めてたら、「善き人のためのソナタ」の俳優、ウルリヒ・ミューエの顔が目に入った。
なんか深刻そうな顔。
あれ!
「ソナタ」の後の映画は「わが総統」のはずだけど・・・
「わが総統」とは、ユダヤ系ドイツ人映画監督が撮った、ヒトラーを扱った初のコメディー映画のこと。
ドイツでの公開当時は話題騒然で、いろんな雑誌に批評が載ってた。そしてどれも低評価。
「まぁでも、ドイツ人が見たら面白くないのかもね」と思い観にいってみたものの、たしかに笑えない。
いろいろ狙いすぎてて微妙すぎだった。オチもちょっと強引というかなんというか・・・という映画でした。
ところがどうだろう!
Bunkamuraで見たそのチラシは「わが教え子、ヒトラー」という邦題のもと、総統ヒトラーとの交流を通じて垣間見えた彼の人間くささに共感を覚えつつも家族や友人を思い苦悩するユダヤ人教授アドルフの物語で、知性をユーモアを交えた感動のヒューマンドラマ、という宣伝文句が掲載されているではないか!
え!
真逆?!
監督はそれでいいのか?
彼のインタビュー読んだけど、あの人コメディー映画監督で今回の作品も挑戦的(挑発じゃないよ)なものだ、もうヒトラーを笑いのネタにしてもいいんじゃないか、みたいなこと言ってたよ。
副題も「アドルフヒトラーに関するホントのホントのホントのところ」ですし。
でもたしかに、ヒューマンドラマだと思ってみたら数々の微妙な小ネタも笑えるかもしれない。
マーケティングってすごいと思った。
確かにああいう宣伝文句で上映すればそこそこの成功を収めそうな気がする。ていうかそのままコメディーで持ってきてたら確実にB級。
ものの見方ってわかんないね。
何でも都合のいいように考えればそういうふうに見えてくるんだね。
観にいこうっと。
私の理解力を超越しているのでむしろ面白い。
今読んでいる本にマレーヴィチの白い十字架の絵の話が出て来たのですが、まさにその絵が展示されててうれしかった。
目を凝らしてみたけれど私にはマレーヴィチの顔は見えてこなかった。
東欧のアニメや日用品やパッケージデザインがかわいいのは、冷戦時代にソ連が「芸術を生産に」としたためなのか、とメカラウロコ。逆に言えば芸術の否定なんだけど。
面白かった。そしてまたロシア。
でもカラマーゾフの兄弟はしばらく休んでて読む気にならん。
次はミレイだって。テート・ブリテンのオフィーリアがまたくるらしいよ。あれ素敵よね。また行こうかな。
今度のフェルメール展すごいね。どうせ1枚だけだろうと思ったら6枚も!お金払ったねぇ。
見に行こうっと。
展覧会は充実しているけれど近頃映画が超不調。
映画館に足を運びたいと思うものが無い。
bunkamuraのチラシコーナーを眺めてたら、「善き人のためのソナタ」の俳優、ウルリヒ・ミューエの顔が目に入った。
なんか深刻そうな顔。
あれ!
「ソナタ」の後の映画は「わが総統」のはずだけど・・・
「わが総統」とは、ユダヤ系ドイツ人映画監督が撮った、ヒトラーを扱った初のコメディー映画のこと。
ドイツでの公開当時は話題騒然で、いろんな雑誌に批評が載ってた。そしてどれも低評価。
「まぁでも、ドイツ人が見たら面白くないのかもね」と思い観にいってみたものの、たしかに笑えない。
いろいろ狙いすぎてて微妙すぎだった。オチもちょっと強引というかなんというか・・・という映画でした。
ところがどうだろう!
Bunkamuraで見たそのチラシは「わが教え子、ヒトラー」という邦題のもと、総統ヒトラーとの交流を通じて垣間見えた彼の人間くささに共感を覚えつつも家族や友人を思い苦悩するユダヤ人教授アドルフの物語で、知性をユーモアを交えた感動のヒューマンドラマ、という宣伝文句が掲載されているではないか!
え!
真逆?!
監督はそれでいいのか?
彼のインタビュー読んだけど、あの人コメディー映画監督で今回の作品も挑戦的(挑発じゃないよ)なものだ、もうヒトラーを笑いのネタにしてもいいんじゃないか、みたいなこと言ってたよ。
副題も「アドルフヒトラーに関するホントのホントのホントのところ」ですし。
でもたしかに、ヒューマンドラマだと思ってみたら数々の微妙な小ネタも笑えるかもしれない。
マーケティングってすごいと思った。
確かにああいう宣伝文句で上映すればそこそこの成功を収めそうな気がする。ていうかそのままコメディーで持ってきてたら確実にB級。
ものの見方ってわかんないね。
何でも都合のいいように考えればそういうふうに見えてくるんだね。
観にいこうっと。
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