昔買ったブルーハーツの名言集みたいな本「ドブネズミの詩」という文庫本があるのですが、そのなかでヒロトが「幸せを手に入れるんじゃない、幸せを感じることのできる心を手に入れるんだ」と言っていたのがいまでも心に残っていて、私は常にそれを心に留めております。
座右の銘かもしれません。

幸せというのは形のあるものでもないし定義できるものでもないと思うのです。

また言いますけど、私はもうすぐ30歳で、職業は派遣社員で結婚もしてないし彼氏もいません。
女性ファッション誌で言えばもう死の宣告みたいなステータス満載ですが、友人はご存知の通り、毎日楽しいです。

「発展途上国」の国民の生活水準は日本人とは比べものにならないけれど、それがつまり不幸というわけではないし、みんなが不幸そうな顔をしているわけではないし。

そういう価値観てのはいろいろあるんだから、自分の幸せを人に押し付けるべきではないと思うのです。

それはそれとして、
フリーチベットを支持する人たちはなぜミャンマーの反政府勢力を助けないのでしょうか。
どうしてそういう中途半端なことをするのでしょうか。
やはり「みんななんか盛り上がってるから言ってみた」というノリなのでしょうか。

私はそういう中途半端なことをするのがとてもイヤだし、かといってチベット人の人権にもスー・チーさんにも何もできそうにないので、なるべくニュートラルな目を養いたいと思うのです。

島国ニッポンにいてはそういうニュートラルな目を育てるのは非常に困難です。
私は中国に行ったこともないし中国人と話したこともあまりないので、なるべく反中感情を持たないように気をつけてますが、日本のニュースだけを見ていては、かなり難しい。
現にうちのパピーは中国を知りもしないのに嫌っております。

そうなると自分の視野を狭めることになるし、いろんな価値観の人との出会いのチャンスを減らしてしまうことになり、人生の濃度が薄くなってしまうと思うのです。その出会いの先にある可能性をつぶしてしまうなんてもったいない。

最近のマイブームは、ニュースを逆に考えることです。
たとえば、ミャンマーの軍事政権とか。
ミャンマー国民は軍事政権転覆を望んでいないからいつまでも軍事政権が倒れないのではないかと考えるのです。
反政府勢力が力を持たないのは、それに賛同する人がいない=政府転覆を望んでいない、もしくは命を掛けてまでひっくりかえす覚悟は無い、そこまでするならいまのままでガマンするわ、ってことなんじゃないかしら?

って考えてみてます。

なんの理論的根拠もないけど。

考えるのは自由だからね。

最近妄想癖がだいぶ強まってきました。

コメント

淵瀬春秋
淵瀬春秋
2008年5月12日7:19

 ファッション誌というのは、モードの法則に則った「満足=財/欲」という図式でしょうか。無駄の消費による経済の掘り起こしであるとか。
 欧州型の安定した経済社会ではなんともおかしな話ですね。そろそろ考え直せよ、と思うのですが、日本社会には馴染みのない話のようです。ロハスも結局出費を掘り起こしているだけだし。

メルヘン
メルヘン
2008年5月12日22:06

ロハスはねぇーホントうそくさくてダメですねぇー
お金の使い道がわからなくなった先進国が、途上国のために使うのはいやだから無理矢理聞こえのよい使い道を見つけ出した感が強くてどうも・・・。

ファッション誌を読むから負け犬とか出て来るんだなーと思います。モテたい心をくすぐらないと女子は洋服を買わない、と考えられているようですので。

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