團菊祭

夜の部「青砥稿花紅彩画　白浪五人男」と「三升猿曲舞」

花道の真横も真横、俳優がばっちりよく見える位置でした。
こんなに近くていいんですか！

でも下手側（っていうの？）なので、花道で見得を切るとなんも見えない。特に最後に5人が順番に出てきて花道でそれぞれが見得を切る場面は、目の前に俳優が立ってたのですが背中しか見えなかった(´д｀)

首の動きが、よく見えました。

團十郎の迫力がすごかったよ！
存在感というか、他の俳優より2回りくらい大きく見える。
イロイロ着込んでいるせいもあるかもしれませんが。
でもあの眼力はすごい。下まぶたにアイラインは入れないようにしようと思いました。

菊五郎の軽妙な演技もすごかった。
殿様に化けたりお嬢様に化けたりして面白かった。
「知らざぁ言ってきかせやしょう」の口上の場面は思わず「待ってました！！」と言ってしまう気持ちもわかる。

最初のほうに出てきてすぐ身投げしてしまうお姫様だった梅枝が綺麗だった。
若いと綺麗ね。菊之助も七之助も綺麗ですものね。

あの曲線の動きを見に付けようと思います。

5人が捕手に囲まれたときにそれぞれが口上を述べて見得を切るのですが、あれを見て「なぜ仮面ライダーは変身しているときに攻撃されないのか」がわかった気がします。あとショッカーの起源も、ここにあるんだなと思いました。

現代の戦隊モノが5人組なのは、白浪五人男から来てるらしいよ。
これは男5人だけど、赤星十三郎が女みたいだしね。

あっという間に時間が過ぎて行ったわ。

今回は舞はないのねと思ったら最後に別の演目で舞だった。
軽快な動きで見てて飽きなかった。

あー！面白かった。

7月は玉三郎と海老蔵しか出ない。
義経千本桜は気になるけれどちょっとお休みしよう。

そういや海老蔵も出てたんだけど、存在感全然なかったよ。
團十郎と菊五郎に挟まれたらねぇ。
染五郎もそうだったけど、若いうちはああいうもんなのかしら。

だとしたら菊之助はすごいなぁ（贔屓目)。