まだ読み終わってませんが、読めば読むほど米原さんが亡くなったのが本当に惜しい。

彼女なら今回のロシア下院選挙を、年金問題を、なんと言っただろうかしらと考えると、本当に惜しい。

雑誌に連載されていた読書日記と新聞に掲載された書評をまとめた本です。
読んでいる本のカテゴリーが無限。
この本を読んでいると、自分は到底通訳者にはなれないと思うし、通訳に必要なのは語学力ではなく教養だなとつくづく思います。

彼女のように、教養に裏打ちされた歯に衣着せぬ批判のできる人ってあまりいないと思う。
昔TBSの朝の番組(みの以前)で、キムタクがアジア映画界へ進出とわっしょいわっしょい盛り上がっているニュースに「でもキムタクはダメよ、口元がだらしないから」と言い放ちアナウンサーを凍らせた場面は今でも鮮明に覚えています。これは教養は関係ないけど。
朝から爆笑させてもらいました。
その後すぐ降板となってしまい大変ザンネンでした。

本当にカテゴリーを限定することなく本を読んでいるので、自分では絶対に手を出しそうに無い本や見つけられそうも無い本がたくさん出てきて、どんどん読書したくなります。
ただ本の評価をしているだけでなく、時事ニュースにも物申しているので面白い。小泉純ちゃんがハッスルしていた時期なので、そのハッスルぶりをバッサバッサと批判してます。
それでも2002年W杯日本対ロシア戦を一緒に観戦してたりする。

様々な本の中でもやはりロシアに関る本についてはさすがで、伝記モノなんかはかなり読んでおられるようで、その中から選ばれているから信頼できる。
最初のほうに出てくるゴルバチョフ回想録からもうすでに読みたい。でもすごいボリュームなので「知られざるスターリン」にしておこうかと思います。

本当に惜しい人を亡くしたと思います。

とりあえず大江健三郎を読もうかな。

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