ハプスブルクとウィーン
2007年11月12日 歴史今日から3日間BSハイビジョンでハプスブルク帝国の特集と銘打って、マクシミリアン1世、マリア=テレジア、フランツ=ヨーゼフを軸にしたヨーロッパ多民族番組をやってます。
1時間で終わるかと思ったら2時間番組でびっくり。
しかし大変な力の入れようで、大変面白かった。
登場する学者やハプスブルクの子孫に、「あなたの民族は?どの言葉を話しますか?」と質問するの。
みんないろんなことを言うし、みんな複数言語を操ります。
ハルシュタットの歴史学者はアラビア語までたしなみます。
うーむ陸続きすごい。
ベルギーの青年は「日本はずっと日本だったかもしれないけど、僕らはそうはいかなかったんだ」と言ってました。
私がどんなに努力をしても理解することができない感覚というのはヨーロッパにたくさんありまして、その代表が多民族国家と宗教戦争なのね。でも彼らにしてみれば鎖国とか意味わかんないんだろうね。
民族と宗教の問題を併せ持ってたハプスブルク帝国には昔から興味があるのです。宗教についていえばハプスブルク帝国というよりはヨーロッパ全土ですが。
すごく面白かったよこの番組。
主に中東欧がたくさん出てくるのですが、ああやって見ると私ウィーンがヨーロッパで一番好きな街のひとつだなーとしみじみ思います。
プラハもブダペストもとてもきれいな街なんだけど、ウィーンにはかなわんね。キレイなだけじゃダメなのよ。
近代のコスモポリスでメトロポリスだっただけあって、その多民族っぷりが他の街よりも濃いわけで、だから独特の雰囲気があるんだろうなと思います。
パリは都会過ぎるの。でかすぎるの。東京に比べたら大きくないかもしれませんが、パリの持つ歴史とウィーンの歴史を比べてみれば、その民族の多様性はウィーンのほうがずっと複雑だと思います。
そういう雰囲気っていうのは現代の東京のようなカオティックな文化の混ざり合いとはまた違うと思います。当時の人にしてみるとカオスカルチャーだったのかしらね。
カフカやモーツァルトやクリムトを好む理由はここにあったのか。
ツヴァイクも好きだもんな。
私にしては珍しい横につながった好みだわ。
番組見ててところどころに「15世紀から20世紀まで続く繁栄」と出てくるのですが、それを聞くと「ああ20世紀はもう歴史なのか」と思えてきます。
20世紀は過ぎ去った時代かぁ。
1時間で終わるかと思ったら2時間番組でびっくり。
しかし大変な力の入れようで、大変面白かった。
登場する学者やハプスブルクの子孫に、「あなたの民族は?どの言葉を話しますか?」と質問するの。
みんないろんなことを言うし、みんな複数言語を操ります。
ハルシュタットの歴史学者はアラビア語までたしなみます。
うーむ陸続きすごい。
ベルギーの青年は「日本はずっと日本だったかもしれないけど、僕らはそうはいかなかったんだ」と言ってました。
私がどんなに努力をしても理解することができない感覚というのはヨーロッパにたくさんありまして、その代表が多民族国家と宗教戦争なのね。でも彼らにしてみれば鎖国とか意味わかんないんだろうね。
民族と宗教の問題を併せ持ってたハプスブルク帝国には昔から興味があるのです。宗教についていえばハプスブルク帝国というよりはヨーロッパ全土ですが。
すごく面白かったよこの番組。
主に中東欧がたくさん出てくるのですが、ああやって見ると私ウィーンがヨーロッパで一番好きな街のひとつだなーとしみじみ思います。
プラハもブダペストもとてもきれいな街なんだけど、ウィーンにはかなわんね。キレイなだけじゃダメなのよ。
近代のコスモポリスでメトロポリスだっただけあって、その多民族っぷりが他の街よりも濃いわけで、だから独特の雰囲気があるんだろうなと思います。
パリは都会過ぎるの。でかすぎるの。東京に比べたら大きくないかもしれませんが、パリの持つ歴史とウィーンの歴史を比べてみれば、その民族の多様性はウィーンのほうがずっと複雑だと思います。
そういう雰囲気っていうのは現代の東京のようなカオティックな文化の混ざり合いとはまた違うと思います。当時の人にしてみるとカオスカルチャーだったのかしらね。
カフカやモーツァルトやクリムトを好む理由はここにあったのか。
ツヴァイクも好きだもんな。
私にしては珍しい横につながった好みだわ。
番組見ててところどころに「15世紀から20世紀まで続く繁栄」と出てくるのですが、それを聞くと「ああ20世紀はもう歴史なのか」と思えてきます。
20世紀は過ぎ去った時代かぁ。
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