30日の早朝にスウェーデンいや世界が誇る映画界の巨匠・イングマル・ベイルマン監督が亡くなりました。
朝から大変なニュースです。

夕方には各テレビ局が追悼番組を放送、その後は代表作(映画だけでなくテレビシリーズも)、ラジオでは彼のインタビューを放送しまくりです。

半旗を揚げる家も数々見られ、国中が喪に服しているかのようでありました。
(スウェーデンは結構国旗を重視しており、特に別荘なんかでは特定の祝日に旗が揚げられるようになってるところが多いの)。

各界の著名人が彼を惜しむ声を寄せており、翌日の新聞には世界各国のニュースがどのように彼の詩を報道したか特集され、新聞の文化版(スウェーデンの新聞は、本紙・文化・経済・スポーツがそれぞれ別冊になってるの)は全面彼の特集です。

国中が彼を愛し彼の死を悼んでいます。

でも生前の彼は、人間嫌いで神経質ですぐ怒鳴るし女たらしだし、全然好かれてなかったらしいよ。
ニルスのママのおじいさんが、「第七の封印」の死者を演じた俳優で、ベイルマン監督の人となりをイロイロ聞いてるらしく「死ぬ前はみんなベイルマン嫌ってたのに」と言ってました。

世界に誇る巨匠ですが、スウェーデン人がみんな彼の映画を見てるわけではないし、みんなが理解してるわけでもない。
日本人=クロサワ、キタノを観てるわけではないのと一緒。

しかし、100年に及ぶ映画の歴史のなかで重要な人物であったことには間違いないようです。

でも私全然見たことないから「へー」くらいです。
なんだっけ、ヘビイチゴ、じゃなくて「野いちご」をドイツ語の吹き替えで見たことがあるけど、全然理解できなかった。ドイツ語じゃなくてね。
私はああいう難しい映画ダメなの。

彼の訃報でぶっ飛んでしまいましたが、ドイツ映画界の名俳優・ウルリヒ・ミューエも亡くなったのです。
だれそれって感じでしょうが、「善き人のためのソナタ」で主演だった俳優です。
まだ54歳だったのですが、ガンだったそうです。
残念ですな。
彼の遺作は「わが総統」なのかしら(@_@)

コメント

せきやん
せきやん
2007年8月5日0:38

やっぱすごかったんですね。母国の取り上げ方。

貴重な現地情報ありがとうございました。
クロサワを当然監督は見てたそうですヨ!

メルヘン
メルヘン
2007年8月5日1:17

映画好きな人は巨匠の作品を見てますが、スウェーデン人だからと言う理由でベイルマンを見てる人はあまりいないようです。
みんな「スウェーデン人だっていうとあーベイルマンだねと言われるけど別にみんなが見てるわけじゃない」と言います。

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