私が外国にいると日本の大臣が失言をします。前回は生むマシーンでした。

失言のニュースはかなり世界を巡るようです。
日本のニュースなんてついぞ見かけないスウェーデンのニュースサイトにも登場するくらいです。

で、この発言がどんなふうに訳されてるのか気になるところなのです。生む機械はアメリカ英語(ABCだったかな?)だと「デバイス」、BBCはマシーンとしてたのよ。アメリカっぽい。

で、今回の「しょうがないよな」。
これって、外国語にない表現だと思うのですよ。
日常のシチュエーションで「しょうがないよな」という場面に遭遇しても、なんと言っていいのかわからんのです。

なので今回の発言がどう訳されてるのか注目しておりました。
英語ではinevitableのようです(BBC)。「避けられない事態」といったところです。

ドイツ語では見出しが見つけられず、発言内容が「避けることができなかった事態」と訳されております。
スウェーデン語では「必要な事態」という単語です。

「しょうがない」はいろんな場面で使われるから1対1で訳をつけられないのもわかります。

しかし、この場面で大臣が「あれは不可避だったよな」というニュアンスで「しょうがない」と言ったのかどうかは不確かだと思います。前後の発言内容から「不可避だった」というニュアンスを汲み取ったんだと思いますが。

なんか、そうじゃない気がします。個人的に。
明確な見解を現した単語ではないから大臣もポロリとこぼしたんじゃないでしょうか。
ニュアンスが明確に伝わらないから、みんな怒ってるんだと思います。

日本語って、ニュアンスの言葉だよね。
もやーっとしてるよね。
それを白か黒かのゲルマン語に訳すなんて、大変な仕事だよな。
でもしょうがないよね。日本語ってそういうことばなんだもん。

じゃ、この場合の「しょうがない」はナンだ?

・・・

話は変わりますが、友人が面白いものを見つけていたので私も無断ながらリンクさせていただきます。

言語別フルメタルジャケット
http://poorsox.blog84.fc2.com/blog-entry-71.html

鬼軍曹の恐怖の言葉、各国の言語でお楽しみください。
ドイツ語がさすがです。

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