世界にはイロイロなトイレがあります。
便器のフタがないなんてのは日本でも結構あります。
便座のないトイレはヨーロッパに結構あります。
ペーパーホルダーのないトイレはヨーロッパの家庭では普通です。
そのほか紙がない、ドアがない、壁がない、水がないなど、イロイロ「足りない」トイレは有名です。
Wikiでトイレを調べると面白いです。

しかし私は初めて驚きの地に足を踏み入れました。

トイレがない。

え?トイレない?

スウェーデンの離島に到着してから初めてニルスから教えられました。
「トイレないから外でするか、あの小屋に行くしかないよ」

福祉大国に来て歴史的トイレを体験することになるとは思いませんでした。

もしやと思い、恐ろしくて尋ねることができないまま次の日の朝を迎えたのですが、案の定。

「シャワーないからキッチンで髪と体洗わないと」

ひー!
キッチンにあった、ヨーロッパでは見かけない洗面器があったのは、洗体桶だったのねー!

「大丈夫だよ。お湯を沸かして水と混ぜてぬるくして、ホラこうやって後頭部に水かけられるから」

と言ってニルスが手桶に使っているのはフィンランドの名器・アラビアのヴィンテージコーヒーカップ。

なにそのぜいたくー?!

文化の違いはけっこう超えられる自分ですが、時空の違いは全く超えられませんでした。

「昔の人はお湯もシャワーもトイレもなしで生活してたんだよ」といわれましたが、知ったこっちゃねぇ。
ウォシュレットの国の人なんで、昔の不便さをわざわざ体験したくありません。
月末まで、つまり10日ほどいる予定でしたが、泣いて頼んで週明けにストックホルムに帰らせてもらうことにしました。

おかげさまで、ニルス家の伝説になったようです。
みんなに「ストックホルムに帰れてうれしい?お湯もシャワーもあるもんね」といわれました。

帰り道のガソリンスタンドで利用したトイレがまぶしかったです。

コメント

淵瀬春秋
淵瀬春秋
2007年6月26日8:26

 尿と便を分けて集めるトイレ、集めたものは肥料や燃料にします・・・というのはスゥエーデンだった覚えがありますが(なんせ10年以上前にコペンハーゲンの学会で聞いた話)、未だ野グゾしてりゃぁバルト海は汚れる訳ですね・・・
 恐るべし、北欧モデル。

メルヘン
メルヘン
2007年6月26日18:50

さすがに大のほうは例の小屋でするようです。構造は青空トイレとあまりかわりませんが(@_@)
でも小のほうは結構みんな青空で済ますようでした。
あれ再利用してるのかしら?

恐るべしですほんとに。

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