ロシアが、所有する豊富な天然資源を背景に、東西で強大な存在感を発揮している。

西では、EUが求めるエネルギー供給の安全保障を「時期尚早」と断り、東ではサハリンプロジェクトにおいて、ロシアの損になるような事業はお断り、と圧力をかけている。
http://www.zeit.de/online/2006/43/putin-eu-energie-gipfel
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20060922-00000364-reu-bus_all

ちなみにリンクは「読んでね」というわけではなく、ここから引用してるよ、という脚注です。論文の基本ですね!
見てきたような事を語っているけど、ニュースから引っ張ってきてるだけです。脚注つけないと盗作だって怒られちゃうからね。

さて、サハリン1は本日全量が中国へ輸出することがほぼ決まり、サハリン2は環境保護の観点から、事業停止の危機である。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20060928-00000004-fsi-bus_all

アメリカが中東を大混乱に陥れたおかげで、資源輸入先としてのロシアの重要性が非常に高まっている。
それをロシアも十分理解しているらしく、キレ者プーチンは「強国ロシア」を世界に印象づけている。と思う(弱気)。

皮肉なことに、アメリカの「宿敵」ロシアが、アメリカの中東政策(の失敗)により強大化している。
しかし、中東が混乱すれば石油供給源としてロシアが重要になってくるなんて、アメリカの政治家じゃなくてもわかること。

アメリカが中東の民主化に自信満々だったのか?
失敗するはず無いと思ってたのか?

それにしてはお粗末な結果である。

何はともあれ、中東においてアメリカは泥沼化しており、それに比例してロシアは天然資源の面において優勢を強めていく。

この状況に置いてとても困ってしまうのが、我らが日本である。
サハリン1も輸入できず、サハリン2も事業停止とされてしまったら、どこからガスを買うのか?
中東の石油に頼ってた日本は、もっと安定した石油供給先を探すべきなのではないか?

北方領土4島返還など主張している場合では無い。
ましてや「サハリンも返せ」などといってる場合ではないのではないか。

アメリカとの仲にこだわっていても、アメリカから石油もガスも買うことはできない。すぐ隣に天然資源が豊富な国があるのに、広い太平洋をまたぐなんてバカな話があるものか!

アメリカ主導のサハリン1が中国と仮契約を結んだ話などは、「だから日本も中国と仲良くしなさいよ」といっているかのようである。

これでは右派の新首相も、就任早々訪中せざるを得ないわけだ。

オイルショックなんて御免こうむりたいので、極東関係改善に努力してもらいたいです。

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