ヴァチカンの困ったさん
2006年9月15日 ベルリンライフローマ法王が問題発言をして、またもやイスラム教徒の怒りを買っております。
もー。
アナタもー一介のドイツ人じゃないんだからさー
そんなこと言ったらみんな怒るってわかりきってんじゃん
なんでそんなこと言ったわけ?
彼が演説で用いた単語は、時事通信によると「邪悪で残酷」と訳されてますが、boese und unmenschlichと言ったそうです。
すんげぇダイレクトな表現ですよこれ。
「邪悪」っていうと、なんかマンガチックな響きじゃないですか。普段用いる単語ではないでしょ。「お前邪悪だなぁ」というとなんか冗談ぽいじゃん。
でもドイツ語でboeseという形容詞はそんなマンガチックな響きではなく、普通に用いられる単語です。
たとえば連続レイプ魔とか、犯罪者によく用いられます。
unmenschlichは直訳すると「人でなし」ですね。
ま、残酷とか残忍てことだな。
ひでー!!
そりゃイスラム教徒怒るよ!
ドイツ人て他者への配慮が少ないなぁと感じるところがあるのですが、法王までそんなかよ!
ガッカリだ!
法王がこんなこと言った意図がさっぱりわからん。何のつもり?
宗教戦争でもするつもり?
ベルリンにはご存知の通り、多くのトルコ人を中心としてイスラム教徒がたくさんいます。
今回の法王の発言で、もちろん街のイスラム教徒だって気を悪くしてるに決まってます。
しかし今回の法王の発言に乗じて、彼らを排斥しようとする輩も出てくるかもしれません(ちなみにそういう輩のことをboeseと形容するのです)。
問題は、イスラム諸国でドイツの旗を燃やすとかそういう遠くの国だけでなく、すぐ身近なところで爆発する可能性もあるということです。
タダでさえベルリンは「旧東側はネオナチが歩いてる」という極端な解釈をされがちなのに、これを機に一部の外国人排斥主義者が問題を起こそうものなら、「旧東ドイツ地域は、夜街を歩くのは危険なので絶対にやめたほうがいい」などと言われてしまいます。
ベルリンで夜遊びしないで何するの!!
話が逸れますが、これは報道の仕方による誤解だと思うのです。
もちろんそういう輩がいるのは事実かもしれませんが、
たとえば
「昨夜帰宅途中の男性が、若い男二人組みに暴行を受けた」
というと通り魔の犯行だと思いますが、
「昨夜帰宅途中のアフリカ系の男性が、若い男二人組みに暴行を受けた」
とすると、まるで男性がアフリカ系だから暴行されたかのように響きます。
そういう報道の仕方が、ベルリンのニュースでは多いような気がするのです。
でもたとえば「帰宅途中の北欧系男性が・・・」ていう報道は無いんだよ。ホントに襲撃されないだけかもしれないけどさ。
そういうところから、ベルリンは外国人種(アフリカ系・アジア系・アラブ系など)にとって危険な場所というイメージがついてしまうような気がするのです。
他のヨーロッパの国で生活したことないからわかりませんが、本当にベルリンがそこまで私たちにとって危険な場所なのか、はなはだ疑問です。
話は法王さまに戻ります。
もちろんキリスト教世界の頂点に立つ法王様に、ベルリンの心配をしろというわけではないけれど、単純に考えてもこの発言は百害あって一利なしでしょ。
とほほ。
ほんとドイツ人にはガッカリです。
もー。
アナタもー一介のドイツ人じゃないんだからさー
そんなこと言ったらみんな怒るってわかりきってんじゃん
なんでそんなこと言ったわけ?
彼が演説で用いた単語は、時事通信によると「邪悪で残酷」と訳されてますが、boese und unmenschlichと言ったそうです。
すんげぇダイレクトな表現ですよこれ。
「邪悪」っていうと、なんかマンガチックな響きじゃないですか。普段用いる単語ではないでしょ。「お前邪悪だなぁ」というとなんか冗談ぽいじゃん。
でもドイツ語でboeseという形容詞はそんなマンガチックな響きではなく、普通に用いられる単語です。
たとえば連続レイプ魔とか、犯罪者によく用いられます。
unmenschlichは直訳すると「人でなし」ですね。
ま、残酷とか残忍てことだな。
ひでー!!
そりゃイスラム教徒怒るよ!
ドイツ人て他者への配慮が少ないなぁと感じるところがあるのですが、法王までそんなかよ!
ガッカリだ!
法王がこんなこと言った意図がさっぱりわからん。何のつもり?
宗教戦争でもするつもり?
ベルリンにはご存知の通り、多くのトルコ人を中心としてイスラム教徒がたくさんいます。
今回の法王の発言で、もちろん街のイスラム教徒だって気を悪くしてるに決まってます。
しかし今回の法王の発言に乗じて、彼らを排斥しようとする輩も出てくるかもしれません(ちなみにそういう輩のことをboeseと形容するのです)。
問題は、イスラム諸国でドイツの旗を燃やすとかそういう遠くの国だけでなく、すぐ身近なところで爆発する可能性もあるということです。
タダでさえベルリンは「旧東側はネオナチが歩いてる」という極端な解釈をされがちなのに、これを機に一部の外国人排斥主義者が問題を起こそうものなら、「旧東ドイツ地域は、夜街を歩くのは危険なので絶対にやめたほうがいい」などと言われてしまいます。
ベルリンで夜遊びしないで何するの!!
話が逸れますが、これは報道の仕方による誤解だと思うのです。
もちろんそういう輩がいるのは事実かもしれませんが、
たとえば
「昨夜帰宅途中の男性が、若い男二人組みに暴行を受けた」
というと通り魔の犯行だと思いますが、
「昨夜帰宅途中のアフリカ系の男性が、若い男二人組みに暴行を受けた」
とすると、まるで男性がアフリカ系だから暴行されたかのように響きます。
そういう報道の仕方が、ベルリンのニュースでは多いような気がするのです。
でもたとえば「帰宅途中の北欧系男性が・・・」ていう報道は無いんだよ。ホントに襲撃されないだけかもしれないけどさ。
そういうところから、ベルリンは外国人種(アフリカ系・アジア系・アラブ系など)にとって危険な場所というイメージがついてしまうような気がするのです。
他のヨーロッパの国で生活したことないからわかりませんが、本当にベルリンがそこまで私たちにとって危険な場所なのか、はなはだ疑問です。
話は法王さまに戻ります。
もちろんキリスト教世界の頂点に立つ法王様に、ベルリンの心配をしろというわけではないけれど、単純に考えてもこの発言は百害あって一利なしでしょ。
とほほ。
ほんとドイツ人にはガッカリです。
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