アマデウス

2006年8月28日 映画
84年のアカデミー賞を総なめにしたというコスチューム映画の傑作です。
ソフィー・コッポラがマリー・アントワネットを撮影するにあたって、キルスティン・ダンストに観ておくように勧めたそうです。

158分の長編ながら、その長さを感じさせない傑作です。
無駄なシーンはひとつもありません。
さながらモーツァルトの音楽のように完成されています。

といったら言い過ぎかしらね。
私の買ったDVDはディレクターズカット版ではないのですが、ディレクターズカット版だと上映時にカットされた、サリエリがコンスタンツェに意地悪するシーンが入ってるのです。
それがあったほうが、最後にコンスタンツェがサリエリに対して厳しい態度を取るのか納得できていいと思うのですが。

これ一番好きな映画だなーと思った。
冒頭のシーンが素晴らしい。
ママは今年のGWに有楽町で25番を聴いてきたのですが、「この映画のために25番が作曲されたと錯覚させられる」と言ってましたが、そのくらい印象的。
うちにある320ユーロのスピーカーにつないで鑑賞したので、優雅な夜でありました。

サリエリの言葉はすべて本心なんだろうなーと思うと切ない。
妬む気持ちも、褒め称える気持ちも本音なのです。
憎くて愛しいアマデウスなのです。

皇帝が前の会社の、前の事業部長に似てたのが気になりましたが、キャスティングもよいです。有名俳優を使ってないところがいい。先入観なしで観られます。

良いところをいくつも挙げても野暮なのでもうやめますが、本当に良い映画なので、モーツァルトイヤーに観るべき映画だと思います。

モーツァルトは、まるで自分が夭折するのを知っていたかのように急いで作曲したのかなと思わせます。
専門家に言わせるとイロイロあるようですが、素人の私はモーツァルトのキャッチーな音楽がとても好き。
モーツァルトは、本当に「たくさんの人に自分の音楽を聞いてもらいたい」と思って作曲してたんだろうなと思わせます。

見終わった後もう一度見たいと思うくらいです。

コメント

最新の日記 一覧

<<  2025年6月  >>
1234567
891011121314
15161718192021
22232425262728
293012345

お気に入り日記の更新

最新のコメント

この日記について

日記内を検索