この本は読んでいないのですが。
今一生懸命読んでいる、「第二次世界大戦」がまだまだ残ってますので、それが終わってからだな。まだノルマンディー前だよ。
さらにまだ読んでいない本が2冊ほどあるけど。

この本は前にちょっと読んでみようかと思ったのですが、副題の「イギリス現代史を・・・」とあるのが引っかかって買わなかったのです。
イギリス現代史って、興味なかったんで。

しかし第二次世界大戦を読んで、ガゼン興味がわいてきたのです。
イギリス現代史ではなくチャーチルにね。

この本は、「イギリス現代史を転換させた」としているけれど、私は転換されたのはイギリスだけではないと思うのです。中身読んでないから勝手なことはいえませんけどね。
でも、フランスもロシアもアメリカも、チャーチルによって何らかの転換があったのではないかと思います。

今日の読売新聞の夕刊に、チャーチルに関する記事がありまして。
チャーチルの第二次世界大戦は、歴史叙述として優れているとは必ずしも言えないというのです。対独戦におけるロシアの役割がほとんど描かれていないという点をはじめ、ある程度主観的な内容になっているからです。

そりゃー自伝だからね。弁明だったり悪口もあるわけです。
チャーチルは本当にスターリンが、ロシアが嫌いだったようです。そこら辺の記述は少し滑稽なほど。

そうはいっても、チャーチル本人が認めるように、歴史を書くことが彼の使命ではなく、後世の歴史家たちの役に立つものであることは間違いない。

チャーチルの第二次世界大戦と、アンドレ・モーロワの「フランス敗れたり」から学ぶものはたくさんあると思うのです。
平和ボケからくる楽観主義が、ヒトラーの野望を見抜けずフランス敗北へ至る経緯などは、反面教師となりうるのではないかと思います。

心のどこかで「大丈夫大丈夫」などと思っていると、とんでもないことになるんだよ、というのがひしひしと伝わってきます。

とりあえず第二次世界大戦が終わったらいよいよ本題、戦後教育です。
ドイツ・オーストリア・ポーランドの戦後教育には、日本人が学ぶべき要素がたくさんあるはずです。
加害者の日本として、被害者の日本として、過去をどう克服したらよいのか、ヨーロッパの国はどうしてきたのか、日本はどうすべきなのか、参考にする点がきっとあるはずです。

これから卒論を書いたほうが、絶対すばらしいものになると思います。
大学のときに書いた卒論は恥ずかしくて読めんよ。

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