カレーの王子様

2005年4月18日 歴史
インドとパキスタン情勢が明るくなってきたようですね。
クロ現を半分くらい見たのですが、ああいう家族の再会ストーリーにはめっきり弱い。

インドの人が、パキスタン側へ橋を渡っていくのは、感動的でした。

カシミール問題がすぐに解決につながるわけではないだろうけど、
人の往来があって、貿易がはじまれば、実効支配線の有刺鉄線もそのうち必要なくなるのではないかしら。

かつて第三次世界大戦はここから始まるだろうといわれたカシミールに明るい光が差し込んだ今、次の「火薬庫」は東アジアだろうね。
北朝鮮も相変わらず怪しいし、中国だって経済力をつけてきてるから、何を隠し持ってるかわかんないよ。

東アジア情勢不安ですからね。

それでもビョン様のDVDがバカ売れしてるってニュースになるくらいだから、日本人はホント平和だよね。
もちろん平和に越したことはないんですけどね。

明らかにみっともないのは中国だけれど、それに対して積極的な姿勢を見せない首相も結構みっともないと思うのですけど。

こんなことだからいつまでたっても欧米人に見下げられちゃうんだよ。
郵便局なんてどーでもいいじゃん。

話はカシミールに戻りますが、
私にとってカシミール問題って、エルサレムのように、永遠に解決しそうにない、とりあえず私が生きている間はどうにもならないものだというイメージがあったのね。
カシミール問題は「現在の問題」ではなくて「歴史」だったのよ。
解決してないんだけどさ。

その「歴史」が今動き出していて、その時代に自分が生きているって、
ワクワクするよね。
インドにもパキスタンにもカシミールにも何の縁もゆかりもないんだけどね。

東西ドイツ統一の時ももちろん生きていたわけなんだけど、
その時は歴史なんてそんな好きじゃなかったし、ていうか小学校低学年だから冷戦なんて全然わかんなかったのよね。
あと5年でいいから早く生まれていれば、東欧の民主化のニュースをリアルタイムで見られたのになぁ。

NHKの傑作(といってもNHKが作ったんじゃないけど)、映像の世紀のなかに、ベルリンの壁崩壊や、ルーマニアの独立運動とかあるのよ。
あの映像の中の民衆を見ているだけでとても胸が熱くなります。
めちゃくちゃ泣けるよ。ルーマニアが特に。

歴史が動く瞬間というのは、「あ!動いた!」というものではなく、
じわじわじわと動き出して、気がついたら「あ!動いてた!」と、
後になってから気づくのがほとんどなので、
なるべくすべての歴史的瞬間を見ようとすると、自分の無知というか、見聞の狭さが明らかになってしまい、もどかしい。
見ていてその転換点が明確に分かるのは、革命か開戦のどちらかだろうね。
もちろん実を結ばない革命もあるし戦争もあるだろうから、結局それらもその後の情勢を注視していないと、その瞬間が歴史の転換点だったのかどうか判断できないのですが。

私が生きてきた中で歴史が明確に動いたと思った瞬間は、9.11だけです。
あの時は本当に世界大戦かと思い、のん気に聖闘士星矢を見ていた自分を呪いました。

あ、私の言う歴史って、政治史ね。
社会史とか経済史ってあんまり興味ないの。
携帯電話の発明なんかも歴史的瞬間だと思うんだけど、そういうのは私にとっては歴史じゃないの。
だから産業革命の授業はキライだったー。

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