聖鬼魔?

2005年2月4日 歴史
私はクリムトのほうが好きですが、世紀末ウィーンを語るうえでははずせませんね、シーレは。

世紀末ウィーンは、クリムトのようなきらびやかさの影にシーレのような退廃的を持つ、非常に興味深い時代だったと思います。
私の生きた時代ではないけどね。

しばらく平和が続いた時代、文化はいよいよ華やかさを増す一方、貧富の差は拡大、一歩裏道を行けば正体不明の有象無象がはびこっている。そんなウィーンをクリムトとシーレの絵が象徴していると思います。

シーレは戦争が始まる前に死んでしまって、良かったのかもしれないね。
常に人の死に怯えていた彼が、戦争による何万という死に直面したら、どうなっていただろう。

まるで戦争を予感していたかのような絵を書く人だなぁ。

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