諸悪の根源

2004年5月8日 歴史
非常に個人的見解で、歴史と現在を語ってます。

パレスチナとイスラエルの抗争、
アメリカが横槍を入れるから話がややこしくなっているので、
まるでアメリカが悪いように思われます。
まー悪いか悪くないかは断言できないけど、
解決しない要因の一つではあると思うな。
最近のイスラエルは目に余るところが多いし、世界中が批判してるのに、
アメリカは大統領選を控えて、イスラエルを批判できない。
だからイスラエルが調子に乗る。
これで選挙が終ったら、パレスチナは何をするかわかりませんな。

今日何気なく観てたテレビ番組で、メカラウロコ。
20世紀の中東の混乱は、大戦中のイギリスの二枚舌政策が悪かったわけですが、
イギリスが二枚舌政策をとってアラブ・イスラエル両者の協力を取り付けるに至ったわけは、19世紀にこの地に勢力を伸ばしていたからです。
ディズレーリがスエズ運河を買収したりして、フランスやドイツに遅れをとるなとがんばってたわけです。
そのディズレーリ、実はユダヤ人だったのです。
イスラエルの悲劇は、ユダヤ人の手によって引き起こされていた!
というのはおおげさだけど。
もちろんディズレーリは100年後、悲劇につながることとは夢にも思っていないだろうけど。

ユダヤ人を長年毛嫌いしていたヨーロッパで、ユダヤ人が首相になるとは、珍しい。
ユダヤ人迫害というとすぐドイツが思い浮かぶけど、長い歴史を振り返れば、十字軍の時代にイギリス人もユダヤ人を迫害してたのです。

そんなイギリスですが、19世紀当時は、ユダヤ人を冷遇するのは得策ではないと考えたらしい。
ユダヤ人はお金を貯めてるからね。
ユダヤ人を首相に据えることで、イギリスは冷たくしないから、お金使ってね、とでも考えたのかね。

と、考えていると、
結局はヨーロッパに辿り着くのよ。
今世界がややこしくなってる原因は、英仏独にあるのよ。
おおざっぱに言ってしまえばね。
あの大国が、世界を征服しようとあっちこっちに手を出して、
失敗したらとっとと帰って、後のことは知らないよ、
と投げ出すから残された地元民が苦労するのよ。

そう思ったら、EUもうまくいくのかしら
と思っちゃうな。

ローマ帝国ってすごかったんだなー。
塩野七生でも読むか。

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