ベルリンナイト

一日中ぐうたらしておりました。
夜が長いからね。

ニルスは若干二日酔いで弱気でしたが、
ベルリンに来てはじめての週末を迎えたエリアスと、
ストックホルムから帰ってきて最初の週末を迎えたフランツと、
先週めちゃくちゃ粘ってたフリーダと、
昨日充電してたユゥエルは元気だったので民主主義により今日もガッツリ遊びます。

もちろん私も元気派であります。一日何にもしてなかったから。昨日そんなに飲んでないし。

23時半ごろニルスたちのうちに行ったらエリアスとニルスが昼寝してた。ふたりしてコーヒー飲んでた。
ヨナスと彼女のイングリッド（というらしい）は、日曜日に蚤の市行きたいから今日は飲まないってさ。

フランツも来てしばらく「ザ・シンプソンズ」のDVDをみんなで見てた。あれガッツリシニカルなのかと思ったらお話の最後はいつもなんかハッピーエンド的な終わり方するのね。
初めて真面目に、ていうかまともに見た気がする。結構面白かった。

ユゥエルとティッツィアーノもやってきて、BerghainとWatergateと、どっちにいくか検討してた。
こういうときつくづく思うのですが、スウェーデン人てすごい優柔不断だと思う。
欧米人てグレーゾーンないと思ってたけど、全然そんなことない。ワールドカップの時も思ったけど、彼らは全然物事を決められないというか、いつまでたっても結論が出ない。
何か提案しても、自分で反論するんだよね。
「で、どーしたいわけ？」と思います。

今日もなんだかんだスウェーデン語でぐにゃぐにゃ話し合ってて、ティッツィアーノも私もどっちでもいいし何言ってるかわかんないし、ぐだぐだぐだぐだやった末にユゥエルが「どっちでもいいけど個人的にはBerghainがちょっといいと思う」と発言したのでやっと決まりました。

最初から言えばいいのに。
結構控えめなのね。

ニルスんちから遠いのでタクシーです。電車通ってるんだけど本数少ないからね。

着いたのが2時半くらいで、ちょうど良い時間帯だそうです。入口には大行列です。待ってる間にフリーダも来ました。
彼女は夕方から3件バーを巡って、Watergateにいたそうです。
ガッツリやねぇ。さすが。

20分くらいして中に入れました。
空港バリのボディチェックで、カメラも預けさせられちゃったよ。

噂どおりのすごいところだった。
ニルスは「ヨーロッパで一番クールなクラブだ」と言ってました。ロンドン行ったことない子の言うことなのでそれはどうかわかりませんが、ベルリンでもっともクールなクラブのひとつであることは間違いないそうです。

東ベルリンの古い建物を利用した巨大なクラブでした。
巨大っつっても空間を贅沢に利用してるので、ダンスフロアが体育館みたいとかそういうわけではなかったです。
Panorama Barというクラブも併設されてて、「Berghainはテクノ、Panoramaはもっとハウスとかエレクトリック」だそうですが、私は素人なので違いはサッパリわかりません。

聞いてはいたけどホンモノのハードゲイがたくさんいた。またもや尻丸出しだし。
ゲイばっかりいるわけじゃないけど目につくのよね。めっちゃいちゃついてるし。

ゲイばっかり見てたわけではないですが、ラヴパレードを思い出しました。今にしてみると別にラヴパレードも「そういうもんか」という気がします。この空間を真夏の昼間に持ってっただけですもんね。
順番が逆だった。

トイレの便座が鉄製で冷たかった。正確に言うと「便座」はないから便器なんだけどね。
夜が更けるとどのトイレの個室からも複数名出てきておかしかった。2人だったり3人だったり。
トイレとは別にダークルームというものがあり、何が行われてるかはあまり知りたいとは思いません。

ゲイばっかり見てたわけじゃないよ。

ニルスとユゥエルのクラスメイトだったというスウェーデン人ダンサーの子に会った。もちろんメチャかわいい。

踊るエリアスがこれまたキュートだった。
ホントスウェーデン人かわいいな。

しかしホントスウェーデン人多いな。パリに日本人がたくさんいるのと同じ感じです。右も左もスウェーデン人。

私とニルスは7時ごろ退却した。朝ね。日曜の夜までやってるらしいよ。
ニルスが金持ってこないから、私の50ユーロが1ユーロになってた。なんでお金おろしとかないかなー。ホント先のこと考えない子だよ。