天気予報どおり、久々に晴れ渡り気温も上がりました。
ラジオの天気予報もうれしそうです。
卓球台も混雑しております。ピンポンプレーヤーたちも帰ってきました。
待ってましたとばかりにベルリーナーたちは、カフェのテラス席でブランチを楽しんだり、公園の芝生の上で日光浴をしたりして久々の太陽を満喫しておりました。
明日からはまた気温が上がらず雨が続くという予報なのです。

私も今日は太陽と高い気温を満喫するぞと張り切っておりました。
まずはベットカバーと部屋着フリースの洗濯です。これ大事よ。
晴れた日じゃないと乾かないからね。
洗濯が終わるまで音楽聴きつつネットをしてたのですが、13時ごろライナーが起きてきた。
何時ごろかわからないのですが、朝方なんかごそごそしてる気配がしたので、あらめづらしく早起きして外出かしらと思ってたのですが、それはどうも帰ってきたときの物音だったようですね。
昨日は23時ごろ外出してましたから。

てっきりいないものと思って自分の部屋のドア開け放してたのですが、部屋から出てきた彼はパンツ一丁でした。
男の人なんてそんなもんですけど、そのパンツがヒデキばりのブーメランでした。

なんか、別に見て悪いわけじゃないんですけど、見てはいけないものを見たような気がしました。

それはともかく、ちょうど洗濯も終わったので外出です。別に逃げ出したわけじゃないんだけどタイミングが悪かったな。
今日は、テンペルホーフ空港に行こうと決めてたのです。

テンペルホーフ空港は、ベルリン空輸で有名な空港です。
ベルリン封鎖中、ここを拠点に西ベルリン市民のための空輸が行われたのです。
そのため、空港のそばにLuftbruecke(空気の橋という意味。もっとセンスのいい訳を誰かつけて)という橋脚の形をしたモニュメントがあります。
見えない橋で西ドイツと西ベルリンを結んだんだよという意味です。
反対側の橋脚は、えーとフランクフルト空港のそばだっけな?にあるそうです。
モニュメントの台座には、ベルリン空輸で命を落とした空軍兵士の名前が刻まれております。

モニュメントの反対側に空港があります。
やたらと直線的な建物と鷲のレリーフが非常にドイツ的です。
やもするとナチス建築なんじゃないのと思われがちですが、この空港は20年代に建設されているので、ワイマール共和国の象徴としての鷲なんだそうです。
だから全部残してあるんだね。
26年にはルフトハンザのメインオフィスがここに設置されたそうです。
39年から45年にはVerwaeltungssitzが置かれたと書いてありました。戦争中はここで営業してたってことか?

空港の入り口にはZENTRALLUFTHAFEN(中央空港)と書かれているのが非常に皮肉です。
だーれもいない。
駐車場に車がたくさん止まってますが、空港利用者ではないと思われます。
空港の中もだーれもいない。
確かにテンペルホーフは今や小型機や一部のEU線が発着するだけになっています。
現在新しい国際空港を建設中なので、テンペルホーフはもう閉鎖しようという議題がのぼっていますが、閉鎖するためのお金がかかるからという理由で結局閉鎖するのかしないのかまだ決まってないようです。
たしかまだ決まってないはず。
でも将来的には不要ですね。

しかしこの空港、20年代に建設されただけあって建物がステキ。
外観同様、内装も非常に直線的です。これがドイツの建築物に期待する質実剛健さだと思います。
ガラス張りの高層ビルよりよっぽどステキ。
んでもってほとんど誰もいないけど、利用する人が全くいないわけではないからチェックインカウンターとか開いてるし、建物じゅうの明かりはついてるわけ。
でもだーれもいないから非常にさびしい。
トイレが半地下にあるんだけど、そこの蛍光灯なんてもーたまらないよ、切なくて。

歴史を背負ってる建物の見せるこの哀愁はなかなか見られるものではないなと思いました。
定年を迎えたお父さんの背中ってとこですかね?うちの父ちゃんは生涯現役ですが。

空港としては必要ないけれど、歴史的建築物としては残すべきだね。
今日も観光客がちらほらいたもん。鷲のレリーフを一生懸命写真に撮ってる人とか。
交通の便がいいから、むしろテーゲルのほうを先に閉めればいいのにと思った。変な建物だしさ、あそこ。

空港を後にして、次はViktoria Volksparkを目指しました。市民公園です。ここからベルリンが一望できるらしいと聞いたので。
空港もこの公園も、Kreuzbergというエリアにあるのですが、ここにはほとんど足を伸ばしてないのです。
1度行ってトルコ人だらけでビックリして帰っただけ。
しかしKreuzbergはいろんな顔を持っております。
このViktoria Volksparkもまた、空港ともトルコ人エリアとも違う顔でした。

公園を目指していたはずが、団地のようなところに迷い込んでしまいました。
レンガの壁で囲われてて、「のぼって!」って張り紙があるから階段を昇ったら団地だった。
団地という言い方が正しいのかわかりませんが。
ここが恐ろしくオシャレ。
デザイナーズマンションと、古いレンガの建物が混在してるのです。
デザイナーズマンションは、ややガラス張りではありましたが、中央駅ほど丸見えではありません。
古い建物を残しつつ、新しいマンションを合間に作って生活しやすいようにしようというコンセプトなのかしら?
なんか、ニュータウン開発中!的な広告が張ってあったな。
メインストリートから一本入ったところなのですごく静かだし、隣がVolksparkですし。
例のごとくビール瓶が割れて散らばってたりもするけどさ。

あまりにオシャレなので、道を間違えてるとわかりつつもぐるぐる歩き回りました。
しかしはっきり言って不審者です。団地に迷い込んだアジア人がキョロついてるなんて、不審者以外にありえないわ。
ちびっこがきゃぁきゃぁ遊んでてかわいかったけど写真を撮るのはやめときました。

うわーあそこに住みたい!めちゃくちゃ住みたい!

感激しつつ本来の目的の公園へ。まーここもビックリするほど自然がいっぱいで。
一国の首都にこんな緑豊かな公園があっていいんですか?!
小高い丘になってるのね。なんか、建長寺の裏の天園ハイキングコースを思い出しました。

うわーいいなー!
ベルリンのこういうとこ好きよ。都会も自然もいいとこどり!なごちゃ混ぜ感。
都心の大自然度ではストックホルムには敵わないし、メトロポリスっぷりではモチロン東京に及ばないけど、バランスがいい。
ストックホルムよりエキサイティングだし、東京よりのんびりしてるし。

非常にテンションがあがりました。
丘の頂上に至る途中にアイスが売ってたのでモチロン購入ですよ。ここで食べずにいつ食べる!
アイスを食べつつ頂上へ。ここにも何かのモニュメントがあるのですが、意味が良くわかりませんでした。
1814年ライプツィヒとか。ナポレオン戦争?
それはともかくここでは景色メインです。
そんなに高い丘ではないので何でも見えるわけではないですが、テレビ塔やソニー富士、ジーゲスゾイレのてっぺんくらいは見えました。
そんなちんまり具合もいい。
モニュメントの向かい側には小川があって、犬たちが水浴びしてました。

うわーいいなーここ!

非常に気に入りました。
また暖かくなる日があれば来ようと思います。

その後Potsdamer PlatzのH&Mでパンツとバレッタを購入。パンツのサイズが本当に合うのかどうか疑わしいので3枚セットは安かったけど買いませんでした。
洋服をぶらぶら見ながら欲しいものと本当に必要なものを書き出してからじっくり検討しようと決心しました。
それはともかく、気分がよかったのでケーキでも食べようと思って、お気に入りのカフェがあるOranienburger Str.へ。
サヤカとも紅ちゃんとも行った半地下のあのカフェです。名前覚えたつもりがすっかり忘れて帰ってきました。
ケーキとコーヒーで3ユーロなんですよ!しかもケーキうまい。
土曜の昼下がりだっていうのにぜーんぜん人がいませんでした。いいねぇのんびりで。
久々にM1のトラムを利用して自宅へ戻ってきました。

BECKS買ってきてうちにあるポテチ食べたらおなかいっぱいになっちゃった。

コメント

最新の日記 一覧

<<  2025年6月  >>
1234567
891011121314
15161718192021
22232425262728
293012345

お気に入り日記の更新

最新のコメント

この日記について

日記内を検索