Arbeit macht frei

2003年11月24日
はなまるマーケットが終ってから目覚めました。
さすがに風邪が悪化しております。
熱は無いのですが全身けだるく、鼻が機能を果たしません。
さすがに今日はおうちにいることにしました。

ただただテレビを見てただけです。
ママが買ってきたCAZを読みつつ、ジャストを見てました。

16時からドキュメンタリーを見ました。
途中から見たのですが、
アウシュビッツでオーケストラとして働いていた人達についてでした。
最初を見逃しているのでオーケストラの役割がよくわからなかったのですが、どうやら大量殺戮の一端を担っていたようです。
生還した人達は、楽団メンバーをかなり批判していました。

しかし、番組の焦点は楽団メンバーだった人達です。
オーケストラに参加していれば、労働は免除されるし、有力者とのコネもできる。
労働は死を意味すると言っても過言ではないから、
みなオーケストラに参加したがる。
労働から宿舎へ戻ってきた、死の淵に立たされた囚人を、オーケストラが行進曲で迎え入れる。
こんな侮辱的なことがあるか?
とは一般囚人の言葉。

一方オーケストラのメンバーだった人は、
自分の母を助けようと、有力者とのコネづくりに奔走する。
結局は努力の甲斐なく、母は死んでしまう。
しかしあとから聞いた話によると、別のメンバーの中にはうまく取り入って、楽器の演奏も出来ない近親者を楽団のメンバーにしてもらったものもいたらしい。
自分はどうしてそれが出来なかったのか。
戦後60年経った今も自分を責めつづけている。

なぁんて話を1時間ほど見てたら、
CAZやジャストを見てる場合じゃないんじゃないか、
もっと考えることってあるんじゃないか
と思いました。
もちろん、四六時中ムズカシいことを考えていられるわけじゃないんだけどね。

大学3年のとき、アウシュビッツに行ったんですよ。
西洋史専攻として、コレは見とかないとダメでしょうと思ってね。
9月の終わりに行ったのですが、天気が悪くて気温が13度くらいしかなかったの。
でも秋用の服しかないから、すんごい寒くてさ。
でもここにいた人達の苦しみなんて、何十倍ってものだったんだよなぁと思ったらゲンナリしました。

ひととおり見て回ったんだけど、
ガス室だけはゆっくり見られませんでした。
怖くて怖くて。
ここで数え切れない人達が処分されていったのか、
と思うと、
その怨念が…と言う怖さじゃなくて、
なんと表現したらいいか分からない怖さに襲われて、
たったか出てきちゃいました。

今思うと、もっと見ておけば良かったな。
また行こうかな。
今度はワルシャワにも行きたいし。

ポーランドに行ったことがあるが
ワルシャワには行ったことがないというと
みんな変な顔をします。
じゃぁどこに行くんだ?と。
歴史好きでないと何のなじみも無い
シュレジエン地方・クラクフへ行ったのです。
歴史好きが聞いたら「あぁ!あの!」と思うところですね。
マリア・テレジアが必死でフリードリヒ2世から取り返そうとしたところです。
ちなみに私、チェコのズデーテン地方も行ったことあります。
チェスキー・クルムロフね。
こっちはクラクフより有名かな?世界遺産の街ね。
ズデーテン地方は、シュレジエンより有名よね。
「あぁ!あの!」って思わなかった人は困りますよ。

勉強でもしようかなと思った1時間でした。

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